2017年11月20日
自分のMR2は6月のトラブルから、未だ復活していません。
そのため、書くネタがありません。
久しぶりに何か書いてみようと思いました。
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車の話は一切ありません。
コンピュータに全く興味のない方はスルーして下さい。
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タイトルを見てピンとこない方が多数でしょうが、ちょっと書きたくなって書きました。
ピンとくる方には、言わずもがな、かも知れません。m(_ _)m
TOP500とGREEN500とは、スーパーコンピュータのランキングの事です。
毎年6月と11月に発表されます。
今年の11月分が先週発表されました。
で、TOP500は、何が何でも処理が速い事でランク付けをするものです。
ドラッグレーサーみたいな感じかも知れません。
GREEN500は、TOP500に入った物の内で、処理能力を消費電力で割った物のランキングです。
こちらは、ルマンプロト的な感じだと思います。
数年前からそうなんですが、GREEN500は、日本のベンチャー企業が開発しているコンピュータが常にトップクラスにランクインしています。
今年の11月版でも、GREEN500は、日本の斉藤元章氏(個人的には天才に近い人だと思っています。)が率いる、PEZY Computing(ペジーコンピューティング)社が作っている「Shoubu(菖蒲)system B」がトップ。
2位と3位も「Suiren(睡蓮)2」、「Sakura(桜)」で、これらもPEZY Computing社が作っています。
因みに今年のTOP500の方にも「暁光(Gyoukou)」が4位に入っています。
社員が数十人のベンチャーが、大手を押しのけての快挙を続けています。
私は、TOP500よりもGREEN500の方が重要だと思っています。
なんせ、今のスパコンは電気を食いすぎます。
神戸の理研にある「京」は一日の電気代が700万円(数年前の話)程で、建屋の隣に変電所があるくらいです。
それにしても、日本はスパコンにまともに投資していません。
そんな事では、人工知能開発競争に負けてしまいます。
日本では、スパコンやAIに対して、中国やアメリカの数パーセントの開発資金しか出されていません。
スポーツでは1位から3位まで表彰台に上りますが、コンピュータの世界では、1位が総取りで、2位以下は全く何の意味もありません。
以前、無能な議員が「2位じゃあ駄目なんですか?」と言ってましたが、ダメなんですよ。
スポーツではなく、コンピュータを使う実社会では1位が全てです。
特に、人工知能(AI)の実現には、とんでもないコンピュータパワーと冴えたアルゴリズムが必要です。
冴えたアルゴリズムも、なかなか実現していませんが、ハードウエアの方は、日本も何とか行けそうな気がしてきました。
願わくば、汎用AIは日本発になってほしいと思っています。
特定の目的を持ったAI(Alpha Goみたいな物)は、正直に言って途上製品でしょう。
汎用AIが完成したら、世の中はどうなるのだろう???
明るい面、暗い面、どちらも考えられます。
今、大学で聴講生をしていますが、学生さん達も、将来の自分の仕事が無くなる事を心配している事が、ひしひしと感じられます。
恐らく、汎用AIができたら、殆んどの仕事は無くなってしまうのでしょう。
働かなくてもいい社会の到来。
その時、人間は何をする事になるのでしょう?
発表されたTOP500とGREEN500を見て、思うことを書いてみました。
最後まで読んで頂き感謝します。
人生いつも言訳。σ(^_^)
Posted at 2017/11/20 18:08:19 | |
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