初恋のきた道-序章-（中棚温泉　島崎藤村ゆかりの宿　中棚荘）

　／ガオー＼

と、怒りのままに走らせたもんだから、びしゃこが原因で車内が曇っていきます（震え）





『Rは時に裏切る』って言ってた人のRを思い出し…
　　　ハイパワーとハンドル操作ミスでひっくり返り、全エアバック作動
　　　（更なる後日談は、シートエアバックを畳んで戻しシートを雑に手縫いしてた）
車を停めて冷静になることにした。怖い怖い。





持ってきていた多くのタオルは車内に敷き詰めたり体を拭きまくってずっしり重い。

エアコンONがエンジンエラーの出た田中さんに更に負担を掛けてしまうのだろうか…

どうか田中さんよ、もってくれ。冷えた体も、もってくれ。それと…　トイレに行きたい（震え）



心の模様が空に映ってる…










止みそうもない雨を見ながら、温かいもの飲みたい。その前に…　トイレに行きたい（震え）

違う意味でのびしゃこ、それも下半身中心なびしゃこは確実に避けたいところです。










あ。

何か見えた。











奥のソファ席もすすめられましたが、出入り口近くのテーブル席にしました。

オーダーをササっと済ませ、トイレをお借りしたい旨と場所を聞いて…　パタン。





　　　　　カギぃ


カギぃぃいいい


　　カギぃぃいいい


　　　　　　　　　　ファスナーぁぁあああ


　　ファスナーぁぁあああ




















ドキドキプレイでしたがギリギリセーフでした。










落ち着きが戻ったところで店内をゆっくり眺めてみました。

古い時計やストーブ、木の温もりと古いテーブルに寄せ集められたかのように見える椅子。

ワタクシが座った席はテーブルがミシン台。

大事に使われていたであろう数々のものを雑多としてではなく、さりげなく配置されてました。



ゆるやかな時間が流れる空間です。

ワタクシもそんな時間の仲間入りをさせてください。そう思える雰囲気のカフェでした。

トイレが、トイレが…　ってなっててお恥ずかしい限りです（苦笑）




朝食ぶりの飲食です。

ふわぁぁあああ…　コーヒー美味い。スコーン温かい。







YUSHI CAFE


店名も住所も知らずの入店で、それを知りたくてショップカードがないかと尋ねるも無いとのこと。

ただ、とても親切に教えてくださいました。

ありがとう。近所だったら通いたいよ。










今宵お世話になる"中棚荘"は14時チェックイン。予想外な事態になりましたが、一番乗り。



とりあえず停めたけど、本当の駐車場は道を挟んで向こう。

…の更に、乗車したまま見ると断崖絶壁のような急坂を下った先。それもS字カーブだらけ。

怖くて宿の方に訊いてみたら、

「信州の人はびゅんびゅん下って行きますよ。大丈夫ですよ」って、 ( ﾟДﾟ) マジですか？信州人。



ロー＆ワイドな田中さんでそろりそろりと下り…　息も絶え絶えに再び到着。

こんな門構えですが、裏口です。










ワタクシが泊まる部屋は『大正館』の１階で、一番安い部屋（爆）

安さの理由は古いこともありますが、2階が玄関フロアで1階へは階段下となり、

下りる階段が急な造りなんです。

もっとド肝を抜かれるのが上階からの足音がめちゃくちゃ伝わってくるんです。

日頃から歩き方に注意しないとこうなるんだなってよく分かる仕様で愉快（笑）





あら、もう、すっかり冬仕様。










続く