
本日は9月4日・筑波1000で開催された「Tetsuya Ota ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON supported by出光」について記します。(この手のイベント関連の記載は長文ですので御容赦ください。)
前日にブレーキフルード&パワーステアリングオイルキャップのテーピング,バッテリーターミナルのテーピングなどを実施しました。(これら作業はエンジンルームが冷えていないと出来ません。特にうちのクルマはエンジンルーム熱がこもりやすく,サーキット到着後の作業は火傷のリスクが高いです。)
9月4日AM4時40分起床。眠い目を擦りながら身支度・朝食,ネットのメールチェックしたのち,AM5時40分出発。
道はガラガラで,法定速度ペースでゆっくりと移動。台風の影響も無く,AM7時には筑波サーキットに到着しました。
到着後は,間違えて「ズミーレーシングファミリー」側の駐車スペースにクルマを入れましたが,設営中のスタッフに伺って「SAFETY DRIVING LESSON」側の駐車スペースにクルマを移しました。
その後は休憩どころの設営(折りたたみ式のテーブルとイスを出すだけですが),クルマの荷物出し,ライト類のテーピング,タイヤエア圧のチェック(一般道走ってきたばかりなので多少の熱が入っており,まずは4輪エア圧2.5kg/cm2に調整),タイヤの溝にはまっている石取りを行っていると既に受付のAM8時に。その頃には周りの駐車スペースには数多くのアルファ・ロメオのクルマが。
147,147GTA,156GTA,159,GT2.0JTS,GTV2.0TB,ブレラ,Mito,Mito QVなど,まるでアルファ・ロメオの展示会のようです。
受付で不足分(1,500円)のエントリー費を支払い,同意書をサイン後にゼッケン(今回はNO.24)と計測器,協賛スポンサー(出光)のマグネットプレート,本日のスケジュール表・資料一式を貰いました。
その頃ちょうど,太田選手(以降太田校長と記します)と特別講師の伊藤選手(以降伊藤先生と記します)が設営のテントにいましたので,朝の挨拶をしつつ御二方にサインを頂きました。
(写真は頂いたサインです。ただサインを貰うのは私ぐらいで参加者の皆さんそれだけ御二方が身近なのでしょうか。それとも私がミーハーなのか。)
クルマに戻り,ゼッケン,計測器,協賛スポンサー(出光)のマグネットプレートをクルマに取り付け準備万端。Tシャツも汗だくになり代えのTシャツに着替えてたら,AM9時スクール開講の時間に。
タワー2Fの講習室に入り,貴重な講習なので席もスクリーンがはっきり見える前から2列目に。
AM9時10分から時間通り講座の開始。
太田校長からは,走行法の座学がありましたが,一番自分の頭に残った内容は,次の3項。
・理論を知ること。
・リスクを犯さない,上手くなるには「走りのシナリオ」を考えておく。
・慣れる前に習え,そして考えよ。
あとは「曲げるブレーキ(荷重移動とライン取り)」の走り方について興味を持って聴講できました。
伊藤先生からは
・予選などの1Lapアタックの成功の秘訣はポイントごとに操作ミスをしない。
・セオリー以外の走行ラインにも新しい発見がある。(2輪のレースで4輪のラインを使った成功例)
御自身の実体験の御話が大変興味を持って聴講できました。
講義終了後はスタッフ方&太田校長より昼食後からのスケジュールの説明(フリー走行&同乗走行の手順,スーパータイムアタックグランプリ[以降スパタイGPと記します])を受けると時間はAM11:45。
昼食後はコース上で参加者一同記念撮影。このとき雨がぱらつきましたが,PM13:00完熟走行開始の頃には雨が上がりました。
完熟走行は,先導車(講師の教習車)の後ろに参加者がカルガモのように後をついていく(ライン取り走行)。
「ワンスマ」でも体験してましたが,「ドライビングレッスン」の完熟走行は必ず参加者は先導車の後ろにコース1周できる(先導車の後ろについた車は1周回終了したら,右にウインカーを出して隊列から離れ最後尾に着くローテーション走行)のがとても良かったです。
3グループに分けた完熟走行も終わり,続いてPM13:30からフリー走行。(完熟走行終了後,すぐさまタイヤエア圧2.5kg/cm2に調整。)
フリー走行も3グループに分け,Aグループは「ドライビングレッスン」受講のみ。B・Cグループは「ドライビングレッスン」受講+「スパタイGP」参加(フリー走行のタイムで走行順[タイムの遅いクルマから]順番に1Lapアタック)となります。
私はBグループの走行枠で,PM13:42 1回目の走行を実施しました。
ベストタイム 48秒233(平均速度 77.560km/h)
アベレージラップタイム 50秒758(トータルタイム 10分19秒510 12Laps)
自分として目標としていた50秒はクリアできました。
終了間際に雨が落ちてきましたし遅いクルマに引っかかりタイムが安定しない(50~54秒)点もありましたが,1コーナ&最終コーナーの走り方が上手くいっていない点が1番の課題として感じました。
フリー走行1回目終了後,ただちにCグループ・フリー走行時に準備されている同乗走行の列に並びました。
ちょうど伊藤先生の教習車(アルファ・ロメオMito)が来たので,私は運転席の後ろの特等席で走行ラインを体感しました。伊藤先生には1コーナ&最終コーナーの走り方のアドバイスを頂きました。
すぐさま自分のグループの走行枠 PM14:18 2回目の走行に入りました。(タイヤエア圧を2.5kg/cm2に調整。今回は一番速くクルマを並ばせ,グループ1番目にコースイン)
ベストタイム 47秒362(平均速度 78.986km/h)
アベレージラップタイム 49秒231(トータルタイム 10分44秒123 13Laps)
伊藤先生のアドバイス通り走りタイムアップできました。
そして「スパタイGP」走行順が確定。自分のクラスはST3000(排気量2.2L以上,ターボ係数×1.5)で参加台数7台中4位。速いクルマは46秒。このときは自分なり自己ベスト出せればと思いました。
(ST2000[排気量2.0L以下,ターボ係数×1.5]は15台の参加。こちらは激戦。)
「スパタイGP」はレースの予選の雰囲気を味わうためのイベントで
・コース内に1台ずつ入りタイムアタック。
・走行順はフリー走行でのベストタイムの遅い順から。
・走行周回は3周。インラップ,アウトラップを除いてタイムアタック計測は1周のみ。
・表彰はクラス別,3位まで。
というルールで運営されてました。
自分自身は「まるで卒業試験」の心構えで参加しました。走行前にタイヤエア圧を2.5kg/cm2に調整。そして自分の走行順となりました。
インラップはそれなりに速いぺースで周回し,最終コーナー出口でアクセル全開。スタートライン通過して1Lapのタイム計測開始です。
1コーナーは上手く速度処理でき,スムーズに旋回できました。16Rの第1ヘアピンは「曲げるブレーキ」を意識しながら旋回し,30R-13R-12Rはアクセルコントロールに注意して,12R出口ではアクセル全開。
すぐさま3thギヤに変速しようとしたところギヤ入らず変速ミス,65Rの入り口にきたので,2ndギヤに戻してすぐさまブレーキ。最終コーナー出口でアクセルが踏みこめるように,操舵とアクセルコントロールを調整しつつ,最終コーナー出口でアクセル全開。スタートライン通過して1Lapタイム計測終了。
既に次のクルマがタイム計測開始しているのでアウトラップもそれなりの速いペースで周回し,パドックへ。
朝の講座で伊藤先生から言われた「予選などの1Lapアタックの成功の秘訣はポイントごとに操作ミスをしない。」の失敗体験をしてしまいました。シフトミスしなければもう少しタイムアップできたのかも。
まずは無事に走行終了できたので,このときは良しと思いつつ,即座に片付け(クルマ&帰宅のための荷物整理)を行いました。
PM16:20から第1ピット裏で表彰式。まずはST2000クラスの表彰。次にST3000クラスの表彰。「どうせ最下位・・・」と思っていたところ,スタッフから「2位」が自分とのアナウンスが。
タイムは47秒143。この日自分のベストタイム。ST2000クラス合わせても5位(参加台数19台)と出来すぎの結果でした。(シフトミスしなければ,46秒後半も狙えていたのかも。でも欲張っちゃだめなんですよね。謙虚にいかないと。)
自転車競技では草レースでトロフィーや楯を貰ったことはありましたが,クルマ関係では初めて。
2位の表彰台にも上がることが出来,インタビューもされました。(自分のクルマ[一般道であまり見ることの無いクルマという点で]をアピールしましたが,せっかくナンバーカバーを「カノカレ」バージョンにして走行していたので,「カノカレ」の宣伝をしておくんだったと帰宅後に反省。)
PM16:40にタワー2Fの講習室で終了式。先回の袖ヶ浦でも歌われたそうですが,今回も参加者全員で「RESTART(震災復興応援歌)」を合唱しました。
まさかここで太田校長の歌唱指導があるとはと思いましたが,最近はカラオケも行かないので,久しぶりに声を出して歌うのは気持ち良かった(これもストレス解消?)です。
何台かはコースアウトがあったようですが,大きな事故無く無事に終了。参加賞(Bosch・マルチツール,出光・ネットギフト200円分)を頂き,最後に参加賞を持って参加全員で記念撮影。(Tipoに載るかな?)
クルマに戻る際,復興募金として「RESTART(震災復興応援歌)」CDと「KEEP ON RACING」ステッカーを購入。(自分の所も被災地なので,太田選手&伊藤選手の活動には賛同します。自分が出来ることで援助できればと思ってます。)
今回の「ドライビングスクール」の記録は簡単ですがフォトギャラリーにまとめました。
2011年9月4日 太田哲也ドライビングレッスン ・その1
2011年9月4日 太田哲也ドライビングレッスン ・その2
車両の燃費については燃費記録にまとめました。
移動時1名乗車(行きA/C OFF,帰りA/C常時ON),サーキット走行(フリー走行2本[合計25周]+スパタイ[3周])実施しました。
いくら移動中の燃料消費を抑えることを心掛けても,この走行プログラムだと燃費は5.76km/L。アクセルON-OFFが激しい低速サーキットだと燃費が厳しいです。
2011年9月4日 太田哲也ドライビングレッスン
次回は11月~12月の間で開催を計画されているそうです。(日程が決まり,自分の予定に問題なければ[特に初雪が降る時期の開催だと無理ですが]また参加したいです。)
初めてサーキット走行を考えている方やサーキット走行をもっと楽しみたい方などにお奨めできる「ドライビングレッスン」です。