• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

nino8446のブログ一覧

2026年08月27日 イイね!

鉱物油→合成油に変えると?

鉱物油→合成油に変えると?
オイルが漏れますw

私も中古車を買うことが多いので「買ったら漏れた」これは良くあります。

合成油を入れるとオイルが漏れる理由を解説します。







【要約】
オイルが漏れる原因は鉱物油から生成される酸化物、スラッジ。
これらがゴム(シール)を硬化させ収縮させる。
ゴムにスラッジが詰まってオイル漏れを防ぐ。
合成油は分散清浄性に優れスラッジを除去する→オイルが漏れる。
原因は鉱物油、トリガーが合成油


【本文】
合成油の代表格であるポリαオレフィン(PAO)には、ゴム(シール)を収縮させる性質があります。
(アニリン点が高い=極性が低いため、ゴムを縮ませる)
鉱物油のアニリン点は100℃前後で、ゴムの伸縮にほとんど影響を与えません。
エステルはアニリン点が低く(極性が高く)、逆にゴムを膨張させます。


PAOのオイル漏れが問題になったのは、今から50年以上前の初代Mobil 1の時です。
当初、5W-20として発売されたMobil 1はベースオイルにPAOのみを使用していました。
低粘度、高アニリン点、優れた清浄性⇒オイルダダ漏れ
PAO=オイルが漏れるという説爆誕。

当然オイルメーカーも対策します。
エステルをブレンドしたり、シール膨潤剤(添加剤)を配合したりしてアニリン点を100℃前後に調整し、ゴムへの攻撃性はキャンセルされました。
現在市販されているPAOベースの合成油も同様に調整されているため、正常な状態のゴムシールであれば伸縮・変形は起きません。


それでも鉱物油から合成油に変えるとオイルが漏れます。何故か?

鉱物油自体はゴムへの攻撃性が低いものの、熱や酸素による酸化安定性が合成油と比べ圧倒的に劣ります。
酸化の過程で炭化水素が分解されてラジカル化し、特に鉱物油に含まれる多環芳香族などが劣化を促進します。

このラジカルや酸化生成物は、ゴムの分子構造(架橋)を破壊して硬化・劣化させます。スラッジ自体もこうした酸化物や劣化分子を含んでおり、ゴムシール周辺に固着してダメージを与え続けます。

特に油温が130℃を超えてくるとラジカル化がさらに悪化し、炭化水素のβ開裂(炭素の鎖が切断されて細切れになる)が発生します。
こうなるとオイルは酸化分解反応の確変状態に入り、スラッジ化が一気進行します。
油温130℃超えたらオイル交換説はここから来てます。
(合成油は130℃説関係ないです。)


ゴム自体は攻撃されて痩せ細り硬化していて、固着したスラッジが辛うじてオイルを堰き止めている状態を作る。

ここに分散性、清浄性に優れた合成油を投入するとどうなるか?
→「オイル交換したらオイル漏れたんだけど!!」


高い清浄分散性能を持つ合成油は、清浄分散剤とともにそのスラッジを綺麗に洗い流します。そして、スラッジが取り除かれた痩せて硬化したゴムの隙間から、合成油が侵入→オイル漏れ

硬化したゴムとスラッジの固着で辛うじて保たれていた歪な均衡を、優等生である合成油が入ってきて破壊するわけです。
鉱物油の視点から見れば秩序の崩壊、合成油から見ればまっとうな仕事。
この場合、どちらが正義でしょうか?

合成油を入れたから漏れたのではなく、すでに漏れる状態になっていたのが真相です。
原因は鉱物油、トリガーが合成油

なら、そのまま鉱物油を使った方がいい?
スラッジは増える一方でエンジンは摩耗しますがそれでもいいと言うなら鉱物油キープでいいかもしれません。
鉱物油でも遅かれ早かれ漏れますけど。


なお、漏れ止め剤(ストップリークなど)の多くは、ポリマーで隙間を埋めたり、膨潤剤で無理やりゴムを膨らませたりして漏れを止めます。
その成分がエンジン内部やオイルラインでどう作用するかを考えると恐いです。


オイルが漏れたら修理しましょう。それだけの話。
中古車なら「前の人よりいいオイル入れたんだな」と思ってください。
鉱物油で誤魔化すより後々健康でしょう?


私のボルボもクランクオイルシールとヘッドカバーパッキンから漏れてます。
購入からそろそろ2年、15万km超、Mobil1ばかり入れているので合成油の影響ですかね?w
Posted at 2026/08/27 12:43:15 | コメント(4) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2026年08月26日 イイね!

クラシックポルシェの純正オイル

クラシックポルシェの純正オイル
ポルシェ純正オイルは現在A規格とC規格があります。
A規格がポルシェ製エンジン、C規格がVW製エンジンです。
A40はポルシェ製エンジン、粘度がSAE40程度(50もある)
C20ならVW508/509相当
C30ならVW504/507相当です。






【要約】
ポルシェ純正クラシックモーターオイルは4種類。
鉱物油なのは1977年以前の空冷2.7Lエンジンまで。
930以降は空冷エンジンも純正オイルは合成油。
空冷=鉱物油ではない。


【本文】
A規格やC規格とは別にクラシックモーターオイルと呼ばれる旧車向けのエンジンオイルがあります。
こちらは規格は明記されておらず年代と車種で選択する感じです。

20W-50(鉱物油): 1977年以前の2.7Lまでの空冷モデル
10W-60(合成油): 3.0L以降の空冷モデル(930、964、993)
10W-50(合成油): 4/8気筒トランスアクスル車(924、944、968、928)
5W-50(合成油): 初期の水冷モデル(986、996)


20W-50が鉱物油な理由はこの時代はコルクガスケットだからです。
コルクの隙間を鉱物油のスラッジで埋めて完成するので合成油では漏れてしまう。
ゴムのアニリン点とは別の話です。70年代以前の車両。

では、何故77年の2.7Lまでが対象なのか?
ご存じの方も多いと思いますが930の初期型は2.7Lでした。(~77年)
とうにコルクガスケットの時代ではないのに何故?と思ったのですが、2.7Lまではクランクケースがマグネシウム合金だったそうです。
マグネシウム合金は柔らかいですし、歪みによるオイル漏れは想像出来ます。
(サーマルリアクターが付いてた時期は熱源になりより歪んだそう)

※見た目が930でも77年式までは901ビッグバンパーモデル
 ターボだけ75年から930、NAモデルの930は78年から

型式、年式に依らず3.0Lはアルミクランクケースなので合成油OK。
2.7L以前はマグネシウムケースなので鉱物油。
930以降は全て合成油でOK。

細かいことを言うと912Eはどうか?とかカレラ3.0はどうだ?とかありますが、カルト過ぎるので割愛させてください。話が終わらないよw


最近空冷911は鉱物油という動画が流れてきていてモヤモヤしていました。
いつも言ってますが、鉱物油の方が良い理由は基本的にありません。
鉱物油も大量に酸化防止剤と潤滑材をブチ込めばオイルとして成立します。
でも、それってPAOベースでアニリン点から計算出来ないから逃げの一手ですよね?
だいたい、空冷ポルシェって鉱物油使ってても漏れる時はオイル漏れてますよね??
1万歩譲ってPAOだから漏れると言うならエステル使えばいいし。
(コスモリンでベチョベチョで漏れも判らないかもしれませんが…)

鉱物油でも合成油でも好きな方入れたらいいと思いますが、ポルシェ公式が空冷でも合成油を使ってる。
これは明確なエビデンスと言えると思います。



本家ポルシェ純正が空冷でもちゃんと合成油なのを知れて安心しました。
鉱物油を指定するエンジンはエンジン側の精度の問題がある。(~77年)
空冷=鉱物油では無いと言うことです。


結局、鉱物油なら交換サイクルも短くなるし安いし儲かるのでしょうね。
もしくは鉱物油だろうが合成油だろうがオイル漏れするから鉱物油の方が漏れてもお客を説得しやすい。
合成油で漏れると騒ぐお客が居るのは想像が付きます。
これに関してはちょっと同情します。

クランクケースがアルミでも実際に歪んでいるのでしょう。
だから鉱物油じゃないと維持出来ない。
最初にも書きましたがポルシェ純正は合成油です。
この意図は「ちゃんと直して乗れ」と汲み取りました。
客側のリテラシー(お金も)が低いので鉱物油でやるしかない、と言うのは理解出来ます。
ならばそれもセットで説明した方が良いと思いますよ。

クランクケース、シリンダーバレル、ヘッド、タペットカバー
と片バンクだけでも重力方向に4か所も継ぎ目がある。それが倍。
まあ、漏れますよね。鉱物油でも漏れると思うけど。

「空冷はまともなエンジンが残ってない」
良く聞く話です。でも、疑問に思いません?
ポルシェのパーツなんて幾らでもあるんだから直せばいいのでは?と。
お金は当然掛かるけど直す術はありますよね?



ちなみにこのポルシェ純正20W-50も水素化分解鉱物油のようです。
Gr.IIかGr.IIIか判りませんがGr.Iベースでは無いと。
SDSが見つけられませんでしたのでどなたか情報お持ちの方、コメントお願いします。


「オイル検証のために3.0SCを買ってみた」とか言ってみたいなーww
Posted at 2026/08/26 10:36:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2026年08月22日 イイね!

XADO(ハドゥー) リバイタライザント その2

XADO(ハドゥー) リバイタライザント その2
前回のブログではXADOのメリットデメリットを書きました。
書いただけでは説得力も無いので今回も試してみましたよ。


被検車はいつものボルボさんです。
GRカローラは走行も3万km程度ですし過走行なボルボ(15万km)の方が向いてるでしょう。
サーメットの被膜がブローの素になっても困るし。




XADOリバイタリザントは3回処方が基本のようです。
1本目が250km程度、2本目がそれ以降でまた250km、3本目で出来上がり。となるようです。

ひとまず1本目を投入してみまいた。
エンジンオイルはMobil1 0W-25相当(0W-20と0W-30のミックス)です。
交換後3000km程度走っているのでサーメットの素となる金属粉も出てる筈。
(これは逆でした。新油に添加の方がいいみたい)

黄色っぽい独特の色味…

早速お盆休み中走り回って来ました。
1本目の注入初期で一瞬静かになった気がしたのですが、元に戻ってしまったようです。
音、振動、トルク、燃費、何も変化無し。


結局、1本目の効果が全く判らないので2本目を投入してみます。(1本目添加後500km)


2本目から100kmくらいで少し効果がありました。
アイドリングはあまり変化なし。
常用域1000~2000回転がちょっと静か。
音の角が取れた感じは若干ある。
ただ、この車のタイヤの周波数とモロ被りのようで判りづらい…
短期的な効果で言えばMoDTCの方がまだ判りやすく効果が出ます。


みんカラのレビューを見てみましたが圧倒的にギアオイルの評価が高いですね。
恐らくですけど極圧が掛かるようなところとか局所的に超高温になるような領域が無いとサーメットの成膜が上手くいかないのでは無いでしょうか?

今回、XADOのディーゼル用をもちろん入れてますがディーゼルは燃焼室温度も低いですし油温も低いです。
原理的に効きにくい可能性はありそうです。
あとはDPFに配慮して低灰分になっているとしたら余計に効果は出なさそう。


2本目投入して既に6600円課金しましたが、効果が小さいので3本目は気が向いたら添加してみます。
変化があればまたブログ投稿します。
Posted at 2026/08/23 13:17:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2026年08月19日 イイね!

多環芳香族(PAHs)とコーヒー

多環芳香族(PAHs)とコーヒー
多環芳香族と言えばディーゼルエンジンの煤の元。
軽油や鉱物油の多環芳香族が不完全燃焼により煤が出ます。

GTLやPAOには多環芳香族が含まれていません。
だから煤の発生源は軽油がメインになる。




コーヒーと多環芳香族が関係あるのか?と思われるかもしれませんが、焙煎の煙は多環芳香族です。
PAHs(パーズ)=Polycyclic Aromatic Hydrocarbons
燻製の鰹節やいぶりがっこ、チャーシューなんかもPAHsも影響を受けます。
私の大好きな炙りえんがわもダメですねw


昔から焦げたところは食べるなと言ってたのはPAHsが発がん性物質だからです。
その煙も発がん性があるので昨今騒がれているようですね。
またEUのつまらない連中がPAHsビジネスをやってるんだと思いますが。
ソーセージと生ハムどうするんだろう?

コーヒーの場合そのまま食べることはありませんしペーパーフィルターでドリップすれば油分はほぼ出ないのでPAHsの影響は無視できるレベルのようです。
コーヒービーンズチョコレートは直接接種でカフェインも倍増なので程ほどに食べましょう。


食べ物の規制の前に日本は軽油と潤滑油の多環芳香族の規制を!
アメリカもEUも既にやってます。(軽油のPAH≦8.0%mass)
脱硫工程でPAHがかなり除去出来ていて実測8%以下なので規制不要のようですが、いつでも切っているか判りません。
少なくともまだ煤は出てます。
サルファーフリーの時のように世界に先駆けて規制して欲しいですね。
Posted at 2026/08/19 18:38:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2026年08月17日 イイね!

Mobil1 と Mobil1 Vibrantの違い

Mobil1 と Mobil1 Vibrantの違い
一部量販店限定?のMobil1 Vibrantはどうなのか?
無印のMobil1と比較してみました。









最新のMobil1はPDSがまだ無いのでSDSから判った性状のみ抜粋です。

動粘度などは殆ど違いがありません。
違いは塩基価がVibrantは低い、新しい無印Mobil1は密度が高い。
密度の違いはベースオイルの違いです。
ベースオイルが8月のSDSからGTL⇒VHVIに変更になっています。
Vibrantは密度変更なしなので今のところGTLベースは継続の模様。


各種認証はどうか?
こちらはPDSから比較してます。
Mobil1 Vibrant 0W-20


無印Mobil1 0W-20(202605)


塩基価が低かったので嫌な予感でしたが、Vibrant はDexos1Gen3非認証、ACEA C5,C6非認証です。
つまり添加剤が違う。
硫酸灰分はどちらも0.7%で塩基価に差があるのでVibrantは無灰分散剤が少ないのでしょう。

ACEA規格が付いてないのでACEA C5品が欲しかった人は無印Mobil1を使用してください。
ディーゼル車とか欧州車、アメ車ですね。
硫酸灰分はどちらも0.7%ですからVibrantでもディーゼル使えますけどね。
(そこらのC5品を買うよりはこっちの方が…)
ガソリン車はどちらを使ってもいいかな?安い方。

これまでにもMobil1 0W-30のようにACEA認証が無い商品もラインナップにありましたが、Vibrantもその系統の添加剤のようですね。
(ただし、0W-30の塩基価は9.2と超高い)
あるいはAPIに特化したアジアスペシャルか。

一番心配な点はポリマーです。
ACEA非認証品なので安物ポリマーになっていないことを祈ります。
粘度指数は低めなのでポリマー変更なしと信じたい…

Mobil1もESP以外は選択肢にならない日が来るかもしれません。
次のVHVI品を買うか迷ってます。
Extended PerformanceやESP 5W-30は数年前から先行してVHVI化されてますし性能に影響ないのかもしれませんが…
シェルECT C6買うかなぁ?
Posted at 2026/08/17 09:52:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | オイル | 日記

プロフィール

「36万インプ、なのにインプレゾンビゼロ、フォロワー2300人増。新手のBOTなの?休眠アカウントみたいな人が多い。外国人はほぼ無い。謎…」
何シテル?   08/31 21:48
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2026/9 >>

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

リンク・クリップ

オイル関連インデックス 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/20 09:41:49
SDS性状一覧 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/05 13:30:45
 
郡司自動車工業 
カテゴリ:プリメーラ
2006/07/18 23:25:05
 

愛車一覧

トヨタ GRカローラ トヨタ GRカローラ
22式 RZ プラチナホワイトパールマイカ 23年5月納車なので初期の初期版です。 ゴ ...
ボルボ V60 ボルボ V60
VOLVO V60 D4 SE MY2016 (LDA-FD4204T) フラメンコレッ ...
プジョー 308 (ハッチバック) プジョー 308 (ハッチバック)
プジョー308GTi 250 By Peugeot Sportです。 BMW製1.6Lタ ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
330iを手放して以降の買い替えサイクルが激増。 やっぱりE46に乗りたいと思い後期31 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation