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2025年09月28日 イイね!

伊勢志摩国立公園へ ~答志島・横山展望台・渡鹿野島~

伊勢志摩国立公園へ ~答志島・横山展望台・渡鹿野島~alt
地元ローカルTVで観た伊勢湾の答志島に向け、鳥羽マリンターミナル(佐田浜)から答志島和具まで鳥羽市営定期船に乗船しました。
9月下旬とはいえ、気温30℃、汗ばむ陽気でしたが、海風が心地よく、絶好の航海日和。




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定期船から地元有名ホテル戸田屋が見えます。




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鳥羽マリンターミナルからは、離島への定期船だけでなく、鳥羽湾を遊覧する観光船も数多くでています。
暦の上では秋ですが、この気温だとマリン観光もステキだなと思いました。




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ミキモト真珠島と隣接する鳥羽水族館方面です。安土桃山時代から江戸時代には鳥羽城があった場所にもなります。



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定期船の航路です。佐田浜から約1㎞、答志島和具までの往復です。




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土曜日で好天、定期船とはいえ30名くらい乗客数がいました。定期船は神島行でした。
三島由紀夫の『潮騒』で有名になった離島です。





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佐田浜から約10分、答志島が見えてきました。



答志島
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和具で結構見かけたのが、原付バイクのおじさん、おばさんたち。ただ皆ノーヘル! 派出所もなければコンビニもない、事故や事件も起こらない、いわゆる準治外法権の島、平和な島なんですかね。




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港は軽自動車が数台、全部業務用みたいでした。




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さわらとワカメで漁業が成り立っているのだろうか?




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そんな感じ。




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答志島へ来た目的は、鳥羽水軍の武将・九鬼嘉隆の首塚と胴塚をWATCHするためでした。事前にYouTubeを観てきたのですが、なんとか行けるか?




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地図はこんな感じですが、帰りの定期船の時間も考えるとあまりのん気ではいられません。





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たまたま、原付バイクで通りかかったノーヘルおばさんに尋ねると、この先まっすぐ。
首塚の場所はあそこやねと、指さしで教えてくれました。




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いざっ首塚へ!



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このあたりは事前に観ていたので、なんの不安もなくパス。




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あと190m!




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結構こたえる、このコンクリート階段!




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T字路に着。ここで迷ったのが首塚or胴塚? 胴塚から行くことに。




九鬼嘉隆
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織田信長、豊臣秀吉に仕えた九鬼水軍の武将・九鬼嘉隆の功績はすさまじく、とくに有名な戦いが信長と本願寺の戦い、第二次木津川口の戦いでした。
大坂湾から本願寺に兵糧と武器を運び入れたい毛利軍(村上水軍)と嘉隆率いる鳥羽水軍の戦いで、毛利軍の火炎攻撃に対し、鳥羽水軍は火に燃えない鉄甲船で応酬、本願寺勢に大打撃を与えました。
鳥羽城を本拠城とし、秀吉の朝鮮出兵でも活躍しましたが、慶長2年(1597)に隠居し家督を二代・守隆に譲りました。
慶長5年(1600)に関ケ原の戦いが起こると、守隆は東軍、嘉隆は西軍に分かれ戦うことに。9月15日西軍が敗れると、嘉隆は鳥羽城を放棄し答志島へ逃れました。
守隆は徳川家康に父・嘉隆の助命嘆願を請い、許しをもらいましたが、10月12日ここ答志島で自害してしました。享年59。
嘉隆の首は切断され家康の元に届けられ、首実験のあとここ答志島の築上の山頂に葬られました。




九鬼嘉隆の胴塚
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九鬼嘉隆の首塚
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12:00発の佐田浜行にギリギリ間に合い、鳥羽市方面に戻りました。
訪問後、首塚は嘉隆の鳥羽城が見える島の右手山頂に置かれたことが分かりました。




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12:15佐田浜着。ランチは地元名物、伊勢うどん。
汁がない独特のうどんですが美味しかった(^◇^)
大汗かいたので水3杯がぶ飲み。




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店にあったポスター。鳥羽市出身ですね。




横山展望台
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予定どおり定期船で鳥羽市に戻ったので、少し南にある志摩市の人気スポット横山展望台に行ってみました。
ウッドデッキから見る英虞湾の眺望、これ観たさに県内外からたくさんの観光客がここ志摩市を訪れます。



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英虞湾はリアス式海岸という独特の地形で、外海・熊野灘からの影響はほとんど受けません。したがって真珠の養殖が盛んです。また無数の島々が独特の眺望を醸し出しています。
英虞湾には志摩スペイン村をはじめ、近鉄系ホテルや大江戸温泉物語など宿泊施設が充実しており、名古屋方面、関西方面からの集客も多いとききます。





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天空カフェテラスでひと息休憩。ドリンクはもちろん有料ですが、横山展望台は入場料・駐車料すべて無料! とってもお財布に優しいスポットです。




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また来たい!




渡鹿野島
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渡鹿野島(わたかのじま)対岸渡船のりばに着きました。横山展望台から10㎞くらいの小島です。
島はハート型にも見えるのでハートアイランドといい、最近はリゾート地として徐々に人気がでてきたようです。ただ黒歴史の時代がはるかに長く、時間がかかるとふんでいます。




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渡鹿野島は江戸時代、大坂と江戸を結ぶ航路の中間地点で、ここで風待ち休息する帆船がいました。風待ちを待つ男たちを目当てに遊女が集まり、遊郭までできたそうです。以降渡鹿野島は近年まで、売○島と呼ばれるようになりました。
1970年代から1990年ごろまでこの売○ビジネスは全盛期を迎え、最も多い年は20万人の観光客が渡鹿野島に売○目的でやってきたといわれています。
このビジネスを成功に導いたのが、1945年生まれの岡田雅子という女性でした。
20代で渡鹿野島にやってきた岡田は置屋を幾つも設置し、20代の日本人を数多く働かせました。一度目に逮捕された1971年には、取り調べにあった三重県警の警察官と内縁関係になり、警察の情報を仕入れ自分に協力させました。
1977年にはこの元警察官とともに2度目の逮捕になりましたが、不起訴となりその後も元警察官とともに、売○ビジネスを拡大していきました。
1984年には島の正面にシーサイドホテルつたやを開業、7億とも10億ともいわれる建設費をすべて現金で賄ったといわれています。
その後、岡田雅子は事件屋の詐欺に遭い、シーサイドホテルつたやをはじめ全財産を失ってしまいます。
岡田雅子の失脚、バブル崩壊、性産業の多様化で売○ビジネスは衰退、2016年開催の伊勢志摩サミットでさらに取り締まりが強化され、最後のひとりとなったタイ人が近年島を退去したそうです。
岡田雅子と内縁の夫、元警察官には二人の息子がいたそうですが、行先不明。
岡田雅子は2016年71歳で死去、元警察官も2009年に死去しています。






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20分ほどいましたが、ホテル予約のカップル、家族連れらしきがひとが数人島に渡る様子を見ました。




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1984年岡田雅子が建てたシーサイドホテルつたや。当時7億とも10億ともいわれた売○ホテルでしたが、その後不動産業者に500万円で落札されたそうです。
今は廃墟となったシーサイドホテルつたや、昭和の残骸、黒歴史とでもいうべきか、開業から40年経った今もこうして島の真正面に鎮座しています。




Posted at 2025/09/28 22:09:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自然 | 旅行/地域
2025年08月30日 イイね!

夏休みファン感謝祭 & 6×th Birthday (#^^#)

夏休みファン感謝祭 & 6×th Birthday (#^^#)alt
レクサス販売店を併設している地元のカーディーラーの招待で、夏休み企画“ファン感謝祭”に行ってきました。
“ランクル・フェス”と命名されたイベントでは、ランドクルーザー250VX(2.7Lガソリン)の悪路走破性能の高さを見せてもらいました。悪路を走るランクルはTVで観たことはありましたが、実見するのは初。
長く世界中のユーザーに指示されている理由が分かりました。



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この程度は、朝飯前♪




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北米をはじめ、アジア、オセアニア、中東など世界的に需要が高いランクル。
その人気の高さゆえ、盗難車NO.1という不名誉なクロカンSUVであるにもかかわず、なかなか手に入らない、受注停止中のトヨタ世界戦略車。
また、5年乗っても値が下がらない(高く売れる)といわれる、リセールバリューが非常に高い魅力的な車種です。

※ランクル250VX
車両重量:2,240㎏
サイズ:全長4,925mm×全幅1,980mm×全高1,925mm
ホイールベース2,850mm
エンジン:直4 2.7Lガソリン(レギュラー)
最高出力163PS/5200rpm、最大トルク246Nm/3900rom
トランスミッション:6AT
駆動方式:AWD


車重に対して非力、遅いとも評されるランクル250には、トルクアップしたディーゼル仕様直4 2.8L204ps/500Nmや、上級グレード300には3.5LV6ガソリンツインターボ仕様415ps/650Nmもあり。

初めて乗りましたが、室内は静粛性が高くとても乗り心地がよい印象。
250はカッコイイし、コスパが高くて魅力的なんですが、なかなか買えない、盗難対策が大変、サイズ的にガレージに置けない、という理由で断念するひとは多いという気がします。

余談ですが、先代プラドを所有している、私の行きつけの床屋さん36歳の店主が300の抽選に申し込みました。店主いわく、ランクル300でなければ車は要らない、嫌なんだそうです。何年も待つと言ってました。
根強いランクルファンがいるという現実を知りました。





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傾斜35度、段差25cmの模擬登坂路に向かいます。




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頂上から下る途中で、故意に少しバックし、再び下るという技も見せてもらいました。




凹凸路でもこの通り
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販売店の細かい説明は忘れましたが、スーパーLというギアがあって、超低速でもこのようにタイヤを空転させながら走れるようです。
日本ではこんな道を通るケースは少ないはずですが、渡河性能も高いランクルの高性能ぶりを垣間見ました。
海外では湿地帯、河川、砂漠などあらゆるシチュエーションで使われることが想定されます。






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せっかくなので展示車も。





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このレクサス販売店は発売当時のLFAを数台売ったそうです。
この展示車は引き取った車両ですが、何せ特殊な車種、次の買い手がなかったため、いわゆる売れ残った、車検切れのナンバーなし車だそうです。
V10エンジンのレクサスLFA、ポルシェやフェラーリのようにはいかなかったみたいです。




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レクサスLM500h versionL。レクサスが発売したミニバンです。近所に住む実弟の隣家が今年、LM500hを納車しました。1,500万円の超高級ミニバンです。
直4 2.4Lターボ+ハイブリッドを6ATで駆動します。
私なら、もう少し廉価なアル・ヴェルにしますが・・・(笑





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レクサスLBX MORIZO RR。GRヤリス、GRカローラで定評のある、直3 1.6Lターボを載せたAWD車です。
運転したことがありますが、排気音もスゴイ、滅茶苦茶速い、サーキット走行も視野に入れたSUVです。
MORIZOとは、トヨタ自動車豊田章男会長のレーシングネームで、RRは豊田会長率いるレーシングチームでルーキーレーシングを指します。





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クラウンスポーツRS(PHEV)。最近、街でクラスポをよく見かけるようになりました。クラウンはセダン、クロスオーバー、エステートがありますが、いちばん人気はPHEV(プラグインハイブリッド)ではない、2.5HEV(ハイブリッド)のクラスポZらしいです。NXとサイズ的に似ているのですが、2.4Lターボはありません。お洒落な感覚のクラスポ、コンパクトサイズでGood!と思います。



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三重県津市で開催された、夏休み企画三重トヨペットファン感謝祭でした。




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日にち変わり、お盆の三重県桑名市です。
4月5日放送のNHK『ブラタモリ伊勢神宮への旅』で紹介された、旧東海道の伊勢国入口にあたる一の鳥居といいます。
伊勢神宮への参道、一番目の鳥居です。





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かつての伊勢路は、国道1号線が開通して木曽川・長良川に橋ができたため、すっかり人通りがなくなってしまいました。




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ただ、桑名の名物、焼き蛤は人気のようで、旧東海道・伊勢路には今でも多くの店が軒を連ねています。



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焼き蛤は後のお楽しみにして、当日は松阪牛が食べられる、この柿安料亭本店で食事をすることに。誕生日のプレゼントとか、母のおごりです(#^.^#)



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1階の個室へ行く途中の廊下。



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6×回目の誕生日の料亭ランチでした。




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大好物の松阪牛しゃぶしゃぶ♪
美味かった(#^.^#)






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Posted at 2025/08/30 12:20:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | クルマ
2025年08月03日 イイね!

⚔️関ケ原古戦場・伊吹山 往復ドライブ(再)

⚔️関ケ原古戦場・伊吹山 往復ドライブ(再)










笹尾山・石田三成陣跡
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岐阜県関ケ原古戦場の笹尾山・石田三成陣跡に到着。
気温35℃の晴天日でしたが、休日と夏休みで子ども連れのお父さんが結構の数居ました。







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笹尾山は手前に駐車場があり、山といっても軽装で登れる小高い丘。
ここはいつ来てもひとがいて、数ある武将の陣跡でもいちばん人気の陣跡です。




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防御柵内部から見た古戦場です。今は田畑や民家があって、合戦当時の名残は感じません。




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サンダル履きで5分、古戦場を見渡せる展望台に到着。





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三成が陣取った笹尾山からは、関ケ原盆地が見渡せます。
手前に決戦場、右手黄色はこの戦のキーマン・小早川秀秋が陣取った松尾山、左手は毛利秀元の南宮山です。
小早川軍、毛利軍とも三成に味方をすることで陣取りをしていましたが、小早川秀秋は東軍に寝返り(裏切り)、一方で毛利秀元は味方の裏工作で出陣できませんでした。




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豊臣家に忠義を尽くした石田三成。盟友・大谷吉継は徳川家康に勝てないと、三成に制止を促しましたが、結局天下分け目の決戦に敗れ、一族は滅亡、謀反人の裁きを受け斬首されました。
徳川の時代は終わり、明治大正を経て、昭和平成に時は移り、三成の忠義に共感する数多くのひとたちが当時を偲び、ここを訪れているのかもしれないと感じました。





1)マイカーログ (スタート地点→関ケ原古戦場)
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岐阜関ケ原古戦場記念館
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2020年10月開館の岐阜関ケ原古戦場記念館に行ってきました。




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5F展望室から見える先の笹尾山・石田三成陣跡です。
この記念館はちょうど徳川家康が戦いの後半に陣取った位置になります。
ここからは狭い関ケ原盆地を360度パノラマビューで見ることができる展望スポットです。




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外国人も居ました。イギリスの世界史の教科書では、関ケ原の戦いを授業で教えるそうです。
最も有名な日本史上の人物は、言わずと知れた徳川家康であるそうです。
わずか1日で決着した関ケ原の戦い、なぜ石田三成は敗れたのか、1Fのグランド・ビジョン、シアターで戦いのポイントを上映しています。





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館長で静岡大教授の小和田哲男先生です。大河ドラマの時代考証を担当しています。





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売店で売っていたその名も“うらぎりコーラ”。
何にせよ、裏切者と言われる人生は御免ですね(笑





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1Fのシアターでは、小中学の子どもらが真剣に動画を観ていました。
現地で学ぶ関ケ原の戦い、大人ももちろん、勉強になります。



床几場
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徳川家康が西軍諸将の首実験をした床几場です。
幕府の命を受けた、時の領主・竹中重明が1841年にこしらえたもの。



東首塚
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床几場での首実検した諸将の首がここに埋葬されました。



2)マイカーログ (岐阜関ケ原古戦場記念館→東首塚)
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伊吹山ドライブウェイ
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数十年ぶりか、伊吹山ドライブウェイを登ってみることにしました。




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普通車往復3,400円(´;ω;`)


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夏休み、土日、好天が重なって、交通量が多く、自由に走れる環境ではありませんでした。





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8合目あたりで休憩するドライバーもしばしば。
頂上駐車場は満車でここまで引き返してきました。




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制限速度30㎞/hの山岳ワインディングロード。





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このあたりは25℃、結構涼しく感じました。




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伊吹山は岐阜県と滋賀県を跨ぐ山で、先に見えるのは琵琶湖。
なかなかのビューポイント。





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この次は秋の紅葉シーズンもいいかな。



3)マイカーログ (東首塚→伊吹山ドライブウェイ山頂)
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復路
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帰りは往路と同じコースを、ややブースト高めで走りました。
平均燃費で12.8㎞/L、NX350まあまあの燃費。

【お詫び】
8/3の同ブログ、編集中誤って削除してしまいました。
せっかくいただいたコメントも消えてしまい、申し訳ありませんでした。
備忘録として再度アップしました。

4)マイカーログ (伊吹山ドライブウェイ山頂→スタート地点)
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Posted at 2025/08/07 14:34:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 史跡 | 旅行/地域
2025年07月20日 イイね!

斉明天皇の国造り ☆彡奈良 飛鳥

斉明天皇の国造り ☆彡奈良 飛鳥











乙巳の変(大化の改新)
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乙巳の変(いっしのへん)は、飛鳥時代645年天皇に近づき権勢を意のままにした蘇我入鹿を宮中で暗殺した事件で、この事件を機に始まった一連の政治制度改革を大化の改新というそうです。
事件を強行したのは、中大兄皇子と中臣鎌足でした。
左側の女性は、中大兄皇子の母で皇極(のちの斉明)天皇です。




飛鳥宮跡

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飛鳥宮跡(あすかきゅうせき)は7世紀半ばの宮殿跡で、蘇我入鹿暗殺現場がこのあたりといわれています。

Mapでは、伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)と表示されているものがありますが、継続的な学術調査で、舒明天皇時代、斉明天皇時代、天武・持統両天皇時代に複数の宮が継続的に置かれていたことが判明し、2016年に名称が「飛鳥宮跡」に改名されました。





飛鳥寺

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飛鳥寺は蘇我馬子(入鹿の祖父)の発願で596年に完成した日本初の本格寺院法興寺の後進で、609年に完成した日本最古の飛鳥大仏が当時のまま現存しています。

現在の飛鳥寺は江戸時代に再建されたものですが、当時の1/20規模ということです。

境内の西のはずれに、蘇我入鹿の首塚があるので行ってみました。





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蘇我入鹿首塚

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飛鳥宮で暗殺された入鹿の首は、数百m離れたここ飛鳥寺まで飛んできたと伝わります。首塚は鎌倉時代または南北朝時代のものと考えられています。

蘇我氏の邸宅があった後方の甘樫丘(あまかしのおか)に登ってみることにしました。






甘樫丘展望台

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奈良県明日香村と橿原市の境目にある甘樫丘(あまかしのおか)展望台です。

標高148mの丘上からは周辺の風景が見渡せます。

飛鳥時代は蘇我氏の邸宅がありました。






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先ほどの首塚があった飛鳥寺周辺の風景です。飛鳥時代には日本の首都でした。






石舞台古墳

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展望台から見える石舞台古墳。

元々土砂で埋もれていた古墳でしたが、永年の風化で土砂がなくなり、中心部分の石室が露出した珍しい古墳です。




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さて、誰の墓か、想像してみてください。




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石室内部を観たくなりました。




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中は真っ暗。何があるのか興味津々。




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近年の研究で、この墓は蘇我馬子(入鹿の祖父)のものだったことが判明しました。



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飛鳥時代の象徴といえる石舞台古墳でした。




斉明天皇の石を使った国造り

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乙巳の変で一旦退位した皇極天皇は10年後天皇に返咲き(重祚)、斉明天皇として国造りを継続することになりました。

在位は死没までのわずか6年間でしたが、その足跡を追ってみました。




ちなみに飛鳥時代とは年表でいうと

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694年藤原京に遷都するまでの約100年間をさすそうです。






石神遺跡と飛鳥水落遺跡(あすかみずおちいせき)

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明治時代に明日香村の田畑から発掘された巨石の造です。

石神遺跡といい、斉明天皇が朝鮮半島の使節(百済、高句麗)や北日本の蝦夷を飛鳥に招いた、今でいう迎賓館があったことが判明しました。





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飛鳥水落遺跡

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斉明天皇の皇子で後の天智天皇となる、中大兄皇子が造った日本初の水時計台跡。




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ここにあった建物のなかで水を流し、その溜まった水量で時報を告げていたことが判明。




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建物の礎石は地中に埋め込み、さらに石と石を連結させ、揺れに強い強度を保っていた構造だったことも判明しました。





亀形石造物と酒船石遺跡(さかふねいしいせき)

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斉明天皇の『両槻宮』(ふたつきのみや)があったとされる一帯にある、亀形石造物から。



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亀形石造物の発掘は新しく、2000年の調査で判明した、やはり斉明天皇時代の遺跡です。



亀形石造物

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先ほどの水落遺跡と同様、水を流してこちらは国家の祭祀を行っていたのではないかという説です。



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酒船石を目指して丘上へ。





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『日本書紀』では斉明天皇の『両槻宮』がこの丘にあったと記されているそうです。

復原された石垣です。



酒船石

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酒船石に到着しました。ひらべったく見える石で、長さ5.3m、幅2.3m、高さ1mの大きさです。




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上面に溝があり、やはりこの溝を通して水を流し、国家の重大事を何らかの方法で決めていたのではないか、というのが説です。





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お天気はカンカン照り、全身汗だくになりましたが、しばらくぶりの史跡巡り。

奈良飛鳥は2026年世界遺産候補地と聞いています。

納得の奈良飛鳥でした。


Posted at 2025/07/20 15:57:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 史跡 | 旅行/地域
2025年06月29日 イイね!

NX350FスポーツAWD 納車3ヶ月レポート  

NX350FスポーツAWD 納車3ヶ月レポート  当初からNX一択だった私は、売れ筋の350hではなく、AWDの350Fスポーツを購入しました。ターボ車は3台目ですが、昔のターボ車とは違う、直4 2.4Lターボの気持ち良さを期待しての購入でした。
しっとり感のある乗り心地といい、標準装備の安全装置といい、安全運転で毎日の運転を楽しんでいます。
1300㎞走りましたが、今後は高速道路でレーダークルーズコントロールの精度やパドルを使った加速性能も試してみようと思います。



Posted at 2025/06/29 14:46:33 | コメント(0) | クルマレビュー

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「伊勢志摩国立公園へ ~答志島・横山展望台・渡鹿野島~ http://cvw.jp/b/9733/48682533/
何シテル?   09/28 22:09
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