「ざんねんなバイク」という本があったらという話をCanonさんがコメントしてました。
そこで私が所有し中でざんねんなバイクを上げてみました。
実は生まれて初めて自分で所有したバイクが今回の「ざんねんなバイク」です。
ホンダTL50。
1976年発売のトライアル入門モデルTL50。
ペットネームはホンダの造語であるバイク・トライアルスから付いたバイアルス。
そもそもトライアルよりもオフロード人気の70年後半に登場した、トライアル入門車でもあるTL50。
林道をカッ飛んで走るオフロードとは違って、地味に障害物や急斜面を足を着かずにバランス感覚で登ったりするバイクなのです。
そんなバイクを何故買ったのかと言えば、先輩のお古を強制的に買わされたんですね。
高校1年の頃に上級生の3年に囲まれて、買えと言われれば当時はそうせざる得ない青春の事情がありました。
とりあえず原付免許を取ったばかりで、学生ですから今考えたら安い買い物でした。
なんせ当時1万円でガソリン満タンだったので(笑)。
仲間うちではきっと買って貰えず、それだけ人気がなかったという証ですね。
同じ兄弟車のXE50やXL50Sはそこそこ人気ありました。
ホントはYAMAHA RD50SPが欲しかったのですが、当時は高価で古いマメタンやミニクロがなんとか買えるぐらい。
中型免許の所得を考えていたので、ある意味TL50で結果オーライでした。
実はTL50は当時あまりにも細くて、もやしのような頼りなさを受けました。
しかし、車体が物凄く軽くてバランスも良く、取り回しがとにかく楽でした。
タンクも小さくてツーリングは苦手。
シートも薄く尻が痛かったな。
ハンドルは高くて幅広く楽なポジション、車体が扱いやすい面がトライアル車でした。但し、フレーム構造は本格的なトライアル仕様ではなくモドキです。
フロントサスのストークも見た目通り長くて、乗り心地はかなりソフト。
エンジンは当時の4スト単気筒なので、2ストには全然敵いませんが、低速トルクが強くて扱いやすくバイク入門にはうってつけだったかも知れません。
但し、ギア比が低すぎて、シフトを早めにしないとスピードに乗らないのと、最高速到達までの時間がもどかしいバイクでした。
それも最高速80km出るか出ないかという感じ。
友人のバイクと走ると2スト原付どころかDAXにも抜かれる始末・・・。
当時体重52キロでコレですから、今の体重なら全く走らないでしょうね(笑)。
それでも半年ほど乗ったかな。
当時はヤマハのTY50とTL50は異種的な存在でしたが、今あったとしてもそれほど売れることはないでしょう。
趣味性の高いバイクですが、それだけに乗る価値はある気がします。
そう言えばTLバイアルスシリーズは全滅しました。
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Posted at
2022/04/14 22:21:17