レノボ・ジャパンが展開する『BestEngineered PC~
最高のPC』キャンペーンの一環として企画された、
レノボ・ジャパン大和事業所見学会。参加人数20人
という狭き門ながら見事当選(当選倍率10倍?!)。
本日13:00から参加してきました。
大和事業所とは、IBMの時代からThinkPadの設計を
行ってきた開発拠点で、ThinkPadマニアにとっては
言わば聖地のような場所。
(スバルでいう大田市のようなものかな…)
13:00から始まった見学会は、開発者の熱気あるトークと参加者の質疑などで、気づけば予定より
1時間押しの18:30終了と大変充実したものでした。見学会のメニューは、
①レノボについて
②T61開発秘話
③キーボード開発秘話
④名物!拷問試験見学
⑤ThinkVantageの解説
⑥質疑応答&記念撮影
中でもキーボードについては開発者のこれでもか!というくらいの拘りに頭が下がりました。例えば
・キーを押下する力と戻る時の反発力を同等にすることが理想らしく、これに徹底的に拘っている。
・タイプミスを軽減するべく、あえてキートップ面積を狭くし、さらに皿状の窪みを設けている。
その結果、キー下部の容積が狭くなり構造設計が難しくなるという代償に挑み克服している。
・爪の長い女性に配慮して、ファンクションキーとベゼルの間に隙間を設けている。
・スペースキーを押す時に指がパームレストに当たらないようにパームレストを傾斜させている。
などなど。
また大和事業所名物の拷問試験では、
・およそ1mの高さからの落下試験、共振試験、HDD稼働中の振動試験
・電波暗室での電磁測定、無響室、残響室での騒音試験
・液晶カバーへの加圧試験、液晶ヒンジ開閉試験(1万5千回!)
・恒温槽での低温&高湿試験
競合他社のPCがことごとく破壊されていく中、ThinkPadの堅牢性を大いに実感できました。
参加者には社員よりも詳しいのでは?と思うほどの信者も居て話についていくのが精一杯でしたが
やはり同じ技術者として、色々な拘りを見せつけられると共感するものが多々あり、マニアが多い
というのも頷けるような気がしました。
ひとつ残念なのは、このような高い拘りをもったPCを店頭で気軽に触って見比べることができない
ということでしょうか。(都内でもThinkPadを展示している家電店がほとんど無いのは非常に残念…)
今期F1でのAT&Tウイリアムズとのパートナーシップが、どれだけPCの販売に貢献できるか?
期待したいところです。
Posted at 2007/07/07 05:40:41 | |
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