カーオーディオ・マニアの世界へ、ようこそ~(爆)
久し振りにこのフレーズから入ってみた。。というのも、結構マニアックな内容なので興味の無い方はスルー願う。吊るしの標準ステレオシステムを流用しサウンドの改善を目指す事をコンセプトに、今回も備忘録を兼ねて纏めてみた。
前回の調査から、リアスピーカの周波数を改善すべく、トレードインスピーカへの交換をおこなった。その結果、高域での減衰は、ツイッターの効果により改善できたのだが、180Hzから低域への減衰は、オリジナルスピーカーと変わらずであった。
そこから分かった事は、この減衰は、スピーカの特性ではなく、信号源である、CICヘッドユニット(HU)側ではないかという疑いである。そして、疑いは的中した。CICのコーディング項目を調べてゆく中で、オーディオシステムに関するパラメーターがあり、それを、”Stereo”から”hifi”へ変更する事で、前記した180Hzからの減衰は改善し、より全体でフラットな特性になったのだ。
このオーディオパラメータをキーに、海外ネットで調べてみると、関連する幾つかのスレッドがあり、その効果も記載してあった。
【”stereo”設定】
これは、以下のブロック図にもある様に、BMWの標準ステレオ設定で、フロントは、(ツイッタ無しの)ミッドレンジとサブウーファで、リアは、ミッドレンジのみ。HUの設定は、ツイッターが無いのを補うために高域は音圧を高めにイコライジング(EQ)している。これは、リアも同じである。
【”hifi”設定】
この設定は、オプションのHiFiシステムが導入された場合(FA 676)を想定しており、HUからHIFiアンプへの信号はアナログで特性上、フラットになっており、EQでの強調などはおこなっていない仕様である。よって、この設定で、HUからの信号はフラットで、外付けDSPにも入って来る事になる。
”hifi”設定後、既に調整済みのフロントもEQ効果は解除されるので、リアも併せて、周波数特性は、フラットとなるためDSP側での再チューニングを実施した。EQが解除されたこともあり、全体的に音圧も上がった様で、フロントとリアの音圧バランスを再度実施する必要が出て来た。
リアの存在性、良い効果をシステムにもたらすことが今回の目的でもあるため、フロントとリアの音圧の関係はかなり重要であることも調整してゆくうちに分かって来た。
先ずは、フロントとウーファのみの出力で最良のチューニングを実施し、リアのチューニング後は、徐々に、音圧を上げて、フロントへの影響が出ないところで、かつ、リアの存在感を保つ様に調整する。個人的には、これが心地良い調整だと言う結論に至った。
HUを”hifi”設定にしてからは、リアの効果もさることながら、全体の音質が以前よりは格段に向上した感じがする。
う~ん、今回の改善計画は、大成功だろう~たぶん♪
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■ 過去のブログ・パーツ・整備手帳 #3: カーオーディオ最適化
Posted at 2021/03/20 21:49:29 | |
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