朝一番で電気屋に走り、円盤(σ・∀・)σゲッツ!!
目の前に並んでるダンディーなオジサマ(50台位?)も自分と同じ円盤持ってて、ちょっと親近感。
さて『GuP(OVA)』円盤(BD)を買ってきたので、3種も入ってるコメンタリー(キャスト・スタッフ・ミリタリー)を流しつつ、おさらいなぞ。
「アンツィオは某北関東の昭和ヤンキー軍団」のイメ-ジだそうで。やってる事はアレだけど、中身は純朴で素直って感じなのね。
あ~なるほど、ペパロニなんかは「姐さん命! 一生ついてくぜっ」って感じだし、カルパッチョは「家から近いってだけで入っちゃった地元のマトモな中学出身」的な、ね。
他、勝負の結果が判っている「間のハナシ」なので、7話終盤から8話への繋ぎの部分の自然さと、いかに内容を見せるかに終始してたみたい。ミッシングリンクを埋めるお話だものね。
既に出来上がっている他校との試合内容との差別化を図るために、速度と数を生かした戦法+山岳&荒地での戦いって事になってるしね。凄く大変だったと思うわ~。
私的に気になるカトキハジメ氏担当部分は……カエサルの装填特訓シーン・暦女チームの私生活部分のアイデア・(10話に繋ぐ為に)さおり部屋に無線教本が置いてある事・練習シーンで後ろで追いかけっこしてる八九&38t・3凸 VS セモヴェンテの砲身フェンシング部分・八九を囲むペパロニ搭乗のCVが坂道で(震動で)顔を出す箇所・試合終了直後のやられたアンツィオ勢ぞろいの入魂カット等など……らしい。
これはコンテ集出るのを待つしかないな。
そういやドゥーチェって3年生だったのね。大体、各校の隊長は3年が妥当だわなw
彼女も大雑把な所がフィーチャーされがちだが、仲間思いな部分が強いんだそうで。最後のシーンの配置も、白旗が上がってた後ろの後輩(CVとセモヴェ)を庇っての行動だったっぽい。
キャストコメンタリーは、西住殿・チョビ(&妙子)・カルパッチョ・ペパロニ、の中の人達。
カルパッチョの中の人は「おにゃのこ一杯でスカート下の例のアレがメインのアニメ」だと思ってたご様子。まぁ普通なら「ガールズ アンド タンクス」にするわな。
逆に、ペパロニの中の人は「仕事前から知ってて、純粋にファンだった」そうで、既に聖地(大洗)巡礼もしてる程の熱っぷりに草不可避w
スタッフコメンタリーは、 湯川P・クレイジー監督・アクタス丸山氏の3人。それぞれGuPのコメンタリーは初ですな。
1回戦でアンツィオに負けたマジノは「設備不良」とかっぽい。別段弱くないけど中身がバラバラ。装備や無線が足りてないし、あっても使う人が居ないみたい
相変わらず監督のクレイジー節は健在で「(オーストラリア校は)本物のコアラが生徒」「(ブルガリア校は)戦車がヨーグルトで出来てる」「(OPを観てて全12話しか無いのに)何故か14回も流れましたよね」「(キャスト多いよねに対し)野球モノに比べれば、まだマシっすよwww」「未成年の飲酒? 1杯くらいなら……」等など、相変わらずで安心した。
他、ゆかりんの潜入動画は8割の出来(なので最後のモーションストップで、自分の腕でチョビの顔が隠れてるという素人故の詰めの甘さ)で、タイトル文字は「太平洋戦史」より
・アンツィオ出店の調理シーンは長回し(1カット)なので編集が大変。他、暦女の私生活シーンはテイク10越え(机上の資料が足りなかったぽい?)
・アンツィオ校は(大洗同様)かつて戦車道が盛り上がってたものの一旦衰退し、アンチョビが来た事で盛り返した設定(なのでチョビが3年、カル&ペパが2年で、残りは全員1年生という構成で、これから強くなる?)
・練習前のシーンで桃が寂しそうに見えるのは、直前に会長に怒られたのかも……?(湯川Pに怒られてショボーンとしてる杉山Pに似てるとの事)
・このあたりでもう、沸点の低さで後輩からも多少ナメられ始めてる桃ちゃん先輩。試合のラストシューティングも、物凄い角度で外してるしなっ!w
・追いかけっこ状態になっている38t&八九シーンでの「力ずくで停めれば良いじゃないですか~」は12話の欠番台詞! 対マウス戦での、あけびの挑発台詞(本編でマウスの上に乗っかった時の)を再利用。このセリフで更にマウス側がキレるシーンが有ったそうだ
・風紀委員の部屋は10話同様に旧校舎(なので木造)。「ハイブリッド風紀委員」の台詞は元は「ハイパー」だったようで、アフレコ時に修正
・自動車部はレアモノ・トンデモ車好き揃い。動かすのに手の掛かる車ほど好き(なのでP虎みたいなアレな兵器でも動かせる)
・ねこにゃー登場シーンで(あんこうズが話してる)「『継続高校の隊長の話題』や、試合前のチョビの台詞にでてくる『島田流』などは、おいおい活きる?」との事。恐らくは、もう取り掛かっている劇場版への伏線になるか?
・カエサル×カルパッチョのシーン「田舎で昔の友達に会うのを今つきあってる友人に見られた or 仕事先で親(や妻)から電話が掛かってきた感じ(なので気恥ずかしい)」。杉山Pは亭主関白らしいw
・試合直後のチョビ格言は、ムッソリーニの格言(「剣を持ち得る者が、パンを持ち得る」)をもじったもの
・書き割りのイタリア戦車は、違和感を感じて欲しいので手描き作画処理(3D出力の後に、手描きトレースという手間w)
・快速なM3に対し、優季の「きゃーもっと飛ばして~」は「ヤンキーカップルの助手席から風に」という指示w
・今回のアンツィオの戦法は「一番教科書通り」なのにも拘らず「(西住殿から)意外」と呼ばれる程。普段からナメられてるのか、もっとアレなのか、とw
・書き割りと勘違いしてM3が機銃を撃つシーンは、12話のバンク。台詞は無いものの、聖グロ&サンダースの試合鑑賞シーンは似てる構図だが新規
・ペパロニの「隊長、賢いっすねー」は監督が学生時代に後輩ヤンキーから「先輩、賢いっすね~」と言われてイラッとした体験から。杉山Pも湯川Pに言うらしいw
・八九を囲むCVのスピンターンは、理論上は可能との事(履帯ロックからのバックギア)
・「分度器作戦」は、アフリカ戦線での「コンパス作戦」のパロディー。全車でフラッグを守る作戦? らしい
・アンチョビは自分で隊長像を作る努力家タイプ。なのでたまに本来の気弱な部分が出てしまう事も……
・最後、崖からセモヴェやCVが落下するけど、万能謎カーボンのおかげで「眼鏡が割れる」程度や「痛い!」って言う程度で済むのですw(ちなみに試合中に割れた眼鏡も、保険で賄えるとの事)
・最後のカット(チョビの白旗シーン)、本編7話では手描きだったものを、今回は3DCGで全く同じように再現。グラフィニカGJ!
・新規使用曲の中には、未だに権利が残ってるモノが多かったらしく、選別が大変だったらしい
・EDは当然新規。CVが異常にデカかったので縮小を掛けても、未だあの大きさ。SDキャラの顔にテロップが掛からないのは、キューテック板倉氏の緻密な計算での絶妙なマジック
・Cパートで3人とも「(アンツィオは飲酒)し て な い で す か ら っ ! !」www
ミリタリーコメンタリーは、今までの「スタッフコメンタリー」と同じメンツ(杉山P・岡部氏・鈴木)+イタリア設定担当の吉川氏。
・アンツィオの制服は、準軍事組織(イタリア聖少女団)よりイメージ。また学園艦はアクィラが元ネタ
・屋台に有るパエリアはスペイン料理だしケバブなんかもあるが、あくまで「イタリアかぶれの日本人」なのでって事でw また鉄板パスタは、麺の太さでリテイクが来たらしい。どんだけw
・貧乏校とは思えないが、お金は「建築物に全部使ってるから(戦車道に回せない)」らしい
・アンツィオ戦車がイマイチなのは史実通り(WW時には、海戦・空戦に力を入れたせい)
・1/35サイズのCV模型は国産が無く在庫も少ないので、見つけたら要即確保。形がカックカクなのでペパクラでも可?w
・文字から資料の張り込み画像から、車両の燃料タンクのデザインまで、最後は原画に赤ペンするように、多岐に渡って吉川氏の監修入り。流石
・アンツィオ戦闘服(デザイン元は空挺服)は襟が無かったりするうえ、肩のシワ等は構造を理解してからの杉本作画監修
・BGMの完全新曲は3曲(先月発売のドラマCD「もうすぐアンツィオ戦です!」に収録)
・アンツィオの作戦は「カスリーヌ峠の戦い」が元(ロンメル最後の勝利戦)。地図の地形もソレに合わせてる模様
・本来イタリア語で「撃て!」は「フォーコ!」なのだが、CVのは砲ではなく機関銃なので「スパーダ!」にという拘りっぷり。更にその機銃も、5発クリップを2つ纏めて布で包んで車内に革バンドで置いてたり、弾の補充は横からなのに廃莢は真上なので、車内の天井に跳ね返ってから下皿で拾うという迷惑仕様だったり
・セモヴェンテには車長席が無く、弾薬箱の上に座るしかない。本来知らなくても良い部分が調べてみると「あれ?」ってなる部分らしく、主砲の尾栓の動きなんかも「あと50年は大丈夫」との事w
・八九に追われるCV2両、車両後部に有るツルハシが壊れてない方がペパロニ車。これは作画スタッフが見分けが付くようにという、コンテには指定してないグラフィニカやアクタス側でのアドリブ
……等々、何度も何度も見返しても足りない位、色々な要素や仕掛けが詰まってる。他の作品も、これだけ情熱的だと、ブヒブヒ言いながら喜んで円盤買うのになぁ。
スタッフはもう劇場版の製作に取り掛かってるご様子。予告も見たけど、聖グロとの試合っぽい? 大洗チームは連合軍? ぐぁぁ、早く観たいっ!