『WRC CHAMPION ROVANPERA REVEALS LE MANS AMBITION』
WRCドライバーズチャンピオンのカッレ・ロヴァンペラは、トヨタのWEC車両 GR010 HYBRID をテストし、いつかル・マン24時間レースに出場したいという希望を明らかにした
2度のWRCドライバーズチャンピオンであるロヴァンペラは、先週末、ザントフォールトで行われたポルシェ・カレラ・カップ・ベネルクスの2レースで、サーキットレースデビューを4位と5位という見事な成績で終えた
ロヴァンペラは、2025年のWRCにフル参戦する事を前提に、今季はWRCにスポット参戦する事とし、モータースポーツの視野を広げている
ザントフォールトでのレース後、23歳のフィンランド人のロヴァンペラは、トヨタのWECハイパーカー GR010 HYBRID のテストに加えて、ル・マンとニュルブルクリンクでの24時間レースが希望リストにあることを認めた
「ずっとサーキットでレースをしたいと思ってて、ル・マンやニュルブルクリンクのような24時間レースに出場してみたいと言う夢はあるけど、まずはポルシェ・カレラ・カップ・ベネルクスのレースがどうなるか見てみたいね」と、フィンランドのラリーウェブサイトRallit.fiでロヴァンペラは語った
「トヨタがWECでどれだけの好成績を収めているか知っているので、トヨタ GR010 HYBRID は、ぜひドライブしてみたいね。実際にマシンをドライブするには十分な速さが必要だから、まずはシミュレーターテストをして、その結果次第だろうね」
ロヴァンペラが、ル・マンでレースをしたいと願う最初のTOYOTA GAZOO Racing WRTのドライバーではなく、今年ロヴァンペラと3台目のGR ヤリス Rally1をシェアして参戦する8回のWRCドライバーズチャンピオンのセバスチャン・オジェは、2022年にリシャール・ミル・レーシングチームのLMP2 オレカ 07をドライブしてル・マン24時間レースに出場し、クラス9位に輝いた
オジェは、2021年にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われWECルーキーテストでトヨタ GR010 HYBRID もドライブしたほか、2022年にはル・マン24時間レースの他2戦WECに出場した
ロヴァンペラのコメントを受けて、Motorsport.comは今週のル・マン24時間レースでTGR-E(トヨタ・ガズー・レーシング・ヨーロッパ)のマネージングディレクターであるロブ・ルーペンに、フィンランド人ドライバーがチームのシミュレーターで走行し、ハイパーカーのテストを受ける可能性について尋ねた
ルーペンはロヴァンペラの希望や GR010 HYBRID でのテストに関する話し合いについては知らなかったが「GR010 HYBRID でのテストをやってみるのはいいことだと思うし、セブと一緒にテストした事があるから、良いベンチマークになるだろうしね」と語った
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記事では2025年にはWRCにフル参戦するとありますが、もし、ル・マン24時間レースに挑戦するとなると、そう言う訳にはいかないでしょうねぇ
オジェは結局、LMP2クラスで2戦経験後にル・マンとなった訳で、年齢的なものでは無く、ロヴァンペラも耐久レースでの経験が数戦経験が必要だと思うからなんです
正直なところ、3台目のマシンをエントリーすると言うのなら、実現するかも知れませんが、現状ではテストさせるだけで目一杯でしょうね
Posted at 2024/06/14 20:00:29 | |
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