RLXコンセプト

今月22日から始まった広州（中国）のモーターショーでもお披露目されている、ホンダ次期フラッグシップセダンのコンセプトカー「RLXコンセプト」について、公開された画像を見た瞬間の素直な感想は、、「頭でっかち」でした（苦笑）

RLXコンセプトの大きさはわかりませんが、LSよりちょっと短い程度か、との推測のもとに例によってMSペイントで比較画像を作りました。

フロントオーバハングの長さはいうまでもないですが、特に気になるのはフロントのタイヤハウス後端とフロントドア前側溝の距離があまりに近すぎることです。（赤線＝RLX、青線＝LS）

新型アテンザなんかもFRっぽさを狙ったデザインと言われていますが、この部分を見てしまうとやはりFFという出自は隠せない、という感じです。

そもそもエンジン横置きのFFはコンポーネンツの点数を少なくすることで販売価格の引き下げも狙ったレイアウトなのですから、高級車を作るには無理があるはずです。例えばセントラルキッチンで大方作った料理をトラックで各店舗に配送して、お店では温めるだけで料理を提供するファミリーレストランの形態そのままに、食材にフォアグラやトリュフを使い、一流ホテルで研修を受けた従業員を配置し、店舗の内外装を佐藤可士和氏にお願いしたところで客単価10,000円は無理、ということでしょう。

女優さんなんかでも、例えば「榮倉奈々さんは8頭身」とか聞かされるとそれだけでとても気になってしまう訳ですが、高級セダンにおいてもプロポーションはエンジンスペックなんかよりむしろ重要で、その点欧州プレミアムを研究しつくしたLSはあたりまえのごとく横顔小さく、上品な印象ですね。（前から見ると上品かは？？ですが）

RLXコンセプト、もし日本で発売されるとしたら果たしていくらでしょうか？ホンダの値付けが今から非常に楽しみです。