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POLOが、私がこれまで乗っていたゴルフ５までの黒いモールと決別したことは、前に書きました。



ドアやバンパーを取り巻いていた黒いモールは良いアクセントになっていたのは事実ですが、最近のデザインでは野暮ったく、古めかしい印象を与えていたのは確かです。



しかし反面、モールがなくなることによって、ハッチバックはセダンと違ってどうしてもボテッとした印象になりがち。今度のPOLOは、その点を補うためにシャープなラインを意図的に配置したり、配色にメリハリをつけたりと努力をしたように感じます。



同時に、品質をあげて安っぽく見せない努力によって、コンパクトカーの域を脱することに成功したように思います。例えば塗装面。







POLOの白い塗装はソリッドカラーでメタルやパールを使っていません。高級車だとキラキラとさせることで豪華さを演出できますが、コンパクトカーでそれをすると嫌らしく見えてしまうことがりますし、ザラザラした印象になってしまいます。


かといって、普通の白だけではペラペラで安っぽく見えてしまう。近くで見てみると分かりますが、本当に粒子が細かくヌメッとした感じの塗装面で安っぽくは見えません。それでいてホワイトボディが一番軽いそうですし、直射日光を跳ね返して車内の温度が上がり過ぎないわけですから、環境への負荷を抑えられ一石二鳥というわけ？です。







そうしたこだわりはドアノブにも共通しています。これまでvwのドアノブなんて黒くてザラザラしていて、頑丈だけどエレガントではありませんでした。


見ていただいた通り、塗装面とノブが一体化して、とても綺麗ですよね。



他にも…







ナンバープレートを黒いプレートで囲んで、更にボルトの上に銀色のキャップを被せてみたり…







前後のウインドウに挟まれた部分は、これも透明な黒いベースを配置しています。ゴルフ５の場合はザラザラの塗装面でしたので、ワックスが白くつくと、とれなかったり指の跡が残ったりして醜いことになってましたが、これならサラッと拭き取れば綺麗になります。







また、こうしたサイドミラーなども丁寧につくってあって、安っぽさを感じさせません。


こうしたこだわりが、全体としてメリハリをつけて、透明感さえ感じさせるような雰囲気を作り出しているのだと思います。