不人気でも勝手に続けている、WRCラリーシリーズ。
少しアップのタイミングが遅れました。
このラウンドから、フォードが新しいマシンを投入してきました。
エンジン回りを一新。
ヘッド、ミッション、コンピュータ関連がごっそり変わったようです。
ワークスドライバーのエルフィン・エバンスが、「1マイルで2秒は上がらないけれど、、、」と言う言葉を残しているので、1マイル1秒程度は向上しているかも。
そうだと、かなりパワーアップしているはずです。
それと、シトロエンのフロントボディ形状がはっきりと変わりましたね。
この変更でどれほどのゲインがあるのでしょうか?
ポルトガルラリーは、WRCの中でも、スムーズなグラベル路面で知られています。
固めの路面の上に、砂があるような所です。
今年のポルトガルラリーは、以前の南部のアルガルベ付近から、昔使われていた北部のポルト付近に場所を変えました。
10年ぶりの北部での開催の為、最近のドライバーはペースノートを持っていないので、一から作る必要があります。
このノートの出来が、レースを左右します。
フラットダートなので、スピードが乗りますが、ノートに信頼性が無いと突っ込めません。
どうなるのか?
DAY1は、各車タイヤのマネジメントに苦しみ、上手くやった、VWのヤリィ・マティ・ラトバラとシトロエンのクリス・ミークが抜けだします。
ワールドチャンピオンのセバスチャン・オジェは、トップスタートで路面掃除役になり、タイムが伸びません。
DAY2は、みんながハードタイヤを選択する中、ヤリィ・マティ・ラトバラはフロントにソフトタイヤを選択して失敗。
セバスチャン・オジェにぐっと迫られてしまいます。
クリス・ミークはDAY2後半に、ソフト2本ハード2本の選択をしますが、一般の人は余り知らない(?)右前と左後ろにハード、左前と右後ろにソフトと言う4駆ラリー車独特のセットを試みますが、上手くいきませんでした。
DAY3は、クリス・ミークのトラブルで、VW勢が圧勝と言うパターンになりました。
それでは動画をどうぞ。
WRC - Vodafone Rally de Portugal 2015: Stages 1 - 4
↓全画面表示で見た方が面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=ILUo_BXwfJ8
WRC - Vodafone Rally de Portugal 2015: Stages 5 - 7
↓全画面表示で見た方が面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=6oFMzDNaylM
ラリー期間中に山火事があり、一部のステージがキャンセルされました。
VWナンバー3のミケルセンにも、今回から15年モデルのワークスカーがプリぺアされました。
パドルシフト付きに進化した物です。
WRC - Vodafone Rally de Portugal 2015: Stages 8 - 10
↓全画面表示で見た方が面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=fjUqWNWMmJ0
ヒュンダイのヌービルがロールオーバーしますが、案外落ち着いています。
この程度のロールオーバーでバタバタするようではワークスドライバーは務まりません?
私の様なシロートが見てもオーバースピードですね。
やっぱりノートの出来が悪いのか?
チームメイトのソルドが、ヌービル車を押しのけています。
こんなん、初めて見ました。
フォードのエルフィン・エバンスが右前を引っ掛けて大破。
そのまま走ろうとして、ブレーキオイルから発火!
新しいマシンを持ち込んでも、若手二人ではなかなか成績があげられません。
VWのヤリ・マティ・ラトバラが、左のフルターンをオーバーシュートしますが、上手くリカバー出来ました。
ワールドチャンピオンのセバスチャン・オジェが、じりじりと順位を上げてきます。
WRC - Vodafone Rally de Portugal 2015: Stages 11-13
↓全画面表示で見た方が面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=NqTZ_eAasJU
シトロエンのクリス・ミークが、フルアタックしています。
結構危ない状態になりますが、ここでスロットルを戻すとアウトなんで、踏みっぱなしです。
ロバート・クビサも頑張っていますが、タイヤがピレリではだめでしょう。
(個人的な感想)
タイヤはやっぱりミシュラン!
WRC - Vodafone Rally de Portugal 2015: Stages 14 - 15
↓全画面表示で見た方が面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=SQlMYjXGMGk
ジャンピングスポットで、ヤリ・ケトマーがロールオーバー。
ジャンプは飛び出す方向を間違えるとこうなると言う見本の様な動画です。
やっぱりジャンプは怖い。
SS15で、クリス・ミークのリアスタビが壊れて、ずるずる順位を落としてしまいます。
最終的に、VWの1-2-3となってしまいました。
今シーズン絶不調のヤリィ・マティ・ラトバラが、久しぶりの勝利。
VWについて行けるのは、今はミークだけの様ですね。
もとワールドチャンピオンのセバスチャン・ローブは、レースなんて言うつまらない物に参加せずに(レースファンの方ごめん。)、ラリーに戻って来て、少しは予算が増額されたシトロエンでもう一度走って欲しい。
そうでもしないと、VWのパレードばかり見る羽目になりそう。
最後に、ヤリィ・マティ・ラトバラ オンボード SS16です。
WRC - Vodafone Rally de Portugal 2015: Latvala Onboard SS16
↓全画面表示で見た方が面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=iqfswkqi8ag
ヤリィ・マティは北欧のドライバーなので、ドリフトアングルが大きめです。
どちらかと言うと、最近はフランス人ドライバーの様な、ドリフトアングル少な目が主流ですから、古いタイプのドライバーかもしれません。
最後まで読んで頂き感謝します。
人生いつも言訳。σ(^_^)
Posted at 2015/06/03 17:28:02 | |
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