
湯屋温泉を過ぎ、舗装終点の路肩にレガシィを停め
る。
準備をしたら、靴慣らしも兼ねて4kmほどの林道歩き。
若栃谷沿いの道だが、高さが結構あるので樹木に
遮られて渓相はよく見えない。
勾配は少なく路面は荒れていないので普通車なら
入れるが、交通量を想定していないのかすれ違い
場所が少なく感じた。
谷を渡る橋の手前で車止めのゲート。ここまで1時間
ちょっと。
橋から直ぐ上流に両岸岩場の砂防堰堤が見える。迂回の為、もう少し林道を進む。
橋から滝はおよそ500mほどと聞いていたのだが、それらしい降り口は全く無いあるよ(汗)。
しかも林道を進むにつれ、どんどん沢から高さが増していく・・・
木々で見えない流れの音を聞きながら進む。
“サー”とか“ザー”とかの軽やかな音に、“ゴー”っといった感じの低音が混じる。
「ここかな?」
流れが見えないか、道沿いにうろうろしてみるがよくわからない。
「ちょっと急でやばいかなぁ」と思いつつ、あまり下草の無い斜面を若木を掴みながらずるずる
と下る。
で、やっとこさ降りたら砂防ダムだった・・・ら、どうしよう(爆)。
降りた所は岩場で谷が狭まっていた。
岩の向こうの左手から音がするのだが、膝ぐらいまでありそうな淵。
岩壁に水面ぎりぎりでへつれそうな足場があるが、何か途中で失敗して沈(ちん)しそうw。
という事で、持参した地下足袋に数年ぶりの出番。
トレッキングシューズから履き替えて冷たい淵に入ると、ぐっと足元の砂地が沈んで水が膝の
上まで~。
ズボンも脱げばよかった(違)。
そこは黒っぽい岩場に囲まれたホールになっていました。
落差は15mと小坂の滝の中では小ぶりな方ですが、それほど激しくない落ち方と周囲との
隔絶感がよい雰囲気。
写真的には、ここの定番である滝を中心としたシンメトリックっぽい岩場も押さえてきました。
塩滝は、おそらく落ち口の所が白っぽく見えるのでこの名があるようですが、この時期で雨が
少ないせいか黄土色っぽく見えます。
大雨の後で磨かれたり、時間帯による光りの当り方によって違って見えるのかも。
一息入れたら、またずぶずぶと淵の端っこを通ってホールの外へ。
岩の上に置いておいたディパックの荷造りをし直し、靴を履いて帰る支度。
帰りは谷筋を進みましたが、川幅の割りに水が少なく歩き易かったです。
途中猿がいたりしましたが、直に砂防堰堤の上に到着。結局いかにも“ここから登れ”って
感じの所は見つかりませんでした。
堰堤を降りるのは私では無理。少し戻って左岸を登ると、切れ切れに崩れた旧林道跡があり
ます。
楽はできなさそうなので、あきらめて木々の生えた斜面を登る事に。滝の傍よりは傾斜が
緩いですw。
一頑張りで林道へ。腹減った~。
少し林道を歩くとゲートに到着。
行きにゲートを過ぎてから約2時間経過。往復で30分、長くても1時間程度と予想していた
ので、昼飯は車に置いてきてしまったのでした。
後は緩い下りで1時間ほど。新しい靴もまずまず順調。
車に戻ったら、着替えて少し遅い昼食を。
今回は、温泉無しで直帰でした。
Posted at 2009/09/16 17:47:48 | |
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涼しげな話 | 日記