BMWには、オーディオ品質をオプションで選べるメニューがある。たぶん現行モデルも変わっていないと思うが、そのオプションの最高峰が、インディビジュアルと言われるオーディオシステムである。
このオプションは、E9x系の時代からも同様にあり、今回は、とあるお方の依頼で、セカンドハンドで入手したこのインディビジュアルなアンプを自宅ベンチの車両ヘッドユニット(CIC)に接続して、オプション機能の活性化を試してみる事にした。
先ずは、アンプ単体での正常性確認を。。
MOST(光)ケーブル脇にある制御線を使って、光出力を確認してみたところ、正常にLEDが点灯してくれた。光出力を確認後、MOSTケーブルをCIC側へ接続してみる。
おーっと、その前に、CIC側で、アンプモジュールを認識できるようVO(機能コード)を追加して置く。ここは、車両を模擬した、FAコーディングで、設定を行ってみた。
接続後、CIC本体とアンプ間で正常にコミュニケーションを開始してくれた。
そして、CICへ事前にインポートして置いたCD音源を使って、アンプ出力へ仮のスピーカー(Basicのもの)を繋げて確認してみる。サブウーファーとの組み合わせではないため、音に深みは無いが、接続性確認はこれで出来た事になる。
インディビジュアル(または、Top-Hifi)になるとCICからの音源は、DSPを介して処理されるので、CICには、イコライザー機能のメニューが現れ始める。
そう、正に、機能追加が実現できた証である。これで、音響整備環境がレディとなる。
ところが・・・各スピーカーへ接続される配線の正常性を確認していると、一つ大きな課題となる事実が判明。。
インディビジュアルのチャンネル数は、9チャンネルになるはずなのだが、2チャンネル足りない(ペア線で4本不足)7チャンネルとなっているではないか。。
色々と調べて行くと、どうやら、入手した固体は、E93(カブリオレ)から摘出したもののようで、リアの2チャンネルが無いものであった。
アンプ出力も無いためか、物理的なケーブルもコネクターには出ていない状態だ。
そこで、最終的には必要となる、アンプ本体のコーディング状態を確認すべく、CIC本体、アンプそして、ICOM(試験機)をMOSTでリング接続するためのケーブルを入手し、全てを接続してみる。
ICOM側から、CICとアンプの接続が確認出来たので、アンプ側においてもFAコーディングで、E90へ仮設定してみると、リアの2チャンネルからもアンプ出力が確認出来た。。メデタシメデタシ。。
さぁ、これで、実車両への実装準備が完了した。
K様、ご準備できましたので、車両へのアンプ実装日時を詰めさせてくださいね!
* * *
あっ、そうそう、
こちらのモダナイゼーションについては、先週末無事実装完了~♪ 詳しくは、
こちらのお方のブログをご覧くださいませ。。(^^;
Posted at 2023/07/31 22:36:17 | |
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