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2025年11月11日 イイね!

Mobil1 Racingと昔のオイル

Mobil1 Racingと昔のオイル
Mobil1は同じ粘度でも色々な種類があります。
日本ではその中の一部のみ販売されています。



ベースオイルはGTLかVHVIが殆ど。
かつてのMobil1はPAOベースでしたから悲観する人が居るのも確か。


日本で販売しているMobil1でPAOベースなのはFormula Jですが、アメリカではそれ以外にもPAOベースのオイルがあります。




Mobil1だけど特別なMobil1 Racing 0W-30


SDSを見るとベースオイルはPAO75%です。
でもこのオイルはダメでした。


1番上はPAOです。75%です。最高ですね。

2番目は有機硫化モリブデン化合物。
これはMobil1でも入っていますが、通常は1%未満です。
酸化防止剤として添加しているモリブデンです。
このオイルでは3%以下なので明らかに用途が違います。
CAS#がMoDTCとは異なるのですがFM材としてのモリブデンっぽいです。

3番目は判りやすいZnDTP(ジアルキルジチオリン酸亜鉛)です。
これも3%以下とかなり多く入っています。

4番目はアルキルアミン(酸化防止剤)です。
これが1%以下なので酸化防止剤として配合のようです。

5番目はケロシン(灯油)です。


アルキルアミンが酸化防止剤として添加されているところからモリブデンはFM材のようです。



普通のMobil1らしからぬ配合です。
モリブデンとZnDTP(ジアルキルジチオりん酸亜鉛)を高配合しています。
Mobil1では当たり前の1万マイル保証なんて当然ありません。


Racingという名前が伊達じゃない。
だから普段乗りで推奨されないオイル。


Mobil1 Racingのカタログがあります。

これはZn(亜鉛)の含有量比較です。
なんと1850ppmも入ってます。

上二つがRacingで真ん中二つが二輪用(ミッション兼用)。
15W-50と0W-40はACEA C規格非適合なので高SAPSオイル。
5W-30はACEA C2相当で低灰分オイルなのでZnも低配合。850ppm



アメリカではMobil1 Classic Carというオイルが最近発売されました。

1951~1996年向け
Higi-Zinc Formulaと書かれたこのオイルですらZnは1300ppmです。

用途ごとにZn含有量をコントロールしていることが判ります。
Classicも触媒有車を配慮しているのでZnが1300ppmなのでしょう。


Mobil1 Racingはトラックユースオンリーと書かれてます。





それでもストリートで使いたい人は居ますよね?

Can I use Mobil 1 Racing™ oil in my street car?


This is not recommended due to the higher levels of additive elements such as Zinc and Phosphorus contained in Mobil 1 Racing oils which can have an adverse effect on the exhaust emission control systems fitted to street cars.
(Mobil 1 Racing オイルには亜鉛やリンなどの添加剤が大量に含まれており、ストリートカーに装備されている排気ガス制御システムに悪影響を及ぼす可能性があるため、この方法はお勧めできません。)


つまり触媒やセンサー付いてる車には使うなと。
DPF付車なんて当然ダメですよね。
ZnDTPもリン高配合タイプのようです。
リン酸亜鉛は触媒を詰まらせます。
O2センサーもやられるかもしれません。



Mobil1も発売直後のものはZnは2100ppm超えていたようです。
それまではリンも亜鉛も高配合。
硫黄はたぶん入ってない。
当時から「化学合成油」だから。


昔のオイルの方が良かった説はこういうところが起源なのでしょう。
確かに排ガス考えなければその通りなのでしょうね。


このオイルを慣らしで使えたらいい感じに仕上がりそうですね。
常用出来ないけど一時的にZnでラッピングしたい時など。



オイル関連インデックス
Posted at 2025/11/11 09:08:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年11月05日 イイね!

SUGOの旧コース


そういや、「汚れた英雄」は菅生旧コースでしたね。


画像はJAFから引用


1コーナーからレインボーコーナーが繋がってます。
1コーナーからハイポイントがやたら狭い印象なのはこのためなんですね。
バックストレッチも微妙に真っすぐじゃない。

後半セクションもSPコーナーが無くてバックストレッチから最終コーナーが直接つながってます。
バックストレッチの後に緩いコーナーがあるような名残は今は無いですね。

全体的に殆ど減速しないのでコースアウトしたら大クラッシュしそう。

今のレイアウトもそうですが、ランオフが狭いので仙台ハイランドと比べると「怖い」。
鈴鹿も狭かったけどSUGOも狭い!

仙台ハイランドはオープンが1986年なんですね。
SUGO改修の前年にオープンしているのでJAF規定も70年代よりは厳しくなっていたと想像します。
30年経たずにクローズとは本当にもったいない…




動画もありました。(著作権で音消されたっぽい)
サムネの上空写真見ると、改修後のコースは尾根の部分通ってるようです。

FSW(FISCOと言うべきか)も大改修されましたが、SUGOも凄い改修ですね。




ホントはラップタイム分析しようかと思っていたのですがやめw
鈴鹿もそうですけどまだ「のびしろしかない」。
Posted at 2025/11/05 08:36:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2025年11月03日 イイね!

スポーツランドSUGO 2025.11.3

スポーツランドSUGO 2025.11.3
スポーツランドSUGOの4輪ファンミーティングに行ってきました。
SUGO初走行です。
本日もよっしーさんとご一緒してます。








SUGOと言ったら「汚れた英雄」ですよね?
ローズマリーバトラーがリフレインw

そこはヤマハだろ!カブだろ!
異論は歓迎しますw




思っていた以上に難しかったです。
前半セクションが難しい。

36台も入っていてクリア無かったのも痛いですが、全然乗れてません。
タラレバ言っても40秒台は出ないかなぁ?

最終コーナーももっと早く全開出来る筈。

この周はあまり症状出てませんが何故か後半セクションでやたらオーバーが出ます。
SPコーナー1個目、2個目、最終コーナーと全部オーバー。
ブローバイでも出てたのかな?
リアのストローク不足で3輪になってるのかもしれません。

来年行くとしたらこっちですね。
4Fanは他のイベントも同日開催で走るだけの人には色々厳しいです。。




次はROCTのリンクサーキット走行会です。
その次はもてぎ、日光と控えてますが、もてぎはキャンセルしようと思います。

たぶん、あの走行会だと今年もクリア取れ無さそうですし、私がもっと修行しないとタイムアップもしなさそうですね。
よっしーさんごめんなさい。



寝不足で行ったことが悪かったですが、それにしても疲れました。
それでも菅生は近いです。鈴鹿の1/3です。
勢いで帰って来られました。


そろそろ車高調入れたいですね。
リアデフ先に入れてみたいですがとりあえず純正足より柔らかい現状から抜け出したいです。
Posted at 2025/11/03 19:39:57 | コメント(5) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2025年10月26日 イイね!

GRヤリスMコンセプト

GRヤリスMコンセプトやっとスーパー耐久デビューしましたね!

GRヤリスMコンセプト。

今年のオートサロンで発表されたミッドシップGRヤリス。





標準のGRヤリスとの違いはミッドシップ4WDでしかも4気筒エンジン。

G20E-GTS?は標準想定が400psでハイパワーヘッドに換装で600psらしい。

しかし、シェイクダウンから速かったですね。
ST-Qクラス(メーカー開発車両)なので賞典外ですが、GRヤリスやFL5のST-2クラスより予選2秒速い。
決勝もこのまま行くと優勝しちゃう!?
っと思ったら2分前にST-2クラスの2台にトップ譲って3位フィニッシュ。



個人的にはG14E-GTSを縦置きしたGR86 Future FR コンセプトの方が期待しているのですが、こっちは次期型で日の目を見るのか?
今日もトラブってて全然走ってなかったような?

次期型はGR86が3気筒で、スープラが4気筒なんて気もしますけど。
同じFRプラットフォームを使っても3気筒と4気筒なら棲み分け出来るし。
250ps程度の1.4Lターボと4気筒400psターボでどうですかね?

更にミッドシップのヤリスを出す?トヨタどんだけスポーツカーだすんだよw


GRカローラのFRコンセプトなんて間違っても出ないと思いますが、出たら買います。
縦置き3気筒FRってかなりロマンあるのですけどね。
Posted at 2025/10/26 19:22:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2025年10月22日 イイね!

VHVI と VHVI+ は全然違う?


Gr.III鉱物油は粘度指数120以上の鉱物油で、Very High Viscosity Index(超高粘度指数)を略してVHVIと呼ばれています。


API鉱物油グループカテゴリーは以下のようになっています。

Gr.I鉱物油 粘度指数80~119 硫黄分0.03%以上
Gr.II鉱物油 粘度指数80~119 硫黄分0.03%未満 High Viscosity Index
Gr.III鉱物油 粘度指数120以上 硫黄分0.03%未満 Very High Viscosity Index



Gr.I鉱物油とGr.II鉱物油の粘度指数は同じ範囲になっていますが、実際に市販されているGr.II鉱物油はGr.I鉱物油より粘度指数が高いです。

市販品はこんな感じ

硫黄分0.03%=300ppmですが、さすがに市販のVHVIで300ppmも硫黄が含有しているとは思いません。
これが0.01%だったとしてもコントロールされていない成分が100ppmも混入していると言うこと。

硫黄は脱硫処理をしているからこの程度で済んでいますがそれ以外の不純物はまだまだ多いと言わざるを得ない。
なので私の中でのVHVIのイメージは鉱物油の域を出ないというのが正直な感想です。
せん断安定性も良くないですし、性能はせいぜい1500kmのイメージ。



これに対してVHVI+は随分印象が異なります。
PAOやGTLに匹敵すると言っても遜色ない耐久性。
酷評したGRエンデュランスもベースオイルだけは良かった。
思っていた以上にVHVIとVHVI+の差が大きい気がします。



これはエクソンモービルの鉱物油精製工程です。
エクソンモービルが提供している技術サービスと言えばいいのかな?
これらのサービスの提供を受けて各社オイルを精製しています。

一番下のスラックワックス、FTワックスからオイルを製造する工程がVHVI+ないし、GTLの製造工程になります。


スラックワックスは鉱物油を生成した後に残る留分から作ります。
炭素数C30~C60程度の常温では固体の炭化水素。

このスラックワックスを触媒を介して「異性化」すると液体になります。
異性化処理とは分子量は同じまま分子配列を変えることです。
つまり違う物性のものに変わります。(上の図のMWI™ )
常温の固体から常温の液体になる訳ですから状態変化ではありません。

全ての固体のノルマルパラフィンが異性化する訳ではないと思うので触媒反応のあった特定の範囲のノルマルパラフィンだけが異性化するのでしょう。
とすると抽出される分子量はある程度揃っていて不純物も異性化し無さそうですよね?


ここで異性化したイソパラフィンだけ取り出しますが、そのままだと硬いオイルなのでこれを水素化処理(上の図のMAXSAT™ )をして更に分子構造を整えていく。
この辺の工程はGTLやPAOも同じだと思います。
合成油の最終処理に近い感じ。


合成はしていないものの、異なる物性へ変化させていることから鉱物油と言うには申し訳ないくらい原型は留めていません。
実際粘度指数は非常に高くてものによっては145とかあります。
エクソンモービルのVISOMとかエネオスのWBASEがこれです。
シェルのXHVIもこれです。シェルのGTLはQHVIの商標。
「ワックス異性化」と言われたらこれ。


SKルブリカンツのYubase+はこれとは異なる製法のようです。

赤枠で囲ったところがそれで常圧蒸留の留分(ドロドロしたやつ)を触媒脱蝋して水素化分解する。
この工程は通常のVHVIの精製工程と同じはずですが、この工程でもVHVI+が精製出来るようですね。

そのまま水素化処理を進めると低粘度の液体になってしまいそうなので、留分のワックス分から異性化してVHVI+を生成するのか詳しいところまでは判りません。

Yubase+の粘度指数は134~145あるのでカタログ上は高性能ですが果たしてワックス異性化のVHVI+と比べて同等の性能が担保されてるのか?
ペトロナスのEtro+は粘度指数は低めです。Etro6+でも132とか。
上の製造方法だとこの辺りの粘度指数に落ち着きそうな気がします。
ワックス異性化に比べると不純物も混ざりそうだし。

ややこしい感じになりますがVHVI+でも差がありそうな気がします。


VHVI<VHVI+<VHVI+(ワックス異性化)≒GTL≒PAO


じゃあ、VHVI+が使われているエンジンオイルはどれか?
これはVHVI+と書いてある以外に判別が出来ません。
何たってGr.I鉱物油からGr.III+鉱物油まで全部「鉱油」ですから。
CAS#64742-54-7だってGr.IIからGr.III+です。
SDS見てもVHVI+の判別は出来ない…


エクソンモービルのVISOMはCAS#が異なります。
64742-70-7 触媒脱ロウ重質パラフィン(Mobil VISOM6)
64742-71-8 触媒脱ロウ軽質パラフィン(Mobil VISOM4)
が、これだってどの工程で触媒脱蝋したのかによってGr.II~Gr.III+まで判りません。

私が「GTLでいいや」となってしまう理由はここです。
GTLなら確実に中の上以上が入手出来るけど、VHVI+は試すまで判らない。



VISOMもYubase+も日本で買えるのに使っているオイル屋さんを殆ど見かけません。
一番安いVHVIも、合成油以上の性能を持つVHVI+もどれも「合成油」と書かれてしまうと扱いづらいのでしょうね。

「VHVIがPAOと同等だとしたらVHVI+はPAO以上の性能なの?」

という至極当然の質問が来ますからね!

因果応報ですよね。日ごろからVHVIを合成油のように扱うからこんなことになる。
せめてVHVI+以上から合成油表記OKだったらまた違った世界だったろうに…

カストロールのSytecが合成油論争の出発点ですが、あの時比較対象だったのはPAOとシェル製のXHVI(VHVI+)です。
なのに蓋を開けてみたら「Gr.III鉱物油を合成油と表記しても不問とする。」とおかしな裁定になっている。



【余談】
ファ〇トロンネクスト(プルタミナ)はGr.III+の記載はありますが、どう考えてもVHVI以下の性能でした。

インドネシアのプルタミナはSKルブリカンツと協業してGr.III+を作っているような話を聞いたのでGr.III+で間違いと思いますが、安すぎるし実際の性能もアレなので…

ベースオイルが良くても添加剤次第と言うことか?
でも、それなら今使っているHX5Plusがベンチマークになりそうです。
あれはベースオイルがGTLで添加剤があまり入っていない雰囲気はありますが、それでも組成の良さは体感出来ます。
ファ〇トロンまだ残っているのでアルトで試してみるか…



【余談2】

Yubase+の製造工程の図ですが、これをGTLに置き換えると同じように常圧蒸留の留分からGTLオイルが製造出来そうですよね?

一般的にGTLオイルは一番下のFTワックスから異性化して製造しますが、留分からGTLオイルが生成出来るとしたらリーズナブルなGTLオイルが作れそう。

シェルの安いGTLはこれじゃないのか?と予想しています。
市販していないので本当のところは判りませんが、ワックス分を除いた更に留分からオイルが作れるとしたら…
誰か教えて~
Posted at 2025/10/22 09:32:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記

プロフィール

「何故急にプラントコード?誰か5chでも上げたか?w」
何シテル?   06/24 08:33
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
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