さて、8月10日は「道の日」。
国道7号をなぞる旅をスタートしました。
国道7号は新潟県→山形県→秋田県→青森県と、4県を結んでいます。
新潟県~秋田県は羽州浜街道、秋田県~青森県は羽州街道と呼ばれ、
江戸時代には五街道に次ぐ脇往還(主要道路)のひとつでした。
朝5時に起床して「本町交差点」に向かいました。
よっちゃん宅からは6km弱、10分ほどで到着。
里程標には終点の「青森県青森市マデ518粁」と刻まれていますが、
さて、いかに?
トリップメーターをリセット。
6:00 起点「本町交差点」(新潟県新潟市)を出発。
よっちゃん号の助手席でのんびり長旅を愉しませていただきます。
あいにくの雨。
萬代橋を渡り、「紫竹山IC」方面へ。
「紫竹山IC」
国道7号は赤いラインを進みます。
ここまで複数の国道と重複していましたが、ここからは国道7号単独区間です。
紫竹山ICから新発田市の新発田BPに入るまでの区間は新潟BPを走行。
新潟BPは排気量50㏄以下の原付や軽車両は通行できません。
6:25 「道の駅・豊栄」(新潟県新潟市)に立ち寄り。
日本で初めて一般道に設置されたパーキングエリア。
「道の駅発祥の地」に認定されています。
石碑の横の説明書きには以下の通り記載されていました:
「この施設は、昭和63年(1988年)に地域や道路の情報を提供する一般国道での休憩施設として、全国で初めて誕生しました。
その後、平成5年(1993年)の「道の駅」制度の発足により、第1号の「道の駅」として登録されました。2000年9月」
まだ開店前でしたが、スタンプ押させていただけました😉
新発田市街地を抜けたあたりから、
JR東日本・羽越本線としばらく並走します。
7:00 「JR羽越本線・金塚駅」通過し、胎内市 in
7:15 村上市 in
7:50 「道の駅・朝日まほろば」(新潟県村上市)に立ち寄り。
温泉施設も併設されています。
道の駅の裏手にはのどかな風景が広がっていました。
8:30 国道7号100kmポストに到達。
「セブンイレブン 山北勝木店」(新潟県村上市)の少し先にありました。
ほどなく日本海が見えてきました。
「府屋第一トンネル」の入口に101kmポストがありました。
8:50 新潟県と山形県の県境に到達。
県境は「もしもしピット(国道7号下り 鶴岡市鼠ヶ関)」にありました。
よっちゃん号を停めたまま、少し付近を散策。
もしもしピットから小道がのびており、坂を下っていきます。
ここは新潟県村上市です。
JR東日本・羽越本線の踏切を渡ります。
羽越本線は新潟県新潟市秋葉区の「JR新津駅」から、
日本海沿岸を通って秋田県秋田市「JR秋田駅」までを結ぶ路線です。
ここから5分ほど歩くと「JR鼠ヶ関駅」があります。
踏切から住宅街を200mほど進んでいくと、「新潟県山形県境石碑」があります。
新潟県と山形県を跨げます。
向かい側にはスタンプ台も。
かわいいスタンプ、GET😉
新潟県村上市伊呉野/山形県鶴岡市鼠ヶ関
関東甲信越地方と東北地方との境い目でもあるんですよね。
すぐそこには日本海。
「新潟県村上市 県北の里 伊呉野」「山形県鶴岡市 県南の里 鼠ヶ関」の看板が、
海に向かって並んで立っていました。
▽
9:20 「道の駅・あつみ」(山形県鶴岡市)に立ち寄り。
もう何度も訪れている、大好きな道の駅です。
レストラン「早磯ドライブイン」は7時から営業。
朝から新鮮な地魚を使ったお料理がいただけます。
「刺身定食」を注文。
ついさきほど立ち寄った県境近く「鼠ヶ関漁港」で水揚げされた旬のお魚。
美味しくいただきました。
目の前には日本海が広がっています。
道の駅を出て、海岸線をドライブ。
海水がきれいなエリアですが、雲が多く小雨まじりなのが残念。
11:15 山形県酒田市 in
11:35 青森市まで296kmの表示。
11:50 鳥海山が見えてきましたが、雲をかぶっています。。
12:00 山形県と秋田県の県境に到達。
県境にある「三崎公園」に少し立ち寄り。
10年ほど前に公園内のキャンプ場に1泊して以来の再訪です。
眼下に日本海が広がる、気持ちのいいキャンプ場でした。
サイトを覗いてみると、いくつかテントが張られていました。
12:20 国道7号200kmポスト(秋田県にかほ市)に到達。
防護柵に隠れていて、よじ登ってカメラに収めました😅
12:50 道の駅・象潟ねむの丘」(秋田県にかほ市)に立ち寄り。
日本の夕陽・日本の渚百選の道の駅です。
4階には展望温泉「眺海の湯」、6階には展望塔があり、日本海を一望。
晴れた日には遠く男鹿半島まで見渡せるそうです。
前回訪れたときには素晴らしい夕景も愉しめました。
6階の展望塔から。
山側には鳥海山を望む最高のロケーションですが、
この日は鳥海山は雲に覆われていました。
14:00 秋田県由利本荘市に入りました。
15:00 「ホテルルートイン由利本荘」(秋田県由利本荘市)
本日の国道7号なぞりんぐは、ここまで。
到着時のトリップメーターはここまで241kmでした。
お部屋は日本海側で、なかなか景色がよかったです。
▽
近くに評価の高い温泉宿があるので行ってみることに。
「安楽温泉」(2025年33湯目)
日帰り入浴料:700円/12:00~20:00
明治32年開湯の老舗温泉旅館です。
源泉が湧き出ているのは地下800メートル、500万年前の地層。
地殻変動によって地層に閉じ込められた海水(鹹水-かんすい)は、
長い年月を経て、ヨード、メタケイ酸、メタホウ酸などを豊富に含むようになり、
濃度のある温泉として湧き出ているそうです。
2020年(令和2年)6月作成の温泉分析書より:
源泉名:千刈りの湯
泉質:含よう素・ナトリウム・塩化物強塩温泉
泉温:49.6℃
pH7.6
知覚的試験:
※加水・加温・循環ろ過なし、塩素系消毒あり。
お盆休みでお宿は満室だったようですが、お風呂は独泉でした。
お湯はグリーンがかった黄色で、湯船には湯の花が沈殿しています。
湯加減はほどよく、濃厚なお湯を愉しめました。
竹林が見える露天風呂。
夕食をいただこうと考えていた施設内にあるレストラン、
湯上りに伺ったのですが、なんと予約で満席・・・
急遽Googleで調べて市内のとんかつ屋さんへ。
よっちゃんはとんかつ定食、わたしはメンチかつ定食をいただきました。
満足、満足🐷🐷
ラッキーなことにギリギリ並ばず入店できましたが、
お店をでるころにはかなりのひとが並んでいました。
19:00 宿に戻りました。
国道7号をなぞる旅、お天気はイマイチでしたが順調なすべり出しでした。
新潟県→山形県→秋田県と、2つ県境を通過。
特に新潟県と山形県県境には石碑もあり、周辺の雰囲気も印象に残りました。
道の駅・あつみでいただいた新鮮な地魚のお刺身も美味しかったし、
道の駅を出てからしばらく続く海沿いの景色にも癒されました。
「安楽温泉」の個性的なヨード泉もなかなかで、楽しい1日でした。
明日は秋田県から青森県に入ります。
本日の国道7号走行距離は241km、トリップメーターは247(離脱距離:6km)でした。
【宿泊地】
「ホテルルートイン由利本荘」(国道7号沿い)秋田県由利本荘市井戸尻50番地
1泊朝食付(コンフォート・セミダブルルーム) 12,000円(ひとり6,000円)