E38の頃はメーターリングをつけていたので、紫の子もせっかくだからメーターリングをつけてみようと言う事で雨の中格闘しました。
純正そのまんまの作業前のメーターがこちら。W140とも共通ですが、なんていうかフッツーです。メーターリングとかが装着されるのは中期だか後期型からなので、おそらくこの時期にはそんな概念がなかったのでしょう。メッキだのウッドだのは英国車のためのものでしたし。
メーターを外すのに必要な工具がこちら。キシミ音がしないようにだかなんだか理由があるらしいのですが、この車に限らずベンツはメーターをネジで留めたりしないで、はめ込み式となっています。そのため引っ張り出すためのSSTが必要になります。BMWとかはネジだったはずですが。
使い方は両端に突っ込んで90度捻ってメーター裏側の引っ掛けるポイントに引っ掛けて引っ張るだけです。スペシャルサービスツールなんて名称が仰々しいですが、SSTにもピンキリあるということですね。
引っ張る時は垂直に引っ張らず、角度をつけて慎重に、片側5mmずつ引っ張るべし。と入手したサービスマニュアルに書いてありました。SSTが外れたり、表面のフードに変に応力がかかったりすると、フードが割れるという悲劇が起こるらしいです。部品代でウン万円になるそうですね。自信がない場合は整備工場に任せましょう。たとえ割れても人のせいにできます。
慎重にやる必要がありますが、それはそれとして引っ張るのにもかなり力が要ります。この様に端っこの引っ掛ける場所に上手く引っ掛けられないと色々と悲劇が起きます。ビキッとかバキンとか。
幸い割ることもどこかを破損する事もなく、無事に摘出できました。
あとは裏側のコネクタを外すだけで完全に取り外し完了です。
メーターが完全に外されました。この状態でもやろうと思えば走り出せます。E38の頃にコネクタを嵌めるのを忘れ、速度計が動かないというハプニングがありました。
場所を室内に移します。車でやると姿勢がしんどいわ物はスキマに入って消えるわとロクな事になりませんので、可能なものは室内に持って行きましょう。
今回は両面テープなどが必要ない、はめ込み式のメーターリングを使用します。結構質感は良い感じです。よく見たらメイドイン台湾とかありました。
こちらがメーターの背面です。各種警告灯とかのソケットや照明のソケットが並んでいます。悪い子なお店だとメーター巻き巻きに限らず、警告灯の電球外してしれっと売っちゃうらしいですね。フードの取り外しの際は上部のトルクスネジ2本と下部のはめ込みを外せばあっさり外れます。
ご開帳。ホコリとかが入らないように気をつけましょう。最後の最後でメーターを戻した時に、目の前に指紋とかホコリがあるととても悲しい気分になれます。しかも裏側とか。
はめ込み式なので、すんなりとは嵌りません。結構力が必要です。どこかをはめ込んでから、その廻りから回すように行くとなんとか嵌ります。はめてから反対側を~とやろうとしても硬くてはまりませんでした。
5つ全部装着完了です。二度手間にならないよう、ちゃんと指紋やホコリを拭きあげましょう。
あとは逆手順で戻すだけで完了です。見栄えが良くなって満足です。一番の注意点としてはやはり、フードを破壊しないようにということでしょうか。SSTがない場合とか、破壊しないようにしたいという場合に、ステアリングコラム下のアンダーカバーを外してメーターの裏側から押し出すという手もあるみたいです。お店に任せるのが一番安心確実なんですけどね。

Posted at 2012/10/29 00:30:07 | |
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R129 | 日記