さぁ、ここ最近恒例となっている、マニアックなカーオーディオネタである。。。
申し訳ないが、興味のない方は、スルー願う・・・(汗)
6月後半で一通り終えた、
カーオーディオ最適化計画であるが、聴きなれて来ると、色々とウィークポイントが見え始めて来る様だ。。。タイムアライメントからイコライジング、そしてサブウーファーの前方定位で、かなりのファインチューニングは出来たのだが、今度は、「音の質」、そう、音質が気になり始めて来たのだ・・・特にミッドレンジ内のボイス帯域からツィーターが司る高域での「音の重なり」がその懸念ポイントである。。。

先ずは、上図で言うと、ツィーターとミッドレンジスピーカーに関連するところになるが、そもそも、オプション構成でない、「標準のステレオ」では、ミッドレンジスピーカーとサブウーファーのみが配置され、そこに愛車は、以前ショップさんにお願いした、オプション扱いとなる「Top-HiFI用ツィーター」が取り付けられている。
ツィーターには、クロスオーバー用のコンデンサーも直列で入っているため、一見問題無いように見える・・・しかし、そこには、ちょっとした、落とし穴があったのだ。。。

上のテーブルは、標準ステレオとHiFIオプションを比較したものであるが、そこに、今回の最適化で追加変更を加えた、DSPやサブウーファーのスペックを最終形として加えてみた。。。
ここで一つ気が付く事は、ミッドレンジスピーカーの箇所である。このテーブルは、BMWがサービストレーニング用として纏めたマニュアルから抜粋したものなのだが、そこの説明には、標準のステレオタイプは、「Broadband Speaker (広帯域)が搭載されており、中高帯域レンジをカバーして、ツィーターは無い」と書かれている。要するに、今の組み合わせでは、この広帯域スピーカーとツィーターの帯域が規定インピーダンスで並列接続されているので、アンプ側から見た時は、高域は低インピーダンス(実効値で2Ω程度)となり、オーバーロード(高負荷)状態の可能性が出てくるのだ。。。

つまり、こうだ(カーブはあくまでも想定の域w)。。。上図、破線部であるツィーターの特性は、本来無いので、Broadbandスピーカーとしては、その高域もカバーしてくれるので、バランスが取れているが、そこに、本来想定していないツィーターを付けた場合は、Broadbandスピーカーとツィーターの両方から出力されるため高域ではパワー高めの状態となってしまう。また、純正HUのままだと、その負荷分は考慮されてない可能性もあるため出力オーバーロードとなる懸念は避けられない。。。

上記が、理想のクロスオーバーである・・・そこで、この状態に近付けるために、やはり、ミッドレンジにも手を加えなければならない所に来てしまっている今日この頃であるのだ・・・(汗)
さて、今後の行方は・・・
Posted at 2018/07/11 23:40:11 | |
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