
走ってきました、去年に引き続き2回目の参加になります。
筑波山は好きな場所だし、前回走り終えた直後から毎年出たいと思ってたくらい。
実際にここ一年間、自転車に乗るときはここでのタイムを意識したトレーニングをしてました。
今回はバイクが変わったので雨でも関係なくモチベーションは高いです。
パナソニックのチタンフレーム FRT17
コイツで早くレースに出てみたかったんだ( ´ ▽ ` )
実際に走った時の仕様で 8.8kg
タイヤはあえて太めの25C
23Cのタイヤと軽量チューブも用意してて直前に付け替えたんだけど、やっぱり25Cに戻しちゃいました。
いつもと同じ仕様で走りたかったのと、不利とはいえどうせ戦う相手は自分なんだし。
今年の目標は36分切り。
去年は40分後半だったので大幅なタイムアップが必要になりますが、つくばのコースよりも若干距離と平均勾配がある神奈川の聖地[ヤビツ峠]で直前に39分台は出せたので、期待して挑みます。
更にトレーニングの成果以上にいけそうな理由があるんです。
下のグラフは過去の自分の血液検査の結果からヘモグロビン値の推移をグラフにしたもの

去年のツールドつくばの直前は基準値以下で貧血判定を受けてました(焦
対して今回は直前の検査結果で正常値範囲に入っているのを確認!!
ヒルクライムのような有酸素運動の能力はヘモグロビン値にほぼ比例するので、この違いはかなりデカイ。
今年の自分はエンジン、特に吸気系統が大幅にパワーアップしているはずなんです。
そして36分辺りのタイムはちょうど女子のチャンピオンタイムになると想定されるので、自分の体が健康体であるなら負けたく無いですね^^
スタート前

全然緊張しねぇ~www
そしてびしょ濡れになりながらもテンションは高い!
これから40分ほど地獄の苦しみを味わうってのに、こんな事を楽しんでやれる自分が好きです(笑)
運動嫌いな人でも自転車だけは別って人が多いみたいだけど、運動好きな自分でもそれはわかる気がします。
自転車レースは機材スポーツ、頑張れば頑張るほど、苦しめば苦しむほど終わったあとの愛車に対する思い入れが増すものです。
『こんなキツイ事はこれで終わりにしよう・・・』って何度も思ったはずなのにまだやってる自分www
ここにいる人は多分みんな一緒ですよね!!
そしてスタート
自分のと同じシャツを着た人が前を走っていたので、なんだか勝手に親近感を感じながらくっ付いてましたが、「同じのですね~♪」なアピールをするために前に出たついでに「負けないぜ!」な意気込みを伝えようと、不動峠までの中盤あたりでちょっと無理してわざとらしく一気に抜き去りました(笑)
こうして作った数秒の貯金で最後に運命が決まるかもしれない、自分を追い込むのに使える要素は利用して行きます。
不動峠まで登り切っての区間タイムが14分4秒
半年前に出したこの区間だけのベストタイムでも14分19秒なので、調子の良さと強くなった実感とヌルヌル湧いてくる充実感を味わいながら、心拍数190bpm越えのアラームをBGMに緩やかな下りを含む中盤ステージへ。
ヒルクライムレースとはいえ下り区間があるのが筑波の楽しいところ。下りでスピードに乗せたまま次の登りをフロントアウターのダンシングで突っ込んで行くのが爽快なこのコース。
まあ自分の場合はすぐに失速してインナーとアウターを往復させる事になるのですが・・・。
ここでは最高時速46.6km/hrをマーク。
でも速い人達は60近く出るそうで、実際にすごい勢いで白のKUOTAの方にぶち抜かれました。
明らかに自分とは格の違う雰囲気を感じて追っちゃダメだと思ったんだけど、一瞬だけでもと意地を張って急勾配区間で大げさなダンシングで抜き返してみました(笑)
当然すぐに抜き返されるわけですが、相手から見てもこんな風に張り合ってくる奴がいた方が楽しいんじゃ無いかと思って勾配がきつくなった時に抜き返すのを何回かやってみました^^
レースっぽくて楽しいけどキツかった・・・・・。
そんなこんなで風返し峠を越えラスト、急勾配に差し掛かったところで目の前を行くKUOTAさんがチェーン落ちしてしまい停止、おそらくフロントギアをアウターからインナーに下げた時に落ちちゃったのでは?
これは自分もタイムアタック中に起こって悔しい思いをした経験アリなので、フロントのシフトダウンは
リアを3速くらいまで上げてチェーンラインを右に引っ張りながらやる癖をつけるようにと矯正中です。
レース中に起きてしまうとはほんとに無念だったと思います。
追い越しざまに「ファイトー!!」って声をかけようとしたんだけど声が出なかった・・・この時は既に満身創痍です。
この方にはレース後に声をかけていただきました。ありがとうございます!!
最後はゴール手前50mくらいで意識もうろうとしながらゆっくり一人を抜く、そしたらすごい勢いで抜き返されたので、頭クラクラしながらもなんとか闘争心を振り絞って抜き返してゴール!!
公式記録は35分55秒
目標の36分切りをギリッギリで達成。36分のうちの5秒なんてちょっとしたものなんで、序盤の同じシャツの人とか、中盤の白のKUOTAさんとか、ラストで抜き返してくれて自分の意地を引き出してくれた人のどれか一人が欠けていてもこの目標は達成できなかったでしょうね( ̄▽ ̄)
一人で走ってたらここまで追い込めなかったはず、これがレースの醍醐味なんだろうな。
順位は年代別の完走者中にて 27位/130人
とても充実感を感じながら終わることが出来ました。
女子のチャンピオンタイムにも勝ってたしね(当たり前とか思わないで欲しい、女性とはいえ熱心にやってる人はめちゃくちゃ強い!実際に女子の大会記録は自分より3分近く速い・・・Orz)
パナチタンFRT17 ヒルクライムレースデビューお疲れ様です。

この会場内で一番地味なバイクだったかもしれません。そんなところがむしろイイ!!
ビッショ濡れなので寒い・・・。
異常に寒さに弱い自分は奥歯ガタガタしてきて危機感を感じたけど、下山バスには去年よりも大幅に早く乗れました。
運営の方達が頑張ってくれたんでしょうね、ありがとうございましたm(_ _)m
そして今回はことぶきさんとf・blueさんにお会いすることが出来ました、レース後のマッタリタイムに
色々お話しできて楽しかったです。しかも3人とも愛車がフィット^^
お互い自転車を積んだ状態で見せっこしましたが、みんな車載方法が違って個性が出てましたね。

フィットの写真は夕日をバックに斜め45度とかサーキットで流し撮りもいいけど、荷物積み込んで広さ自慢してる感じの写真が一番好きかも。
帰ったらすぐに雨の中走ったパナチタンを綺麗にメンテ

レースデビューして愛着が更に湧いてきた!!
・おまけ
今回は雨でびっちょりのレースだったのでちょっと実験
ヒルクライムではとにかく装備重量を軽くしたいところですが、レース中に実際に身に付けていたウェアやシューズが雨に濡れた分でどれほど重量増となっていたのかを測定してみました。

[測定方法]
ウェア類を水分保有量が飽和した状態(ビチャビチャに水浸しにしてから軽く絞っただけ)にして重量を測定、そこから乾燥重量を引いて水分量を算出
3137g-1937g=1200g
雨の中を走ってMAXに濡れると1200gも増加してしまうという結果になりました。
これは鉄フレームと軽量級フルカーボンフレームの差どころか、プラスしてそれなりの軽量ホイールに変えたくらいの差になりますね。
諭吉さん数十人掛かりで頑張って財布と共に軽量化した努力の結果がこれだけでパーになっちゃうみたいです(笑)
記録にこだわるハイレベルな人達には大きな差なんでしょうね。
おまけ②
去年のツールドつくばで撮った写真を見返していたら・・・
ゴール後につつじヶ丘のバイクハンガーに停めた自分の愛車TCR(手前の黒青のバイク)
なんとお隣さんがデローザのチタニオ!!(゜д゜lll)
イタリアの名門ブランドDE ROSAの創始者ウーゴ・デローザ氏の次男、ドリアーノ・デローザ氏がすべて一人で溶接しているらしい、生産者の顔が見えるチタン製ロードバイクです。
当時はロードバイクを始めたばかりで詳しくなかったのですが、こんなスーパーバイクとご一緒に写真を撮ってたとはwww
自分もチタンバイク乗りになったし、これはじっくり観察させてもらいたかった。今年も来てたらオーナーさんをなんとか探して色々お話ししたかったですね^^