先日、
カーオーディオの再調整のためドライバーシートからの周波数測定を行った際に気づいた事だが、リアスピーカーの特性が、サブウーファーとあわせても直線性が非常に悪く、気になり始めていた。
数年前に、ミッドレンジ等をアップグレードした際には、リアスピーカーは、音圧も低く、気にならない程度に鳴らしておけばいいと考えていたのだが、気になると、これまた放っておけない。。
現在のオーディオシステムは、フロントスピーカーを主体とした、タイムアライメントも実施し、理想の音場が前方定位した状態で調整出来ている。
そして、リアは、音圧を低く設定し、かつ、アライメントは、フロントから約100cm程度後方へ設定し、フロントへの影響を与えない様にしているが、これは、DSPメーカーのチューニング時の推奨としてマニュアルに書かれていた手法だ。
ネットで、オーディオショップ等が記載している、リアスピーカーを活かす方法としては、色々と書かれていたが、大きく、以下の3つの方法が挙げられている。
1)空間表現を広げる
そこはかとなくリアスピーカーも鳴らすことで広がり感を出す。
Hi-Fi的なアプローチとは異なるが、広がり感があったほうが聴き疲れしにくいと思われる方もいるので、リアスピーカーを軽く鳴らすのはあり。
2)フロントスピーカーの情報量不足を補う
リアスピーカーもある程度鳴らし、その上で、左のリアスピーカーの音は左のフロントスピーカーの音と、右のリアスピーカーの音は右のフロントスピーカーの音とそれぞれ位相を合致させると、リアスピーカーの音もフロントから聴こえてくる。
その結果、サウンドステージは“前方定位”したままで情報量が上がり、フロントスピーカーがロスした情報量をリアスピーカーで補完できる。
ただし、センターフォーカスがリスナー側に近づき、ヘッドフォンで音楽を聴いているような状況に近づく。心地良いと感じる場合には有効。
3)リアスピーカーをサブウーファー的に鳴らす
リアスピーカーを薄く鳴らすことで低音増強を図れる。
現在の設定は、上記で言うと1)の方法になるのだが、あえて、アライメントは、フロントから一定の距離をずらした形で設定し、さり気なく音圧を感じる程度で広がり感を持たせる方法である。
ただし、ある程度の存在感を出すのであれば、やはり、リアスピーカーの周波数特性は、それなりの特性を持たなければならないと考える。
と言う事で、リア―スピーカーの交換候補には、サブウーファーとのクロスオーバーを取る100Hz付近と、通常はツイッターが必要とされる15KHz以上の特性改善が可能となる、ツイッターが中央部にあるコアキシャルタイプへの変更を検討している。
リアスピーカーのメリットを活かす方法としては、変更後に、上記1)である従来の方法以外に、2)のアライメントを完全調整して、スピーカー全体を一体化させる効果も確認してみたいと思っている。
Posted at 2021/03/05 00:16:09 | |
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