前回のアップデートから約3週間ほどアップデートを怠っていたが、実は今回報告する内容は1週間ほど前でほとんどの作業は完了していた。結論から言うと、内容は希望通りのところまで持って行けたと思っている。
今回の報告は、ほぼこの章の最終報告になるが、主体となるComboxの取り付けやそれに付随する配線、機能活性化と、一気に、やるべき作業内容を網羅している。
第1章: CIC換装とナビ活性化
① CIC本体への換装
② 後部ナビ等配線の前方CICへの引き回し
③ ケーブル類端末、MOST信号ループ処理
④ 機能認識のためのVO追加とモジュール初期化
⑤ CICへのスクリプト処理とナビ活性化
第2章: ナビマップ更新
① 1Bファイルの生成とFSCコード作成
② 2017年版ナビマップのアップデート
第3章: オプション機能の追加
【第3章・第1節】
① CICのバージョンアップデート
【第3章・第2節】
② Combox導入(各種配線、機能追加)
③ スピーチコントロール機能
④ ConnectedDrive活性化
⑤ Bluetoothハンズフリー機能
これらComboxの導入とその前提となる初めに導入したCICは、愛車にとってみると、レガシー機能のバージョンアップ、そして、それ以外の新規機能が大幅に追加された事となり、車体へ認識されるVOも以下の内容になった。これらは、今回追加したCodeのみを示しているが、すべてが活性化できているかはちょっと自信がない。それは、重複したような機能のコードがいくつか存在するからだ。まぁ、入手した情報を一応整理したうえで入れたので、多分、大丈夫だと思うが。。。(汗)
[Option Codes]
$614 Internet preparation
$615 Extended BMW Online Information
$620 Voice control
$644 Preparation f mobile phone w Bluetooth
$6AK Connected Drive Services
$6AL BMW Live
$6FL USB/audio interface
$6NF Music interface for Smartphone
$6NR Apps
$6VA CIC assignment
$6VC Control, Combox
$7SP Navi Professional/m.-ph.prep. Bluetooth
以下が今回の報告内容になる。ちょっとボリューム多いが、興味ある方は参照いただければと思う。作業に当たっては、やっとインフラが整備されたという状況だろうか・・・これから、最適化し、いろいろと試してゆきたい。

これが、Combox (Media)本体だ。ドイツ本国のショップから中古で購入した。

Comboxを装着する場所には、すでに配線が来ていたが、調べてみると、TCU系モジュールの内容で、その一部の54ピンコネクタから電源などの使える配線を今回準備した26ピンコネクタへリピンして流用した。それ以外に必要なAUX、Mic、Tel系信号は、専用ピン付ケーブルを使って追加配線した。

これらが、今回準備したケーブル、コネクタや部品の一部分である。細かいものを入れるとキリがないので割愛する・・・(^^;

Comboxを導入すると、「Media」というECUモジュールが追加され、今まで使用していたCICからのAUX入力は、こちらへ移行されるのだ。そこで何が起こるのかというと今まで接続していた地デジ音声が切断され、そのままでは無音状態になってしまう。そのため配線をフロントからComboxのあるリアへもっていかなければならないのだ。今回はちょっと拘り、OFC(Oxygen-Free Copper:無酸素銅)99.97%以上のオーディオケーブルを使用してみた。透明なチューブになっていていかにもオーディオケーブルだ~(笑)

あと、もう一つトリッキーな配線がこちらのMOST(光)ケーブルの分配パネルでの接続変更・・・というよりもComboxモジュール接続のための割込み配線を行う必要があると言った方が適切だろうかw CIC、CDチェンジャーなどと同様、信号ループはMOSTを使用しており、その関連モジュールをカスケード接続する必要がある。前回、CCCからの換装でCICを取り付けた際は、リアにあったナビモジュールを外し、そのMOSTケーブルはそのままでは信号ループが途切れるためループジャンパーを取り付けた。

音声ナビ(スピーチコントロール)のお姉さんに話しかけても、いつもシカとされていたので、こちらのハンズフリー用のマイクを取り付ける事にした・・・(爆) 助手席側には配線があるようだが、Comboxの方へは配線が行ってない様だ。いろいろと調べたけどここからの配線詳細は探し出せなかった・・・どこへ行ってんだろう?? いずれにしてもComboxへの配線が必要なので、直接オーディオケーブルで配線を行った。

写真中央の黒いボックスがBluetooth(BT)アンテナである。まぁ、形状の違う社外品が結構出回っているが、ここはあえて純正品を選んだ。メリットとしては、写真のように、専用取り付けスペースがあり、カチッとロックがかかりしっかりとフィットする。残念なことは、Fakra規格のコネクター形状が、Combox側と違い、そのままでは取り付かないため、ハウジングを外して差し込んだ。一応変換ジャンパーも追加で手配したが、十分固定されているので暫くはこのままで良いかな・・・(笑)

これが、Combox本体を取り付けた状態だ・・・取り付けにあたり、固定用ブラケットもしっかりと純正品を入手したw

USBはセンターアームレスト内にある、AUX一体型のものが純正品であるようだが、アームレスト部まで新たにケーブルを持ってくるとなると、他のケーブル同様左サイドを通って、そこから、リアシートのフロント部を通り、センターコンソール部に持ってゆくのが一般的だと思うが、セダンはセンターコンソールがリアシート前で分断されているのでフロアマット下を通すのはしんどい。そこで今回は、それを止め、フロント側からのアクセスとした。スマホもフロントに常設してるのでこの方が手っ取り早いし、スマートだ。

愛車誕生から、13年目にしてついに活性化出来たスピーチコントロール機能と電話操作ボタンだ。

コーディングで"Connected_Drive"の項目を活性化すると「BMWサービス」となっていた項目がこの「ConnectedDrive」に変わる。詳細はいろいろと最適化が必要なのでここでは割愛するw

電話機能もスマホとしっかりと連動しハンズフリーで会話ができた。電話履歴はiDriveへ記録され、リダイヤル等も容易にできる。

USB接続は、うまくいった。しかし、その下のスナップイン機能はグレイアウトされている。これを使うには、スマホ映像信号をCIC側のビデオ信号入力(FBAS)へ接続するなど、ちょっと、めんどっちー作業になるので、今回は割愛www 一般的に、この機能、CIC+Comboxの目玉とも言われているが、まぁ、本当に欲しくなったら考えようw

接続すると常時、愛車の走行距離や燃料タンクの量などを記録していてくれるので後で確認したいとき役に立つ。
さぁ、これからが最適化に向けて色々とゴニョゴニョが必要になってきそうだw CIC含め作業開始してから1か月強となったが、かなりの時間を費やした気がする。今までの中で最高だったと思う。しかし、これだけ短時間で済んだのは、すごくラッキーだったと思う。それも、今回の作業を機にお知り合いになって時間を惜しまず、協力してくれた方々がいらっしゃったからだと思う。
この場をお借りし、お礼を申し上げたい。ありがとうございました!