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2012年12月11日 イイね!

「スバル考察」について

「スバル考察」についてこの記事は、スバル考 (その1)について書いています。

以前、「スバル快走の報に想うこと」というブログを書いたところ、AWDに拘る割りに初心者なボクには大変勉強になるブログを、なんとコメント代わりに書いて頂いた。感謝です。m(_"_)m

ボクはスバルといえば知人のレガシィB4(2.0GT spec.Bだったかな?)を一度運転したくらいで、クルマ(製品)について多くを語る資格を持たないから、傍から見た企業戦略、販売実績などの企業活動の成果、評判などから想うところをブログに記したのみ。その認識には共感を頂いたようだが、一方で現役スバリストがあえて誤解を恐れずに表した「スバリストからの決別」という言葉には、感じ入るところがあった。

スバルがスバリストと決別したか?については敢えてコメントは差し控えさせて頂きたい。

ボクが思ったのは、スバリストが熱狂的に支持した「コアな部分」を(結果的に)薄める一方で、新規の顧客獲得に成功している昨今のスバルの動きは、独自の強みを持つメーカーが一部の熱狂的なファンに支持されている状況、云わば踊場から一歩成長軌道に踏み出すための、正しい方向性であると思っているからだ。以前、スバルについてブログを書いたときにはスバルがこの動きに乗っているという認識は無かったのだが、FLAT6さんのブログからこの認識を改めさせてもらった。

独自のコアな強みを持つメーカーが一皮剥ける動きというのは、ボクの好きな自動車市場の歴史(笑)に照らすと先駆たるメーカー・車種があるのだ。

ポルシェ911

スバルと同じ水平対向エンジンを有するのは偶然か?必然か?このスポーツカーのカリスマに対する評価は今更ボクが述べるまでもないが、ここで銘記したい点は、歴代の930、964、993、996、997、そして最新の991と代を重ねる毎に確実な進化を遂げる一方で、最新型は常に「911らしさを減じた」と表され続けている点だ。「最良の911は最新の911」とはどこかの自動車評論家の言が起源だと聞くが、果たしてそうなのか?ボクには少なくとも現在の911オーナーにとっては「愛車が最良の911」であって、最新の911は性能面はともかく、エモーショナルな面まで含めると必ずしも最良ではないのではないか?と思わないでもない。しかし911オーナー予備軍にとっては最新が最良なのだろうが。

云うまでも無く唯一無二の水平対向6気筒エンジンをリアのオーバーハングに吊る極めて特殊なクルマのキャラクターが熱狂的なファンを生み続けているのだが、その特殊な味は代を重ねる毎に薄められている。しかしその人気は衰えるどころか、新たな顧客の獲得を続けている。

昨今のスバルの動きは、911の成功の歴史をなぞらえているのでは無いか?と思い至った。

スバルの水平対向4発(及び6発)をフロントに縦置きし四輪を駆動するそのレイアウトも唯一無二の、スバル独自のものだ。それがもたらす個性をボクは知らないが、「スバリスト」という独自のファンの呼称が存在することからも、911の得意なレイアウト(個性)が強い訴求力を発揮する構図に相通じるものを感じる。

また、911の昨今の標準モデルはカレラであるが、元々911カレラは911のスパルタンモデルであった。これがいつしかレギュラーモデルへ転じたワケだが、この動きはRRの(独自の)個性の希釈化と同様に、スペシャルモデルの一般化というコアなファンにとってはある種、許しがたい動きだ。かつての憧れのモデルが標準(一般)モデルとなるのだから。だがポルシェはそんなコアなユーザーのためにスペシャルなモデルをリリースし応じた。昨今のGT2、GT3などがそうだ。それらも半ば標準モデル化する一方で、CS(クラブスポーツ)、RSといったスペシャルモデルを造っている。

スバルはどうか?インプレッサのWRXを例に取れば、細かな説明は不要だろう。STI、spec.C、ボクは細かく列挙することは出来ないが、かつてのスペシャルモデルのレギュラー化、その上での更なるスパルタンなモデルのリリース。スバルがポルシェの動きに倣っているかどうかは知らないが、両社の動きは不思議に符合する。そして、新たな顧客の獲得に成功し、成長を続ける点も同様だ。

洗練という形で個性を薄めつつ進化を続けるメーカーやモデルに対して、コアなユーザーはどう振舞うのか?詳細に調査した訳ではないが、911に関して本当にコアなユーザーは最新のモデルに買い替えることなく、現行の愛車を維持していくという選択肢を取るようだ。最新に乗り換えた後、また以前のモデルに戻るという話も稀に聞く。しかし、例えば996でポルシェの虜となったユーザーが993、或いは964や930といったモデルに遡る、という話はあまり聞いた記憶がないが、どうだろうか?

この動きに照らすと、コアなスバリストがもし最新のモデルに食指が動かなかったとしたら、先ず真っ先に取る行動は他社製品を物色するのではなく、現状の愛車の維持、延命ではないか?と思う。そして眼鏡に適う最新モデルを待って買い替えるという動きになるのではないか?という気がする。

あくまでスバリストでもなんでもないボクの想像ではあるが、ブログで紹介して頂いた半年間アルテッツァに浮気した彼の話を読むにつけ、そんな印象を持った次第。

以上の通り、スバルというメーカーはなかなかに侮り難いとの認識は最初にボクがブログに書いたときの所感からなんら変るところではないのだが、ボク自身はなぜかスバル車を愛車として検討する気が全く起きない。この理由については、いつか機会があれば紹介するかもしれない。

少なくとも今のボクのクルマに対する要求を素直に考えれば、レガシィB4 2.0GT DITが候補の筆頭に来るはずなのだが、、、(^_^;)

FLAT6さん、こんなのが出ました(笑)。
Posted at 2012/12/11 02:26:43 | コメント(3) | トラックバック(1) | 自動車市場 | クルマ

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