前回に続く、アクティブクルーズコントロール(ACC)導入についてである。かなりマニアックなので、興味の無い方はスルー願う。
各種パーツがバルト三国から徐々に届いてくる中、週末に丁度、情熱の国スペインから、ACC用コラムスイッチが届いたので、早速動作確認を実施した。
以下が、ACC機能活性化に向けたステップで、今回実施したのは、タイトルにもある、ステップ-2となるACC用コラムスイッチの導入である。
ステップ-1:ACCセンサー動作確認
① VO変更(DCC:$544→ACC:$541)
② 各種関連モジュールの初期化コーディング(DSC、KOMBI、LDMなど)
③ ACCセンサー再フラッシュ(VIN変更目的)
ステップ-2:ACC用コラムスイッチ導入(今回実施)
① ACC用コラムスイッチへの変更
② 各種関連モジュールの再初期化
③ 舵角センサーのキャリブレーション
④ 各種モジュールの正常性確認
ステップ-3:ACCセンサー取付&配線
ステップ-4:ACC走行動作確認
ステップ-5:ACCセンサー照射角調整(オプション)

ACC用のコラムスイッチであるが、基本的には、今までのDCC用と見た目は変わらない。唯一の違いは、赤で括った、追従用の車間距離調整が装備されている所ぐらいかな。

正常性確認のためには、ACCセンサーも取り付けておく必要があるため、前回、電源やモジュール間配線を済ませた際に、ドライバー席の小物入れを外したところから、ACCセンサーまでの配線がアクセスできるようにしておいた。

配線後、イグニッションONし、一旦ツールを使って、エラー内容を確認してみるとDSCの舵角センサーエラーやACC関連アラームが発報されている事を確認。
舵角センサーエラーは、コラムスイッチを新しくすると、通常発生するので、今回のケースもTool32とISTA+ツールをそれぞれ使って、舵角センサーの調整を行うことにより、エラーは解消された。

再度、ACCを起動させるために、VO変更と各種モジュールの初期化を行い、ACC用パラメータへの変更を反映し、無事、ACCに関連する全てのモジュールで正常性が確認できた。

今回もここには記載していない想定外が幾つか発生したが、無事解決出来て、計画していた、目的の作業は全て終了した。
いよいよ、次回は、ACCセンサーの取り付けだ。フロントバンパー外しや、エンジンルーム内のハーネス配線等、自分にとっては、大掛かりな作業だと思っている。
今回で、各種モジュールの正常性確認が無事終わったので、バンパー外してのACCセンサー取付は、安心して実行に移せそうだ。
〜ステップ-3へつづく〜
Posted at 2021/05/17 00:54:27 | |
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