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タッチ_のブログ一覧

2019年02月14日 イイね!

「すべての事象に理由がある」と、ボクも思う(笑)

先月の下旬に森慶太氏というライターがCX-8を酷評する試乗記がwebCGに載った件をお友達のブログで知り、それをネタに今月はじめに何本かブログを書きました。
どーもこれはお友達の策略にボクがまんまとハマってしまったらしいのですが、、、A^_^;)

ボクはそのライターの事を正直ほとんど知らなくて(苦笑)、だから当該試乗記の問題点(具体的に5つ)を指摘して仕舞いにするつもりでした。

と・こ・ろ・が、、、

彼は色々な意味で中々の有名人(笑)だったらしく、彼の主張を擁護する人、批判する人、その他w色々とあった挙句に、とっても興味深い情報を見付けてしまいまして(^m^)。

正直コレをブログに書こうかは最初は躊躇していて、実はほぼ封印するつもりだったのですが、、、

先ず躊躇していた理由ですが、過去に書いた自動車評論屋の批判記事があって、これらが想定外に大ウケして応援コメントまで頂いちゃったのですが、別にこういうのがボクのブログのテーマでも、ボクのライフワークでもなんでもないので、あんまりそっち方面で評判が立つのは困るな~とA^_^;)

そして、別にこのライター個人に恨みがあるワケでもないですしね。辛辣な個人攻撃をしたところでボクになんら得るものはありませんし、どうやら少なからず居るらしい彼のファンに、わざわざ反感を買うのも如何なものか?とも思ったからです。

それを敢えて書いちゃおうと思った理由は、どうもそのライターがボクのブログを読んだようなので、、、(苦笑)。

2019/12/11追記:彼はこの記事を読んだら、松田秀士さんに対しても食って掛かるんでしょうかね(笑)。


さて前置きはこのくらいにして本題です。

例の試乗記の問題点は既にブログにまとめましたが、お友達の指摘の通りで、正直ところあそこまで辛辣…というよりはメーカーや既にオーナーである人たちの気分を害する、まるで「読んだそれらの人たちを不愉快にさせることが目的」と云わんばかりの記事を書いた理由は一体何なのか?冷静に考えれば大いなる疑問が湧くものでした。

その彼の記事を不快に思った人は多かったようで、ボクのブログにイイね!も比較的多く付いて、同意のコメントも複数頂いたのですが、そんな中である人が、このような記事が書かれた理由についての推察をコメントしてくれました。

その内容にボクは妙に説得力があると感じたものの、彼もなんらかの証拠を元に書いた訳ではないでしょうから、まぁそこで話は終わるハズでした。

と・こ・ろ・が、、、

その後、彼の推察と同じような情報提供(笑)が他の複数の人物から裏(直接のメッセージなど)で届いたりすると、こちらも無関心というワケにはいかず…というよりは、俄然興味が湧いてくるじゃないですか(^_^;)

その内容は?というと

「例の試乗記は、ミニバンを販売している某国産メーカーの逆ステマかも?」

というもの(驚)。

ボクは過去のブログでも書いていますが、メーカーが広告代理店などを使って逆ステマをやっているなんて話は、少なくとも日本のメーカーでは考え難いと思っています。しかしかつて伏木氏の「雉事件」のように、海外メーカーはその限りではない、とも思っていました。何しろ米国ではTV CMで堂々と競合他車との比較が流されたりしてますからね。日本人の感覚では考えらない競合をあからさまに批判するような広告・宣伝が普通にされている彼の国の人たちの感覚と、外車がどの国よりも高い値付けで売れる日本市場でブランドイメージを維持しようと思えば、競合する国産のレクサスに対して逆ステマを行なうことなど、なんの躊躇いも無いだろうと。

ただ上記の話に証拠があるワケではないので、雉事件も含めて真相は闇の中です。

国産メーカーでも、そんなことに手を染めるところがあるのか?

ということで、複数のタレ込みwに基づき、

「CX-8の販売好調と、低価格のガソリンモデル追加で攻めの姿勢に出たマツダに対して、某国産メーカーが自社のミニバン販売への影響を懸念してネガティブキャンペーンを行った。」

という仮説を立てて、ちょっと考察してみたのです。

CX-8の販売好調は事実です。
2.5Lガソリンモデルを290万弱の値付けで追加したことも事実。
そしてその価格は、激戦の5ナンバーミニバンの価格帯に確かにMeetしそうです。

ただ、、、ですよ(^_^;)

いくら好調と云ってもCX-8の昨年一年の販売実績は3万台レベル。
5ナンバーミニバンって国産メーカー3社合わせて年間30万台レベルと桁が違います。

CX-8に追加された290万弱の25Sはほぼ裸仕様であり、販売台数がイキナリ倍や3倍になるとは考え難い。多くてせいぜい2~3割増で、5ナンバーミニバン市場のたった2~3%程度でしかありません。

そしてそもそも国産メーカーがこの手の事をやるとは考えていないボクは、こんな微々たる数字で逆ステマを仕掛けるとは、やはり考え難いと思いました。

大体、CX-8は5ナンバーミニバンよりLクラスミニバンと競合していると聞いています。そこでCX-8の登場を受けてLクラスミニバンの販売がどのくらい影響を受けたのかも調べてみたのですが、、、
自販連の統計ページ(TOP 50)から判る数字に拠れば、アルファード/ベルファイア/エスクァイアの合計が、2017年は13.3万台弱、CX-8が登場した2018年は14.2万台強と、全く影響が無いように見えます

と、ここで面白い事実を見付けました。

上記3車種のライバルたる某国産メーカーwのLクラスミニバンが、2017年TOP 50内の実績から、2018年はTOP 50落ちしていたのです。しかしその某メーカーwの5ナンバーミニバンは、2018年はクラストップの販売実績でした。

これらの事実から、CX-8の登場で既に老朽化していたLクラスミニバンの販売が打撃を受けた上、低価格帯のガソリンモデルの投入で5ナンバーミニバンの販売にも影響が及ぶことを懸念する国産車メーカーが、どうやら存在しそうだということは判りました。

しかし、、、

色々と噂のある海外のメーカーならいざ知らず、日本のメーカーがそんな破廉恥な行動に及ぶとは、やはり考え難いとボクは思うのですよ。


あれ?


その某国産メーカーって某欧州メーカーの資本がガッツリ入ってるじゃん(爆)。

以上の事実は自分で書いておいて何ですが、容疑を裏付ける証拠とまでは言い難いです。しかしながら逆ステマを仕掛ける動機を裏付ける状況証拠wにはなりそう(笑)。

トヨタと国内メーカートップの座を争っていたのは今は昔。ホンダに2位の座を奪われたり、経営が傾いて外国資本の支援を受けたり、最近では経営再建の立役者だった元会長が逮捕されたり、、、

そんな中で2018年の販売実績でコンパクトカーとミニバンがクラストップであった点は明るいニュースで、その座を脅かすライバルの存在は、当然面白い筈がありません。

そして日本人のメンタリティなら自社製品の広告・宣伝により力を入れようと考えると思うのですが、欧州メーカーから派遣された社員や幹部なら、自社製品のアピールに留まらず、ここはライバルの足を引っ張る何かをすべき状況である、、、なんて考えるのかしら?(^_^;)

読者の皆さんはどう思われます?(苦笑)


さて、複数のタレ込みwに端を発し、どうやら可能性として動機がある国産メーカーの存在まで辿り着いたところで、次なる話題。

どこかの誰かがCX-8の評判を落とす記事を誰かに書かせたいと考えたとします。

人選の条件としては、少なくとも既にCX-8に対して高評価な試乗記を書いているライターは除外しなければなりません。突然数カ月前とは全く逆の悪評に転じれば、不思議に思う人が居るでしょうし、恣意的なものを感じる人も居るかもしれません。大体、好感を抱いている商品やメーカーに対する酷評を書かせるとなれば、それまでの評価や信条を曲げて嘘を書くワケだから普通は抵抗感があるものでしょ?昨今のマツダ車全般に厳しい評価のライターが都合良く見付かれば御の字でしょうが。

もっとも雉事件の伏木氏の流言wに拠れば、この手のオファーでは簡単にライターの信条なぞ覆っちゃうくらいの高額報酬がチラつかされるよーなので、まぁ引き受けてくれるライターが見つかれば誰でも良いのかもしれません(^_^;)。

ところで、当の森慶太氏はマツダ車、更には近年のマツダのクルマ造りに批判的な方だったのでしょうか?(・_・)b

実は問題の記事と同じwebCGの試乗記にこんなのを見付けました。

理想の“アシ”を求めて 2016.12.12

更にコレ。上記の試乗記の更に2年前のもので、彼のメルマガの内容だそうです。

マツダは本物か? 2014年11月23日

読み難いと評判(苦笑)の彼の記事を「読んでみて下さい」と書くのは恐縮なのでポイントを抜粋すると、2年前と4年前に彼が当時のマツダのクルマ造りと、出来上がったマツダ車をどう評価していたかが、以下の通りに伺えます。

先ず2014年
いまのマツダはホンモノか? というと、「この調子でいけ!」ですね。
俺がもしナンかいうとしたら。
ナンかクルマを買うなら、どれでもいいからご予算と用途とお好みにハマるところでマツダ車をどうぞ・・
安心して即答できるレベルにはまだ、というのもありますが。
ただし現状でも、国産の同クラス横並び比較でいったらたいがいマツダでオッケーだと思いますが。
なかの事情に詳しいわけではないですが、俺がみたところではいまのマツダ、まだ工事中です。
クルマの走りや乗り心地に関して、「ウチのはこうです!!」っていうのを(それも、普遍的な説得力があるのを)彼らはいま、作り上げようとしている途中だということです。
昔からの流れでなんとなく、はやめて、ちゃんと考えてイチから
で、いいものができあがりそうな手応えはしっかりあるし、結果もある程度かもっと出せてはいるけれど、でもまだ完成じゃない。


という感じで、当時のマツダ車の出来について必ずしも太鼓判ではないものの、マツダのクルマ造りの姿勢と、今後生み出されるであろう商品に大きな期待を寄せていた風に伺えます。

更にその2年後の2016年
とにかくデミオ、今回の改良でベターになったことは間違いないと思う。自分たちの考える「いいクルマ」に近づけるべく製品をしつこく改良していくのは、それも間違いなくベターである。

デミオのマイナーチェンジで、やはり十分に納得はいっていないものの、2年前に評価したマツダのクルマ造りの姿勢によって、一定の改善を認めた上で、その姿勢について改めて高く評価しています。

そして問題の記事。

くしくも上記のデミオ試乗記から概ね2年後の2018年
・日本車だから、国産車だから「こんなもの」。もしかして、そういうアタマが作り手の人たちのなかのどこかにありはしないか。
・マツダのクルマづくり力に関しては、エンジン(もっというと、その基礎開発とか先行開発とかだろうか)以外の他の領域が取り残されている感が強い。端的に、特に、それは乗り心地の分野である。
・マツダだって、海外のクルマを参考用ないしお手本としていろいろ買い込んでいるはずだ。何十年間にわたってそういうのを乗ったりバラしたり計測したりしてきて「アナタがた、いったいどこを見てたんですか!?」。
そろそろ決定版ないし「これがウチの答えだ!!」的な説得力ある乗り心地(や操縦性や安定性)のを出してくれてもいいのではないですか。独特さなんて要らないし、フツーでいい。ナンならどこかのイイののマネでもOK。
・マツダ車はクルマの一番肝心なところ、すなわち乗り心地の快適さの仕上げがどうも雑。「真っすぐ走る」関係のもふくめてザツい。ガサツ。そういうのが多い
・いっそワルに徹して、割り切って、クルマのことなど分からないし運転も別に好きでもない一般ピープルをコロリとダマす方向でチューニング。そういうテもあるかもしれないけれど、もちろんというか、それも、できてない(やらないでね)。とはいえ実はすごく手間をかけて時間もかけて頑張って頑張ってやって「ヨシ!!」で、これ……なのだとしたら、その場合は目標の設定がどこかおかしい。間違っている可能性がある(「ヨシ!!」じゃないのに出しちゃったとしたら、それはそれでモンダイ)。


解説が要ります?(苦笑)

彼は4年前に当時のクルマ造りの姿勢と出来上がった商品に対して一定の評価をし、その2年後に再び商品の改善の姿勢と出来に一定の評価をしていました。

ところがその2年後の今、商品の出来に留まらずクルマ造りの姿勢についても酷評していますね。しかも細かく読むと、2年前、4年前にご自身が評価していた筈のクルマ造りの姿勢、更にはその時点で彼なりに理解していたであろうマツダのクルマ造りの哲学についても、綺麗さっぱり忘れてしまったかの如く、です。

どうしてこのような掌を返したような記事になったのでしょう?
彼の本音は一体どこにあるのでしょうか?

最近の記事が本音で、4年前と2年前の記事は実はメーカーを慮った嘘であった、というならそれはそれで問題です。
4年前と2年前の記事が本音で、最近の記事が実はそうではないならそれも問題です。

4年前と2年前までは良い調子だったが、最近のマツダ車は急にダメになったとか?

ボクは行掛り上w、初期型のデミオも、改良型のデミオも、そして最新のCX-8も乗りましたが、この6年余りの間にマツダのクルマ造りの姿勢に進化はあっても、大きな方向転換は無かったと感じてます。だから一貫して、新しい商品の方が乗り心地も含めてクルマは良くなっているという評価です。故にCX-8も愛車のアテンザ(2015式)より乗り心地の改善を確認しました。

これはボク自身の評価ですから、森慶太氏が同じ評価をするとは限りません。

しかしそれはもはや問題ではなく、クルマとその背景たるクルマ造りの姿勢まで含めて突然、酷評に転じた理由です。
CX-8の試乗記では、ずっと前からダメで一向に改善されないという論調です。明らかに一貫性、連続性を欠きます。「2年前までは良かったが今はダメになった」という説明はどこにもありません。

なんでこんな事象が起こるのか、とても不思議に思いません?(^_^;)

すべての事象に理由がある」とは、森慶太氏が過去の試乗記に付けたタイトルだそうですが、この点はボクも全く同感です。

果たしてその理由が何だったのか、そんなのボクは知りませんけどね(笑)。
Posted at 2019/02/15 13:27:20 | コメント(7) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2019年02月03日 イイね!

CX-8の乗り心地に見る第7世代マツダは大丈夫か?という話(3)

CX-8の乗り心地に見る第7世代マツダは大丈夫か?という話(3)この記事は、エンジンとデザインと・・・について書いています。

さて、例のCX-8の試乗記で書かれていたことがどうだったかをボク自身が確認した時点で、その記事、ひいてはそのライターの問題点を記しておきたい。

先ず最初に断っておきますが、書かれている内容がボクの印象と違うから問題だと言うつもりはありません。なぜなら試乗記とは所詮は書く人の主観であるため、彼がそう思ったことをボクが違うと云うことは出来ないからです。(^_^)b

実際に彼が主張する「揺れ」に該当すると思われる挙動はありましたし、1.9tの車重相応の重厚感もありませんから、書かれていること全てが虚偽wではありません。

じゃぁ何が問題だとボクが考えているのか?

先ずはご参考ですが、かつてガッツリ書いた、ボクがジャーナリストと称する人たちに期待する事実を伝え、真実に迫ることというのを念頭に述べると、以下の通り。

試乗記とはその目的にも拠りますが、良し悪しを判断する前提として商品の狙いなど、背景の正しい理解が必要です。その上で、その意図通りに出来ているか?期待値と現実のギャップの有りや無しやを語るというのがひとつ。
或いはメーカーの意図はそれとして、具体的に市場で競合するであろう他車と横並び比較をして、設定した評価項目で〇や×を付ける、という方法もあります。

今回の記事は競合比較ではないため、造り手の意図と完成度に対する評価か、或いはライター個人の期待値と実車のギャップか、のどちらかになるワケですが、読めば後者であったことは明らかです。

彼の中のベンチマークがなんであったかは判りませんが、それに照らして〇か×かを述べるだけなら、単に自分の好みに対して好きか嫌いかのみ言及すれば良い話です。それじゃぁ我々シロートが愛車を基準に良し悪しを語るのと何が違うの?という話は、まぁ横に置きましょう(苦笑)。
但しこのスタイルを採るのであれば、該当商品の向こう側にある造り手の哲学うんぬんに言及するのは分不相応という話になります。

逆に、造り手の哲学まで含めた評価を最新の商品を通じて行う意図であるならば、先ずその造り手の意図が何なのかを丁寧に紹介した上で、評価結果を述べるべきでしょう。

例えばCX-8ではなくアテンザの昨年の商品改良に関する記事ですが、

アテンザの課題と進化 (ITmedia 池田直渡「週刊モータージャーナル」)

Webページで実に3頁に渡って商品改良に至る背景の説明があり、次の1頁で具体的な商品改良の中身が紹介されています。そして著者が実際に試乗した感想と続きます。

このような構成の記事であれば、仮に著者が指摘した課題が商品の完成度の問題なのか、その背後にある哲学自体の問題なのか、自ずと明らかになる上に一定の説得力を持ち得ます。

以上の観点から問題の記事を読むと、書かれている内容の是非以前に記事の文章構成の基本が出来ていません。(問題点①)


マツダの目指している人馬一体の乗り味は難解で(苦笑)、マツダ自身が上手に説明が出来ているとも言い難いのが実情です。故にボクは一連のブログの冒頭で丸々一本のブログを使って関連情報を紹介したのです。

マツダに物申すつもりであれば、当然これらの背景は全部頭に入っていて然りですが、記事を読む限りではとてもそうは思えません。知っていれば「独特さなんて要らないし、フツーでいい。ナンならどこかのイイののマネでもOK。」なんて失礼なことは、普通の神経では書けないハズです。逆に知らないからこそ無邪気に書けてしまう。つまり勉強不足。(問題点②)

また、乗り心地と乗り味(操縦性や安定性、他)は基本的にトレードオフの関係にあります。故に高いレベルで両立したクルマが高く評価されるわけですが、もし乗り心地に問題アリとなった場合、トレードオフとなる乗り味に、乗り心地の悪さに目を瞑っても良いと思えるような大きな価値がもしあれば、評価が×とならないケースもあります。もちろん逆のケースも有り得ますが、この二つを天秤に掛けた上での評価はほとんど行われていません。乗り味に関しては本当にサラッと「悪くない。むしろ良いくらい」と書くに留めていますが、背が高くホイールベースも長く重たいCX-8が良好なハンドリングである点と、乗り心地の悪さに関する考察は、ほぼ無いといっていいでしょう。考察不足は否めません。(問題点③)

彼はこの記事で一体何を成し遂げようとしたのでしょう?上記の物言いもそうですが、記事の中にはCX-8の開発に携わったであろう人たちが憤慨するような、侮蔑と言っても良い表現が頻繁に出てきます。もし彼が商品をより良くして欲しいと願ってマツダに意見する意図があったとしたら、こんな記事の書きっぷりで、マツダ社員が聞く耳を持つと思いますか?

他人から頭ごなしに侮辱を受け、しかし彼の言うことを聞かざるを得ない関係というのは主従関係です。ライターとメーカーに主従関係はありません。良くて対等。同じ業界人として、です。対等な人間が相手に言うことを聞かせるためには、説得力のある意見は当然として、先ず相手に対する敬意(リスペクト)が必要不可欠です。この著者の言い回しは、明らかにメーカーに対する敬意を欠いています。(問題点④)

自分の上司でも、親会社の人間でもないただのライターからこんな言われようをして、意見を真摯に受け止めて改善に励む人間が果たして世の中にどれだけ居るでしょうか?もうこれはライターというより、大人、社会人としての彼の常識が疑われます。(問題点⑤)

百歩譲って(苦笑)、メーカーがどう受け止めようがお構いなしに、読者が面白おかしく読んでくれれば良い、と思っていたとします。個人的にはそれってどうかと思いますけど(^_^;)

先ずCX-8のオーナー、そして現在のマツダ車に乗っているオーナーは絶対に面白くないですよね?何しろCX-8のみに留まらず、マツダのクルマ造りにダメ出ししているワケですから、ボクのアテンザも、アクセラもデミオもCX-5も、CX-3ももしかしたらロードスターも、全部乗り心地は×。そんなクルマで満足しているオーナーはクルマ音痴だ!と言わんばかりですから(苦笑)。

じゃぁ一体、この記事を読んで誰が喜ぶのか?何のために書かれたのか?

勿論、真相をボクは知りませんが、思い当たる節としては、CX-8の販売好調の報を受けてどうやら企画がされたようですね。最近のマツダ車は欧州車と競合するケースが増えていると聞きます。とすれば、マツダが叩かれて喜ぶのは、欧州メーカーの日本法人でしょうか(爆)。

これは半分以上冗談ですが(^_^;)、


以上の通りで、著者がCX-8とマツダに対してボロカス書いたのに負けず劣らず(笑)、掘り下げれば問題点は色々と指摘出来ます。

加えて書かれていることと、ボク自身が実際に乗って確認した事実とが大きく乖離しているとなったら・・・もう皆まで言わなくてもボクの結論は明らかですよね(^_^;)。

大体、試乗の当日まで試乗車のグレードを勘違いしていたと堂々と書くあたり、仕事に対する姿勢が雑過ぎます。彼は

マツダ車はクルマの一番肝心なところ、すなわち乗り心地の快適さの仕上げがどうも雑。「真っすぐ走る」関係のもふくめてザツい。ガサツ。そういうのが多い。

と書いていますが、オマエの試乗記の方がよほどザツい。ガサツだろう!って思われるとか、考えないんですかね?A^_^;)

彼は一体自分を何様だと思っているんでしょう?(苦笑)


実はこのブログを途中まで書いていて気付いたんですが、この森慶太氏というライターは、ボクがブログ中で良い記事の例と紹介した、池田直渡氏と一緒に活動しているようですね(苦笑)。
池田氏は少しジャーナリズム・・・以前に記事の執筆のイロハから指導してあげれば良いのに、、、とマジに思いましたょA^_^;)。

まぁお二人がどういう関係かは解らないのでもしかしたら難しいのかもしれませんが、、、

もし彼の周りに、かなりアカラサマな不出来をちゃんと指摘して直させることのできる人材すらいないとなると、自動車ジャーナリズムの未来はあんまり明るくないですね(苦笑)
Posted at 2019/02/05 03:13:28 | コメント(8) | トラックバック(1) | 自動車市場 | 日記
2019年01月17日 イイね!

新型スープラ発表に想う

新型スープラ発表に想う本当は2019年の一発目のブログがコレのつもりだったのですが、、、(苦笑)

しかしアンチ・トヨタを公言してはばからないボクが新年の一発目に上げる話題がトヨタのスポーツカーってのもどうよ!?と思いつつ、結果的に二発目になったから、まぁイイか(笑)。

トヨタのリリースをはじめ、各メディアの紹介記事を読むと、実に17年ぶりの復活なんですね。

豊田章男社長がマスタードライバーだそうで、それだけでも相当に気合の入ったモデルであることが伺えますが、偽装が取れた新型スープラの外観を一目見たボクの正直な感想は、、、

うわぁー、カッコ悪ぅ~(爆)

個人の感想なのでね(^_^;)
仔細を聞けばホイールベースとトレッドの比率といったディメンションに拘り、直6搭載のFRというスープラのアイデンティティを継承し、更には伝説の名車トヨタ2000GTのデザインエッセンスを各所に取り入れた、、、な~んて聞けば、さぞかしカッコイイデザインで登場するだろうと期待は高まるワケですょ。

どーしてこうなっちゃうのかしら、、、A^_^;)

ボクがアンチ・トヨタであるが故に取り敢えず新型車はディスッとけ!みたいなブログと思われたくは無いのですが、アンチ・トヨタのボクをして、実は密かに期待していた新型スープラ、パッと見でいきなり出鼻を挫かれた格好です(苦笑)。

良い点を挙げると、直6縦置きのFRという古典的なレイアウトで凡庸になりがち、、、というか「XXに似ている」と言われ勝ちなデザインで、確かに過去の何にも似ていない個性的なデザインである点は認めます(^_^;)。ただ現行プリウスのデザインでもそうだったように、個性的とか保守的でない進歩的なデザインを指向するのは良いとして、出来上がったモンを多数の人が見て「変」と感じるデザインというのはどーなのよ!?と思わずにはいられませんでした。
どーもトヨタ・デザインの弱点というか、課題はこの辺りにありそうですね。

デザイン以外wでは見所、というか注目点は多くて、細かなスペックやら実際のパフォーマンスの前に、マスタードライバーの豊田章男社長が語ったこのプレゼン

スポーツカーというか、後に名車と呼ばれるクルマってやっぱり開発にまつわるこういったストーリーがとても重要で、後は高まった期待を大きく裏切らないパフォーマンスさえあれば、一定の支持は得られるものです。

このクルマがBMWとの共同開発というのは有名な話で、BMWではオープンモデルのZ4がソレに当たります。これはスバルと共同開発した86/BRZとは次元が違うコラボレーションで、86/BRZが一卵性双生児だとすると、スープラ/Z4は二卵性双生児です。中身は一緒かもしれませんが、外見は全く別物で、当然チューニングもキャラクターも、更に言えばマーケットも全然違う筈です。ボクが「次元が違う」とはそういう意味で、86/BRZはデザインの違いは細部のみ、チューニングはトヨタ/スバルでそれぞれ行ったようですが、マーケット(対象顧客)は基本的一緒だったでしょうから。

トヨタとしてこのスキームで少量販売しか見込めないスポーツカー等のビジネスを成立させられれば、今後様々な可能性が広がります。マツダとコラボして次期ロードスター(NE型?)をベースに現代版ヨタハチ復活とかw

スペックとパフォーマンスについては今後を見守っていくしかありませんが「絶対的なパフォーマンスもさることながら、感覚性能を磨くことに注力した」そうで、その辺りの仕上がりは注目です。

3Lのターボなので、最高出力340psはそんなにハイチューンというワケではありません。引き合いに出されるであろうライバルは、ポルシェだとケイマン(300ps)、ケイマンS(350ps)、911カレラ(370ps)という感じです。2Lの四発もラインナップされるようなので、ポルシェでバッティングするのは718ボクスター/ケイマンでしょうかね(^_^;)。2.5L四発の718とは微妙にポジショニングがズレて見えるのは偶然か、狙い通りかはわかりません。

スポーツカーって難しくって、造り手がいくら「速さだけじゃなく」と言っても遅かったら評価して貰えないし、しかし速いだけでも「個性が無い」ってダメと言われたりします。

その点ではチーフエンジニアの多田氏がこの記事で非常に興味深いことを仰っていて、このスープラの乗り味が86の乗り味の延長線上に位置して線が引けると、それがトヨタスポーツの「味付けの軸」になるかもなぁー、と思ったり。

という感じで、トヨタはあんまり好きじゃないwボクですが、スープラが市場にどんな風に受け入れられるかは注目していますよ。

むむむ、と思ったデザインも、実車を見たらまた評価が変わるかも、、、しれませんしねA^_^;)
Posted at 2019/01/18 12:13:12 | コメント(6) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2018年12月10日 イイね!

2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーにしらけるw

2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーにしらけるw なんか先週末に今年のカーオブザイヤーが決まっていたそうですね(^_^;)。

先週末のイベントに向けて結構、テンパっていたので全く気が付きませんでした(苦笑)。

しかし大賞がボルボのXC40と知ると、しらけますねぇ。。。

あ、別にXC40が大したクルマじゃないとか、大賞に相応しくないとか、果ては昨年のXC60の受賞に味をしめたボルボ・ジャパンが相当な金をバラ撒いたに違いない!なーんて根も葉もないイチャモンを付けるつもりはありません(笑)。

XC40は評判の良いクルマのようです。流行りのコンパクトSUVですし、最新世代のボルボ車らしい仕上がりに、少なくとも写真を見る限りは思えますし、最近のボルボは良い仕事をしているんだと想像は出来ます。

しかーし、、、

全長4.4m級のコンパクトSUVで、価格が389万~549万ですょ。

国産車で競合するトヨタ・CH-R、ホンダ・ヴェゼル、マツダ・CX-3なんかと比べると、倍とまでは言わなくても1.8倍くらいにはなるでしょうか。。。

そんだけ高かったら商品として優れてて当たり前!
或いは、商品として相当優れていないと評価できない!

な~んて思ったりするワケですよ。この庶民感覚からのかくも大きな乖離は何なのだ?とA^_^;)。

という感じでどっちらけもイイところ、と思いましたとさ(苦笑)。

Posted at 2018/12/10 18:35:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2018年10月01日 イイね!

レクサスの目指すべき処

レクサスの目指すべき処
前回のブログで、メーカーが自ら信じるクルマ造りを推し進める上で、市場の声を聞くときに誰の声に耳を傾けるべきか?は非常に難しく永遠の課題である、、、な~んてことを書きました。

そしたら今日、実にタイムリーに非常に面白い記事を見付けました。

或る経営者の告白「人生初の浮気を考えている」

第456回 レクサス・LS(ユーザー編)

実はこの前段としてレクサス・LSの開発者インタビューが6回に渡って掲載されていて、最新型のLSが何を目指して開発されたのか、開発責任者の語りを読むことが出来ます。

レクサス・LSに限らず、トヨタのクラウン、そして独プレミアムブランドのフラッグシップもオーナーの高齢化という深刻な課題を抱えていて、若い顧客層の獲得という命題があります。それは平たく言えば

オヤジセダン => スポーツサルーンへの転身

というのが常套手段で、LS開発責任者も

先代のLSは僕らから見ても熟成されていましたし、大変良いクルマだという高い評価もいただいていました。でも実際にお客さんに話を聞くと、「なんかワクワクしないんだよね」、と言われることが多かったんです。

と答えていて、良いクルマであるだけでは不十分で、そこに運転する楽しさや歓びをレクサスのLSのオーナーですら求めていることが伺えました。

こういった背景や顧客の声に基づいて、開発責任者が「しっかりした乗り心地」と称する新型LSの乗り味がチューニングされて世に出たワケですが、、、

紹介した記事のオーナーさんからは

硬い。新しいLSはともかく硬すぎる。あり得ないほどに硬い。

と酷評されてしまいました(^_^;)。

ここまでの展開だけを表面的に見れば、インタビューに答えたオーナーさんは旧来のサルーンの鷹揚な乗り心地を好み、スポーティな乗り味などには興味を持たない典型的な保守的オーナーさんという印象を持つかもしれません。しかし記事を読んで頂ければ判る通り、全く違います

そして、ずっとトヨタ車を乗り継いでこられた優良顧客であると同時に、外車wに対する盲目的な信仰心など微塵も無く「その価格差に見合う価値があるのか?」とバッサリ(笑)。

間違いなくレクサスはこういった顧客と、その声を大切にすべきですが、その彼がトヨタ渾身の新型LSの乗り心地にダメを出したというから、なんとも悩ましい話だと思うワケですA^_^;)。

しかし彼のこの意見は、先日ブログに書いたワケのわからないw変なライターの意見とは異なり、100万倍も貴重な耳を傾けるべき意見でしょう。
今後の試験項目に「首都高の段差を乗り越えても後席でスマホの文字が打てること」というのを追加しても良いくらいwww

問題は彼の意見を容れて乗り心地を改善しつつ、今回のLSが目指したワクワクする走りを損なわないこと、ですが、二律背反と容易に想像が出来るこの課題を解決できれば、LSのみならずレクサスとして更に一段のレベルアップとなるでしょう(^m^)。

更に加えて、、、ですが、彼の運転手へのインタビューも紹介されていますが、旧型LSに対して
「神経を使う」「思い通りに止まれない」「思い通りに加速できない」「前のほうが格段に運転しやすかった」という意見も大変貴重、、、というか忌々しき事態です(苦笑)。

このドライバー氏の運転技量はもちろん記事から推察するしかありませんが、「私たちはタクシーじゃないですから、そんな運転は絶対にできません。」という一言に、然るべきレベルの運転技量をお持ちである点が伺い知れますd(^^o)。

その彼をして、旧型で出来た運転が、新型では容易ではないという点は作り手からしたら大問題でしょう。だって彼らドライバーは、クルマが変わろうが変わるまいが絶対に同じレベルの運転をしようとする筈で、新車の特性違いに起因する「慣れ」の期間を過ぎてなお「思い通りに運転するのに神経を使う」というのであれば、これはもうクルマ側の問題と言わざるを得ません。

大体、優れたクルマとは初めて乗った瞬間からドライバーの意のままになることも重要な要素なので、ボクがもしトヨタのエンジニアであれば、LSの旧型を持参してこのドライバー氏のところにすっ飛んで行って聞き取り調査をしたいくらいですね(笑)。

話を戻して、メーカーが大事にすべき顧客の声というのはかくの如しで、ときに厳しかったり、一見してメーカーが目指している方向性に反する保守的な意見に映る場合もあります。しかし例えそういった意見であっても、欧州車贔屓のチャラい輩の意見と、このオーナーさんの意見とでは、もし中身が同じであってもその意味合いや重みが全く異なる筈です。

こういった声にどう応えて、LSをどう進化させていくのか?レクサスにとっては難題ですが、こういうオーナーさんが居ること自体はとても羨ましいことなのだろうと思いました(^_^;)。

ボクはメーカーの人間ではありませんが、、、(爆)
Posted at 2018/10/01 14:35:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記

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