
来月のしし群に合わせ、机上の下準備などを。
久しぶりの星見なので整理しておかねば。
1.観察に適する時間
2.場所の選定・天気
3.持ち物・服装
4.写真機材・設定
5.写真構図
6.撮影後処理
項目的にはこんな所でしょうか。
写真にかまけ過ぎると、流れ星を楽しめる夜のはずが
機械操作に振り回された思い出に変わってしまうので
ご注意をw。
デジイチで撮るのは今回が初めてなので、事前のテストも必要です。
今回は5のみ記載。
まず最初は、どんな写真を撮りたいかを決めなければいけません。
フィルム傷かと思うようなしょぼい流星までとにかく数多く撮るのか、空が一瞬明るくなるほどの
まれなマイナス等級クラスを狙うのか。
それにより絞り値とISO設定が変わります。
また、バックの星は点像にするのか、日周運動で動いた状態にするか。
これはガイド撮影用の機材が無い場合は、露出時間や後処理での合成作業が関係します。
日周運動で星を線にするとフィルムの場合は星の色が出易かったのですが、デジタルの場合は
色飽和し易いので高感度に設定する場合は諦める必要があります。
点像にする場合は周辺域の星が歪んだり減光が目立ったりするので、星向きと定評のあるレン
ズが必要です。
後は地上風景を入れるか否か。
山や樹形の良い木、メカニックな構造物等考えられますが、明暗差や迫力的なバランスが主題
を崩さないようほどほどに。
また地上から10~20度ぐらいは透明度が落ちて星が減り、写りの良い流れ星も分布上少ない
のでそのつもりで。
最後に構図なんですが、基本的にどの方向に流れるかは運です。
ですから「写ればもうけ」という感じで、好きな背景を用意して“待つ”事になります。
添付の絵はステラナビゲータ(アストロアーツ)でのシュミレーション。
流星の軌跡はランダムですが、出現係数を思いっきり増やしてますので実際は10分でこんなに
流れません(汗)。天頂もこんなに多くは無いはずです。
基本的に輻射点近辺の流星は軌跡が短く、天“球”上90度離れた所で一番長く見えます。その
分動きが早くて写り難いのはありますが、写真的には派手になります。
また、地上に垂直に流れ落ちるより斜めの方がカッコイイ。とかw。
他には背景の星のカラフルさや特徴的な並び、円日周運動の北極星など。天の川は鬱陶しく
なる場合があります。
どの要素を重視するかはその人次第。その構図に流れるかは運次第・・・だから最終的には
台数が必要な事に(爆)。
ちなみによく言われるように、広角であるほど広い面積にたくさん流れますが、その分個々の
軌跡は小さくてしょぼくなります。
一般的には、28~35mm相当の画角が使い易いと言われています。
私は今の所、撮影地にも依りますが03-04hは北極星中心、04-05hはオリオン中心で15秒毎を
考えてます。
注)何かのご参考に添付図をプリントする際は、ソフトで白黒反転した方が印刷し易いです
Posted at 2009/10/27 18:33:52 | |
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