ザ.ピークス ラウンド2 赤城山に参加してきました。
寒さと疲労と脚攣りに襲われた非常に過酷な楽しいライドだったので、参戦レポートでも書いてみようと思います。
コースプロフィールは赤城山を表から裏から旧道からの3回+裏赤城の山を3回登る計6回のヒルクライム&ダウンヒルコースで、
走行距離168km
獲得標高5327m
まさに鬼畜!!
距離は普通だけど、もちろんこんな高さを登ったことは無いので自分史上最大のチャレンジとして挑みます。
バイクはいつものパナチタンFRT-17
ホイールはアルテグラ6800
ストイックにタイムを計るヒルクライムレースにしか出たことが無かったけど、バイクのキャラクター的にはこういう場こそ合ってるんでしょうね。
ロングライド向けの地味なチタンフレームの本領を発揮してもらいましょう!!
赤城山山頂、青木旅館を5:40にスタート
真の変態坂バカを目指して長丁場が始まりました。
3つのチェックポイントでこれらの札を貰い、再びここに17:30までに戻ってくれば完走となります。
スタート直後から既に靴の中までグチョグチョに・・・
この日は最初から雨、予報でもずっと雨。でも皆さんDNSしないのはさすがです。
Round1の時も悪天候ながら完走率80%を超えたそうなので、こんなイベントにエントリーする時点でさすがに皆さん変態の集まりです!!
〔追記 Round2の出走率は90%で完走率は70.9%だったそうです〕
自分も負けじとビショビショになりながら逆にテンション上げてヒャッハーー!!な状態に。
そのうち現れるであろう疲労と絶望に胸をワクワクさせながら淡々と登ります。
最初の1山目(赤城山ヒルクライムのコース)を登り終えて頂上の大沼に到着。一緒に参加したPOTENZA.君と記念撮影。
POTENZA.君は自転車でロングライドを始めてからまだ数ヶ月の、まだロードバイクを手に入れる前の時点でこんな変態イベントの誘いに乗ってくれた素晴らしい逸材で、軽く誘ってみただけなのに2つ返事で参加を決めてくれた心の友です(笑)
当時は「おいおい、ピークスなめんなよ!」って思ったけど、そのまんま自分に返ってくる予感が・・・。
このあと見事に的中しました
脚質も体質も、たぶん精神的にも正反対なキャラクターなので、一緒に走ろうとせずにそれぞれ自分のペースで行く事にしました。
時にはこんな濃霧の中を走る事も
気温が平均15度あったため耐えられるレベルではありますが、下りでお腹を冷やさないようにビクビクしながらの走行になりました。
ヒルクライマーなのにお腹だけはダウンヒラーな自分は、条件さえ揃えば腹が下る速度には自身があるんです。
補給はしっかりと、でも必要以上に水分を摂り過ぎないよう気をつけます。
中間地点の桐生市利平茶屋森林公園に到着した時には既に脚が売り切れ気味に・・・
最初からF34×R30のローギアを多用してても疲労がどんどんたまっているようで、既に脚が攣りそうになっています。
POTENZA.君とは下りで離され登りで追いつきエイドステーションで合流するパターンになってましたが、ラスト2山の赤城山北側クライムの時には登りでも着いて行けない状態に・・・。
導入したばかりのパワーメーターを見ていると、ちょっと踏ん張って200W程度までパワーを上げるだけで脚が攣りそうになっています。
まだデカイ山を2つ残して既にこの絶望感♪
気が遠くなる坂地獄♪
これこそPEAKSなんでしょうね
ハンパねー!!
赤城山頂上のエイドステーションになんとか辿り着いた時には満身創痍、バイクから降りる動作だけで脚が攣り、慌ててバイクを倒さないように手で抑える動作で腕が攣り、トイレでトイレットペーパーに手を伸ばしただけで胸が攣る。
さすがPEAKS
ハンパねー!!
The PEAKSオリジナルキャラクターのルーザー君
まさにこんな感じ、PEAKS HANPANAITTE・・・
残すは一旦下ってから赤城山東側旧道ルートのキッツいコースを登ってここまで戻ればゴール。
通ったことが無いルートだけど、スタッフさんによると制限時間までにはまだ充分余裕があるとの事。
しかしこの身体じゃ相当時間がかかりそう、補給のカレーをかっ込んでさっさと最後のロングダウンヒルに移ります。
って立ち上がったら激しい立ち眩み(起立性低血圧)が・・・Orz
下り始めてすぐ、コーナーで車体を倒した時にそのまま地面に吸い込まれそうな感覚があったが、疲労で頭クラクラしてるせいだと思い慎重に下って行く。
7割ほど降りたところの左コーナーで再び地面に吸い込まれて今度は倒れそうになった、尋常じゃない違和感だと思ったら前輪パンクで既にペコペコな状態まで空気が抜けてるし(焦
危ない危ない、パンクした状態でここまでダウンヒルしていたようです。普段なら少し空気圧が下がっただけで気づくんだけど、疲労で注意力が落ちていたみたい。
左コーナーで落車して対向車線まで突っ込んで前から大型トラックが・・・みたいな妄想をして血の気が引きながら激しく反省。。。
すぐさまチューブ交換に取り掛かる、焦らず丁寧な作業により15分タイムロス。
そしてラストの赤城山旧道クライム
(距離10.3km 獲得標高876m 平均勾配8.4%)
最後にこの鬼畜な登りをもってくるコース作りのセンスが大好きだ!!
制限時間は残り2時間半を切っている、満身創痍なこの身体で間に合うのか登り切れるのか?
『ここからが本当のPEAKSだ』とか思ってたらすっげぇ楽しくなってきました♪
もう脚が限界・・・ここからは本当に長かった
中盤あたりで両足太ももが攣って立ち往生。
もうずっと一速固定で、きっかけがなくても攣る状態、150Wすら維持できない。
富士ヒルシルバーの能力なんてPEAKSの前では何の役にも立たないんだなぁ・・・。
だがしかし、とっくに脚が折れてても心は折れずに楽しめている自分の変態っぷりに気づいてなんだか安心したwww
迫ってくる制限時間にヒヤヒヤしながらなんとか登り切り、この区間の平均パワーはたったの120W
あとはゴールまで下り基調の5kmくらい。
このコースが発表された頃、東京スカイツリーを見上げながらあれ8.4本分かよ~って思いを馳せて気が遠くなった事を思い出しながら一人ウイニングラン、よくこんなに登れたよ・・・。
制限時間まで残り15分くらいでゴールに辿り着き、真の変態坂バカライダーになることができました!
さすがに達成感の大きさもハンパないです!!
そしてPOTENZA.君とは最後の山でも差が開き、最後まで追いつけずに先にゴールをとられてしまいましたorz
自転車ロングライド暦1年程度でロードバイク暦はわずか3ヶ月なのに、自分とは正反対で余裕の完走とはお見事だぜちくしょー!!ちくしょー!!
完走者だけがコメントを書くことができるフィニッシャーボード
生まれたての小鹿ちゃん状態でプルプルしながら精一杯の強がりを書いときました。
へたくそな字になっちゃって恥ずかしいのでどれかは秘密、でもいっぱいいっぱい感が出ててPEAKSらしくていいんじゃないでしょうか?
自分史上最高の厳しい山岳ロングライドを走り終えた愛機パナチタンは雨中走行でドロドロに・・・
厳しいライドを乗り越えて更に愛着UPしてきました♪
【感想】
・エイドステーションは抜群のタイミングで現れたのでボトル一本あれば充分足りていた、自分で用意していた補給食と2本目のボトルはほとんどただの重りとして役目を終えました。
・赤城山周辺は交通量も少なく走りやすかった。ダウンヒルは寒くてガクガク震えてたけど充分耐えられるレベルで済んだので、むしろ晴天で暑くなるよりも好条件だったかも?
・トレーニングのときから始まっている長いイベントのつもりで楽しめたので、参加費の高さは気にならない。
・公式ボランティアカメラマンさんが撮ってくれる写真はどっかのボッタクリ業者様の写真よりも全然良い!!
・バナナは偉大な補給食だ!! って事がよくわかった(´Д` )マジで.....
このコースの厳しさが自分のレベルに見事にハマったようで、たぶん主催者さんの想定するThe PEAKSの楽しさを100%楽しめたんじゃないかと思います^^
本番以前に5327m登らなきゃいけないというプレッシャーがずっとあったため、普段からの坂バカライフに良い刺激があったのが良かった。こんなイベント他に無いし、これからも続いて欲しいですね。
今年のRound2は★★★★☆だったので、
来年のRound3は★★★★★になるのかな?
更にドSなミッション、今から楽しみにしています♪
完走者のみが貰えるフィニッシャーメダル
こういう記念品のセンス好きです!!
【追記】
フィニッシャージャージが届きました!!
実はサイクルジャージを買ったのはこれが初めてだったりする。
でも派手すぎて着れないかな・・・(笑)
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