今回の電動ファン化にて使用する予定の電動ファンは、アメリカのDerale社のアルミ製ファンシュラウド一体型の電動ファン2基の物です。
Part Number16842
High Output Dual 12"Electric RAD Fan/Aluminum Shroud Kit
と言う奴です。電動ファンとしては、Spal社とか、Flex-a-lite社とかのが有名で、日本国内でも見かけますが、Derale社って中々見かけない印象です。
日本ではアメ車のエンスーな人達が使ったりしてるみたいです。
見てみたら、モーターそのものはSPALって書いてあるんですけどね・・・
SPALの他にも、他の製品ではBOSCHのモーターもOEMで使ってるみたいです。
今回この製品を選択した理由としては、シュラウドが付いていて、わざわざシュラウドを自作したり、加工したりする必要がない事と、風量がかなり強力だからという理由です。300Wの高出力モーターで、1基で2000CFMの風量、2基合計で4000CFMの風量という事でかなり強力です。多分。日本で販売されてる汎用品ではあんまり見かけない風量なので。
4000CFM(立法フィート/分)ですと、1887.8L/sec(リットル/秒)になるので、ビリオンとかの16インチ2基とかと同じくらいの数字でしょうか。アレもSPAL社製のファンみたいですが。コレ以上となると、電動ファン世代の車両の純正品の流用とかになるかと思います。ボルボとか、ベンツとか。詳しい風量は知りませんが。
今回は補助電動ファンも全部外すしてコレだけにするので、風量が多いことに越したことはありません。補助電動ファンの早回しだとかではありませんので。
あと、国内で似たようなものを探したり、アルミシュラウドをワンオフで作ったりするより、安くて早いです。
モーターが2基という理由としては、カップリングファンも補助電動ファンも外してしまうので、冷却ファンの類が一切無くなる為、万が一ファンが故障した時に2基あれば少しはマシだろうという信頼性からの理由です。ファン1基だと死んだらラジエーターの自然放熱しかできなくなりますので、ファンが死んだ時に、もう1基でどこかの駐車場まで持ってくれるといいなという期待です。2基とも同時に死んだら諦めましょう。
汎用品で様々なサイズで販売されているため、一番近いサイズを探すために純正ファンシュラウドを採寸して選びました。
重ねてみたらほぼ同じ寸法なので、一安心です。
さて、300Wの強力なファンはいいのですが、そんな物を動かす為にはもちろん見合った電力が必要です。

消費電流についてもちゃんとメーカーホームページの製品紹介に書いてあります。「1基で最大24.8A」と。つまりは24.8A x 2基で、最大時にほぼ50A持って行かれます。
今現在車両についているオルタネーターは、交換履歴不明の純正オルタネーターです。最悪の場合、21年目8万7千キロに突入の骨董品です。正直言って、電動ファン化しなくても交換時期です、はい。

というわけで、ADVANCEの強化オルタネーター130Aに交換です。

純正オルタネーターは側面に73→143Aとあるので、143Aのオルタネーターなのかな?と思っていたんですが、ADVANCEに問い合わせてみたところ、
「オルタネーターの出力表記は国際規格で統一されていません。オルタネーターは発電時の熱及び、エンジンの熱など、熱の影響で出力が低下します。日本製のDENSOや三菱は定格出力を記載しますが、BOSCHやVALEOは熱負荷無しの数値を最大出力として表記しています。」
との回答でした。ということは、実質は73Aあたりと思っておいたほうが無難なのかもしれません。
さて、73Aのオルタネーターが付いていたとして、
「73Aのオルタネーターを130Aのオルタネーターに交換しました まる」
とは行きませんよね、オルタネーターの配線が73A用ですから…。最悪配線から燃えそうです。
となると今度は配線選びという事になります。

キノクニのバッテリーケーブルを見ながら、余裕を持って選んだら1AWGとかいう超太い線になりました…。
結局はファンだけでなく、こういう所も必要になってきますね。オルタネーターに関しては、故障して路上で立ち往生にならずに交換できて良かったね、としておきましょう。
なんせ面倒臭いのは、エンジンを這いまわって、反対側バンクのエキマニの下の遮熱板の更に向こうの、セルモーターまで繋がっているオルタネーターのハーネスですから…。バッテリーからセルモーターの配線は流石に太いんですけどね。
ファン廻りだけ変えておしまいです。とはいきませんね、やる事は多いです。
土日に作業したいのですが、雨とか雪だと作業が進まないので困るなぁ…。
Posted at 2016/01/23 00:39:24 | |
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R129 | 日記