ルパン三世(Part 1)のクルマ #07

▼#07 狼は狼を呼ぶ
五ヱ門の斬鉄剣を作っているのは暗黒街の殺法として知られる示刀流の一派。　その製法の秘密はルパン二世から盗み出されたものだった。
製法の秘伝書を巡ってルパンと示刀流の総帥が決闘。　用意していた落とし穴に総帥を落として勝者となったルパンに対し、今度は五ヱ門がルパンに決闘を挑む。

▽メルセデス・ベンツ ＳＳＫ (Mercedes-Benz SSK)
ルパンのクルマ。　説明は第１話を参照のこと。　この話で登場するクルマはＳＳＫのみ。



次元を残して示刀流の本拠地へ向かうルパン。
タイヤの変形が描かれている。　車体のロールの向きと合っていない気がするが、グラっと一気にロールしてタイヤのサイドウォールがたわむ瞬間を描いたのだろうか？


総帥に勝ったルパンは五ヱ門からの果たし状を受け取り、決闘の場所へ赴く。
ボンネット先端のマスコットは十字型に描かれている。


果たし状を投げ返したルパンへにじり寄ってい五ヱ門だが、仕掛けてあった落とし穴に落ちてしまった。

別の日。　次元は右に、ルパンは左に乗っている。

丸太の一本橋の向こうに立つ五ヱ門を見たルパンは片輪走行で突進する。


五ヱ門は斬鉄剣でＳＳＫを真っ二つ。　しかしルパンは左半分だけで走り続ける。
右輪走行から左輪走行へ巧みに移行する超絶テクニック。

パイロット版(YouTUBE)では「フェラリーＶ型12気筒エンジンを搭載」という設定があるが、ここではオリジナルと同じ直６として描かれている・・・と思いきや、よく見たら直５になっていた。
（Ｖ型や水平対向では面白い絵にならないので直６のままでいいと思う）

逃げるうちに笑いがこみ上げてきた五ヱ門と、惰性走行で追いかけるルパン。
車体が右半分に入れ替わっている。

そして二人は共に笑い、次元は「やれやれ、やっかいな仲間が一人増えたようだ」とつぶやくのであった。


第２話での炎上爆発から復活していたＳＳＫだが、この状態から復活するのだろうか？
（やがてフィアット５００が登場するが、作画の手間を軽減する面もあったという）

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・本放送日：1971/12/5　再放送日：2016/5/16