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電話をしてOKだったので訪れたものの現地でフラれた。
それも入館して靴を脱ごうとしていたら声だけの登場でフラれた。監視カメラが付いているのかな？

理由はシンプル。人数制限が設けられているとのこと。
電話してから現地まで10分くらいだったのにな。タッチの差だったか…





















いったいどのくらい待てばいいのか分からない…



菅旅館よ、またいつの日か…




















代案を、と調べた。なんだかたチラチラチラチラとHITしてくる。

	ロデム
ロデム

これ…　ラブホなんじゃないの？
（今はファッションホテルって言うらしいです）




















＼ロデム／


至って普通。


それもそのはず。以前は「湖畔の宿　さぜん」だったところです。経営母体が変わり、現在は「癒しの宿　ロデム」として営業されています。ラブホって言ってスマソ。





玄関先にさがった提灯にドキがムネムネしちゃう。






























ここの館長が曲者でした。


立ち寄り湯の料金を支払おうとするも入浴回数券を勧めてくるんだが…　断っても断っても断っても断っても勧めてくるんだが…　頭わいてんのか。
PayPayがあるのに立ち寄り湯では使わせてくれないという謎。
JAF割り（10％引き会員含む5名までOK）あります。それは大丈夫。
料金を支払ってる最中にもまた入浴回数券を勧めてくるんだが…　グーで殴りたくなった。




















ガラ…（戸を開く音）





















※拾い画像

浴室に入ると、正面の大きな窓からの日差しで明るい印象。御影石造りの浴槽で8人はイケるかな。



加水で42℃に調整されていますが、循環、消毒はされていないとのこと。







竹筒湯口からは硫黄の香り。無色透明な湯はツルツル浴感。

















これなんだ？












うわぁ↷↷
浴室の壁にはめ込まれたキリストの言葉が不気味。





実は入館した際に気付いておりました。フロントにキリスト教関連の本が置かれてたんです。なので、宿泊する部屋にはもれなく聖書が置いてあるはずです。










ちなみにその部屋ですが…




















201エリヤ
202ダニエル
203パウロ
206ヤコブ
207ヨセフ
211ダビデ





ﾌｧ?!







不気味すぎる（震え）
聖人の名前を部屋につけちゃうんだ…












容易く言っちゃダメなやつ？それともいいやつ？





















外壁にもかよ…





感想としては湯は良いです。が、やはり不気味な施設の印象が強いのでワタクシは利用を控えたいと思います。










とまあ、ワタクシは宗教に全く興味はありません。
とある方が宗教信者とカミングアウトされ、まあ、勧誘さえしてこなければ何を信仰しようがワタクシには関係のないことですので構いません。ある日のこと、ワタクシに初めて電話をしてきたと思ったら、○○党を推す内容。まあ、ここまでは百歩譲って許しましょう。他の宗教を批判されてましたが、まあ、これもワタクシには関係のないことですので構いません。
ですが、○○党に投票をいれてほしいと言われた…　うーん…
投票日には○○党に投票したかと確認してきた…　うーーーん…


宗教と政治かぁ…　はぁ…（重い溜息）

消防車に道を阻まれ奥の方に行けず、さぁどうしたものか…　と行き先を変更することに。手前にちょっと気になるのがあったのでググって調べて電話をしてから引き返してみました。






















安っ！







でも、驚くのはそこじゃなくて…










玄関横には掛け流しの飲泉所があり、湯量豊富なところを見せつけています。



いや、驚くのはそこじゃなくて…






















ﾌｧ?!

それほど大きくない建物ですが、赤と紺？紫？のタイルがモザイク状に敷き詰められたエキセントリックな外観に、本当に温泉あるの？って二度見三度見するレベル。周辺の町並みからして浮きまくっちゃってます。鶯宿温泉を訪れたら迷うことなく来れるはずです。










それでは館内へ。














玄関から可愛いんですけどー！





館内ロビーに人が居たので全体像は撮れなかったですが、緑と赤の床、昭和レトロっぽい天井紙に不思議な柄の壁紙、建具関係の赤…　ビビットカラーでまとめた前衛的なロビーが広がってました。でもフロントは普通（笑）



旅館のデザインは全て女将さんのコーディネイトで、赤がとってもお好きなんだそうです。
ちなみに「小枝旅館」の小枝は女将さんの名前です。そうとは知らず最初は「こえだ」と読んでしまいましたが、「さえ」さんかな？







それでは、イきませう。




















ガラ…（戸を開く音）






















独泉☆　※途中から





赤と青と時々白との市松模様のタイルが施されてて可愛いんですけどー！










4～5人サイズの浴槽に無色透明の湯が満たされて、僅かなオーバーフローも見られます。







湯口はパイプを通して浴槽の中から注がれるスタイルです。





湯は無色透明で細かい白い湯の花が見られました。キシっとした浴感でやや熱。優しく包み込まれるような気持ちのいいお湯です。









窓も色付きで可愛いんですけどー！















帰りに女将さんから声を掛けられました。そうです、ワタクシが電話したのです。鶯宿温泉の奥の方を目指してきましたが、思い切って飛び込んでみた「小枝旅館」とっても良かったです。



いい湯をありがとう！

400㍍圏内に5つの入浴施設があった。過去形だ。
でめ金食堂は風呂をやめ、クアハウス巣郷は休業が続いている状態のため現在は3つ。















でめ金食堂から一番近いのは峠の湯なんだけど、



一番遠くの静山荘にイくことにした。
（と言っても400㍍の距離です　笑）















巣郷温泉で露天風呂があるのは静山荘だけらしい。それが決め手。



気温が高くないからブヨはいそうにないね。







なんでこんな遠くから撮ったのか…
看板の高清水とは秋田の酒。ここは岩手と秋田の県境で秋田県まで200㍍もありません。









イきませう。





入館してみると誰も居ない。左手にフロントがあるのに誰も居ない。
「え…　嘘でしょ？」と不安になった瞬間、奥から声がするではないか。





!?





おそるおそる靴を脱ぎ、フロントを通り過ぎ、奥のソファのある方へ…
横並びしてTVを観ている御主人と女将さん発見です。
めっちゃ田舎ほのぼの。そこで料金を手渡します。





それではイきませう。




















ガラ…（戸を開く音）

















独泉☆


戸を開けただけで濃厚なアブラ臭。あの子もワタクシもニッコリです。







ガラス窓が明るさと開放感をもたらしているタイル貼り浴室。
僅かに翠色を帯びた貝汁濁りのような湯のようにも見えます。角度的な問題？



オーバーフローしてます。





浴槽の隅に設けられた湯口からは適温の湯がドバドバ。加水かしら。この量↓でこれ↑ってことは循環かしら…





壁に直付けされている蛇口からはアッチッチの湯。蛇口の先には成分の析出が見られるということは、こちらは源泉か。



ちなみに不味い（笑）















さあ、露天風呂にイってみませう。

















右奥に見える木に湯口らしきものがありますが、湯は出ておらず…　はて？
見るからにもう長いこと使われておらずでカラカラに乾いています。


左奥に見える茶色の配管が壁側から伸びており、浴槽に突っ込んだ形での湯の投入でした。
ここで注意。迂闊に配管の口に手を近づけたらダメですよ。アッチッチの湯です。これは内湯の蛇口と同じ感じなので源泉でしょう。





気持ちいい…
アブラ臭も最高☆
全体的に屋根掛けされているので雨天でも安心。眺望を楽しめるような造りではありませんが、木々の緑を目にしながらゆったりと浸かれます。










湯上がりは身体に残るアブラ臭でニッコリ。掌をクンクン嗅ぎながら次へ向かいました。

ふんわりとした噂で知ってはいたんだ。
あの子もワタクシも知ってはいたんだ。




















いざ！食事をいただくと風呂に無料で入れるという夢のような食堂へ。









食堂は夫婦で切り盛りされていて、ご主人が調理担当。





メニューは定食、丼物、麺類と豊富です。


事前情報にて、
・一番人気は麻婆ラーメン（辛くもない野菜あんかけラーメン）
・カレーはレトルト（おそらくボンカレーの中辛）
・おでんは味噌汁に具が入ったような味で不味い
・豚汁は具が少なく汁ばかり
・焼肉丼は豚バラ生姜焼きの丼でしょっぱい
・馬刺しはルイベ状態
・全体的に塩分マシマシ系

	罰ゲーム？
罰ゲーム？

ワタクシの中のリンが訴えかけてくる。


にしても、救いがないジャマイカ…
消去法でメニューを見ていくと、一番上の馬肉が有力候補に躍り出てくる。ちょっと珍しい気がする「馬肉味噌煮定食」これはあの子に任せてみよう。ワタクシは「中華そば」にしよう。















チョ、待テヨ。
と、あの子が何か言いたげな視線を向けたような気がした。







_nina_は全力で目を伏せた。
すまぬ。
この後を考えると食べきれる量じゃないといけないのだ。定食だと食べきれそうにない。しょっぱい丼物は避けておきたい。隣席の4人家族全員が食べている麻婆ラーメンの餡のたぷたぷさにビビった。　
兎に角、食べきれそうな物として「中華そば」が最適で最善だと思ったんだ。
（後々で何一つ最適で最善ではないということを思い知ります…）





＼中華そば／


秋田県横手市ご当地の十文字ラーメンっぽい雰囲気らしい。


具はチャーシュー、メンマ、ネギ、ナルト、海苔。脂身のないモモ肉チャーシューはミシッとした歯応え…　かたい…　ぱさぱさ…　美味しくない（震え）
スープは魚介乾物系の出汁と味醂のような甘みを感じる醤油味。ちょい濃いめかな。麺は細縮れ麺で程よい歯応え。


すっごく美味しくもなければ、すっごく不味くもない。


お冷やのグラスの縁に乾燥した謎な緑のものが付着していたので、水は飲めないままで美味しいフリして中華そばを完食した。これはなかなかしんどかった。










＼馬肉味噌煮定食／


あどけない感じで「美味しい！食べてみてー！」と言われ、馬肉味噌煮を一口いただいた。








本気でおっしゃってますか？
軽くあの子を凝視しましたがな。



馬肉ってこんなにパサついてましたっけ？


こちらの中華そばもあどけない感じでお裾分けすれば良かったか…




















ふんわりとした噂で知ってはいたんだ。
あの子もワタクシも知ってはいたんだ。




















食事をいただくと風呂に無料で入れるという夢のような食堂…
だった。
になってしまったことを。










それでも会計時に「空の浴槽の撮影だけでもお願いできませんかぁぁ？」と泣き落としで頼み込むも通用せず、ピシャリと断られ撃沈↷↷


髭のような意匠のタイル浴槽も
浴室のデメキンのタイル絵も
見れずじまい…
予定よりも早く岩手まで来れたというのに、目と鼻の先まで来れたというのに、なんてこったい。



皆さん、気になる温泉は迷ってないで早く行けよ。すぐ潰れるゾ！

道すがらにあるので寄ってみましょうってくらいの軽いノリでヤってきました。




















ところで、ここ…　ヤってるの？















すみませーん。
すみませーーーん。
すみませーーーーーーーーーーん。



浸かりたい気持ちがあり余り過ぎての連呼。







よく見りゃ右側の建物（え？レストラン？）に行かなきゃいけなかったのね、と右側の建物に出直して行ったらば、鍵が掛かってました（爆）










すみませーん。
すみませーーーん。
すみませーーーーーーーーーーん。



再び連呼して粘った結果、従業員現る。





／
　まだ4分の3くらいしか溜まってないですが、それでも良ければ…
＼

あ゛あ゛あ゛、あ゛りがどうございま゛ず！



あっちへ行ったりこっちへ来たりを繰り返しましたが、ラッキーでした。ふふ。















右側の建物はレストランは半分が土産物屋にもなっていて、温泉へは土産物屋の奥から進みます。



ここの部分は新しい感じ。





















ガラ…（戸を開く音）

















独泉☆












カッコイイ！



立派な檜の浴槽です。縁は30㌢くらいありそう。
脱衣所まで聞こえていた音の正体は、大量に投入されている湯の音。見事にドバドバと浴槽へ注がれています。もう、すっごいドッバドッバ。


















塩ビパイプから湯が出てるだけでこんなにも湯口からドッバドッバになるのかな？と不思議に思い覗き込んでみると、









あ。
穴からも出てるゾ！
2段階仕様になっていたんですね。


ささ濁りの湯は微かな金気臭がし、味見してみたら金気味と微塩味…　不味くはない。湯口の周りは赤茶色に、洗い場の床タイルはこげ茶色に染まっていました。



ぬるめのキシスベな浴感で心地よい。湯上がりはしっとり。嗚呼、素晴らしい。














露天風呂は休止中。
ひょいと覗いてみると、屋根をかけて半露天、木の浴槽にしようとしている様子にも見えました。楽しみが増えそうですね☆
（リフォーム中じゃなく解体中説が濃厚…）

























いい湯をありがとう。


早めに入らせてくれた感謝の気持ちと、これからも営業を続けていってほしい気持ちで、土産物を購入することにしました。
ババヘラアイスとハイチュウが合体した「ババヘラチュウing」に、表面にひきわり納豆のような粒が乗った秋田いなふく米菓の「納豆せんべい」を複数ずつ購入。
あの子はレトロちっくなアレやコレを破格の値段で購入。ここ…　湯もいい上に掘り出し物もありますゼ。レストランも美味しそうだし、次は食事もしてみようと思います。ほんと、ここオヌヌメです。