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2010年03月09日

冬の立山・剱岳と黒部川扇状地湧水群 富山ドライブ

冬の立山・剱岳と黒部川扇状地湧水群 富山ドライブ 久しぶりの土日休み、
土曜日を利用して、富山へ行ってきました。

ドライブ日記
冬の立山・剱岳と黒部川扇状地湧水群。
超長いブログでございます♪


早朝4:30出発 新潟市

セブンイレブンで朝食を調達してから、高速道路入り。
これからひたすら高速で富山を目指す。
もちろんETC割引で1000円。だから途中で降りることはできない。

新潟市から100km、米山サービスエリアに入り、小休憩。
アメリカンドッグだけ買い、クルマで食べる。

ここで富山県内の行き先を考える。
実は、富山へ行くということ以外は何も決めてなかった。富山の地図を眺めていると、立山方面に行ってみようかと思った。
立山といえば、立山・黒部アルペンルートで有名。シーズンとなれば、人でごった返す。しかし今は3月。冬季はアルペンルートはお休みだ。オフの立山はどうなっているのだろうか?


6:40 富山県入り

新潟から2時間以上、約200km走行し、ようやく富山県へ入る。
このあたり山地が海に落ちる場所で、トンネルが連続する。トンネル内は、「コオーッ」という走行音が耳に響く・・・と同時にものすごい眠気が襲ってきた。トンネル内の照明が後ろにカッ飛んでいく様子がなんか夢の中に感じられる。

これはまずいので、近くのPAで休憩することにした。
寄ったのは、越中境PA。富山県に入ってすぐにあり、その名の通り、県境付近にある。ここで私はシートを倒してたら、あっという間に睡眠に落ちた。

目を覚ましたら、7:45だった。1時間以上も眠ってしまったようだ。
さっそく立山駅へ向おう。

降りるインターは、その名も立山インター。新潟市から245km程度だ。
それでも、1000円!さすが安いね。

ここから山へ分け入っていく。
しかし、なんとも残念なことに、天気が雨。しかも霧も出ていて、山はまったく見えない状態。晴れていれば、3000m級の立山や剱岳が見えるはずなのだが・・・。それでも雪でないからまあいっか。


9:00 立山駅(富山地方鉄道)

常願寺川を、さかのぼること30分。
奥深い山の中の立山駅に到着。
富山地方鉄道の駅だが、よくぞこんな山奥にまで線路を敷いたものだなと感心。

ここ富山地方鉄道立山駅は、立山・黒部アルペンルートの入口。
ここからいろんな乗り物を乗り継いで、立山、黒部ダムを経由し、長野県大町市へ抜けられるのがご存知「立山・黒部アルペンルート」。日本では、他に類を見ない豪快で素晴らしいアルプスの景色に接することができる。シーズンともなれば、人でごったがえす場所。

しかしオフシーズンの立山駅は、見事にガラーンとしていた。
駅の中には、駅員以外だれもおらず、アルペンルートの入口である立山ケーブル乗り場は電気が消えてひっそりとしていた。

1時間に一本程度、富山駅行きの電車はあるものの、乗っているのは、地元の人と、スキー客が少々といったところだろうか。

駅前の商店もやっておらず、1mはあろうかという雪に埋もれている。オフの立山駅はこんなにも寂しいのかと思った。シーズン中はどんなになるのだろうな?

駐車場のクルマに戻ると、ケーブルカーが斜面を登っていくのが見えた。あれ、なんで動いているのだろう?点検か何かかな?


立山駅から下っていくと、立山大橋なる看板を見つけたので、行ってみると・・・

(写真がそうです)

予想以上にすごい橋だった。
立山大橋は、アーチ橋で、常願寺川の谷をまるごとまたいじゃっており、クルマを停め下をのぞき込むと、目もくらむ高さ。高さは50mもあるんだとか。
もし晴れていれば、立山連峰や剱岳がドーンと目の前にそそり立っているのが見えるはずなのになあ・・・なんとも残念だ。


10:30 立山博物館

立山大橋のそばに、立山博物館なるものがある。興味が出てきたので行ってみた。

博物館に一人で入るのは、なんとなく気がひける。受付には、女性が座っており、とてもにこやかに「いらっしゃいませ」と言ってくれる。なんとなく気恥ずかしい。

館内は私の他に、おじさん二人組がいて大きな声で話をしており、静かな館内に響いていた。

展示物は、立山の成り立ちや地形模型、立山信仰についての展示など。全部の展示物を見ても10分くらい??で見終わってしまう。せっかく来たので、書いてある解説は全部読み、写真や模型をじーっと眺め、立山信仰の絵図を買って外に出た。


11:30 剱岳方面へ向かう

立山とくれば、次に見たいのは剱岳。
剱岳といえば、日本でもっとも急峻な峰と言われる。2009年には映画化もされた。
「剱岳 点の記」という映画は、実際に剱岳で過酷なロケを行い、映像の迫力が素晴らしい映画らしい。今度DVDでも借りて見てみたいな。

剱岳は、立山の隣にあるのだが、ここまでクルマで行こうとすると、ものすごい大回りをしなくてはいけない。ナビで剱岳のふもとまでの道路距離を表示させたら60kmと出た。なんて遠い・・・。とても隣の山とは思えない距離。

それでも行ってみよう。

山を下り、いったん平野部に出る。
平野部をしばらく走り、滑川市から再び山へ進路をとる。

滑川から10kmくらい走ると、両側から崖が迫り、深い谷へ入っていく。そこで「みのわ温泉」というところまで来たら、なんと冬の通行止めになってしまった。

剱岳ふもとの道路終点までは、まだ20km以上あるのだが、こんなにも手前で足止めされるとは!まあ積雪もあるし、しょうがないな。
ああ、この先行きたいよ!


13:30 黒部川扇状地湧水群へ

冬の山はまったくダメだということが分かった。まあ当たり前か。

次は海へ行こう。
以前から気になっていたところがある。
黒部川扇状地湧水群。

黒部川下流は、もう見事としかいいようがない日本最大規模の扇状地。しかもそれが海まで続いている。黒部市周辺の地図を見れば分かるけど、黒部川が山から平野になるところから海までの地形が扇型に広がっているのが見てとれる。

そして扇状地では水はけが良すぎて、川の水が地下に流れ込み、それが海に近いところで、地上に湧いてくる。そういう箇所が数え切れないほどあって、それらが、黒部川扇状地湧水群と言われるのだ。

そして、それらは日本名水100選にも選ばれている。
アルプス源泉の黒部川の湧き水・・・これは名水100選に選ばれて当然。

そういう湧き水をめぐってみようと思った。


山から下って、黒部市内へ入る。
まず行ったのは、黒部市内の生地駅。地図に湧き水マークがあったから。駅の隣に湧水公園的なものがあるが、プラスチックパイプから水が湧き出ていただけで、情緒はなかった。

うむ、では、黒部川を渡り、入善町へ行ってみよう。そしたら期待以上に素晴らしかった。
道路沿いのあちこちに、水が湧いている。クルマで乗り付けて水をくんでいる人もいる。普通の民家の玄関先に、水をくむところがある。

山では湧き水は珍しくないけど、ここは海のすぐそば。こんなところに、冷たくてきれいな湧き水があるのは、全国的にも珍しいとのこと。

私も、湧き水が出ているところへ行ってみた。屋根がかかっていて、大きな岩の置物みたいのから水がこんこんと湧きでいる。コップも置いてある。市街地が近いので、そのまま飲む気はしないが、さわってみると、意外と冷たい。
なんでも年中を通して、湧き水は13~14度と一定らしい。夏は相当冷たく感じるだろうね。


15:30 沢スギ記念館へ

近くに沢スギ記念館という博物館があったので、行ってみた。

沢スギとは、海の近くにある湧水群に自生したスギ林のこと。昔はこのあたり一帯すべてこの沢スギが生い茂っていたそうだが、現在はごく一部しか残っていない。

さて、そんな記念館であるが、人っけがない。
建物のわきに、軽トラが一台止まっているのみ。おそらく管理人のものだろう。

おそるおそる中に入ってみる。中はシーンと静まり返っていた。
管理人室があり、中にはおばさんがいて、コクリコクリと居眠りしている。なんだかとてものんびりとした資料館だ。

入場料的なものはないけど、沢スギ維持のための募金箱が置いてあった。来た印として、100円を投入。

らせん階段を登っていくと、展望台があり、沢スギが一望できる。

10分くらい滞在して、出ようとすると、意外なことに親子連れが入ってきた。にぎやかな声が館内にこだまして、管理人の目も開いた。


さて、時間は夕方4時近い。帰ることにしよう。
ナビの行き先に自宅を設定したら、220kmと出た。遠いなこりゃまた。

帰宅夜7:00。
やっぱり富山は、隣県なのに遠かった。
走行距離610km、燃費13.9kml、使用燃料44リッター

ちなみにHPにも、同じドライブ日記があります。
写真を載せましたが、文はまったく同じ。
http://mtnomura.web.infoseek.co.jp/mmdrivetoyamaw01.html
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Posted at 2010/03/09 14:48:25

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この記事へのコメント

2010年3月9日 19:44
黒部の水は、我が家もよくくみに行きます。

ホントにまろやかな口当たりで、おいしいです。

氷を作ると透明ですし。

1週間くらい飲んでいると、肌がツヤツヤしてくるのでびっくりします。 
コメントへの返答
2010年3月10日 13:58
へえ、でも長野からも遠いですね。100km以上はありそう。

黒部の水は、アルプスの水だから、きれいでまろやかなんでしょうね。

肌がツヤツヤですか。
なら、この黒部の人びとは、美肌なのかも。生活用水にこの水が使えるとはうらやましい。
2010年3月10日 12:25
どうもです。

お疲れ様でした。
200キロ超ですかぁ・・・
運転好きにはちょうどいいような、ちょっと遠いようなといった感じでしょうか。

HPの方も拝見しましたが、結構、雪が残っていますね。
そして、閑散っぷりがすごい・・・。

やはり、夏と、秋の紅葉のあたりが一番向いているんでしょうね。

橋の上の写真がきれいです。
雲(霧?)がかかっていて、幻想的でいいですね。


コメントへの返答
2010年3月10日 14:04
どうもです。

200kmといっても、ほぼ全部高速ですから、そんなでもない気がしました。
少なくとも同じ距離の秋田県に比べれば、だいぶ近いです。

立山駅は、駅員以外だれもおらず、駅前のみやげ物やも閉まっていたり・・・こんなに閑散しているとはびっくりでした。
もっとも、少し山の手に行くと、スキー場がたくさんあり、けっこう賑わっていました。

夏と秋はそうとう混むんでしょうね。行って眺めてみたいです。
そうそう、GWくらいは、雪の大谷が有名ですね。バスよりはるかに高い雪の高さ・・・これも見てみたい。

立山大橋は素晴らしかったです。
立山が見えなかったのは残念ですが、霧の幻想的な風景もこれはこれできれいですね。
2010年3月10日 12:26
こんにちは♪

長距離ドライブお疲れ様でした、博物館や記念館って、よほどの事がなければ、大抵は空いていますよね、こんな状態でよく運営出来ているなと思いますが、どこにでもある訳ではないので、今後も残していって欲しいですね。
コメントへの返答
2010年3月10日 14:07
こんにちは♪

そうなんですよね。
博物館や記念館は一部の人気施設をのぞいては、赤字間違いなしですね。

私の行った立山博物館も、3階までの各階に一人ずつ説明員がいましたもん。


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「しばらく、さようなら http://cvw.jp/b/348232/46659744/
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