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2024年05月03日 イイね!

マイクロカーミュージアム WAZUKA #2

マイクロカーミュージアム WAZUKA #2マイクロカーミュージアム WAZUKA、その2。

赤色の「タイガービート」と水色の「スルーキー」はイタリアの3輪車。 エンジンは双方とも50cc(未満)で、これらが「原付免許で乗れるクルマ」として1979年頃に輸入されたのが1980年代のマイクロカーのブームの始まりらしい。
手前側の黄色の「光岡自動車 BUBUシャトル50」は1982年の発表。 1985年に道路交通法が改正されて自動車免許が必要となり原付免許では乗れなくなったことで50ccのマイクロカーのブームは終焉を迎えた。

▼スルーキー (CASALINI SULKY)
メーカー公式HPの https://www.casalini.eu/chi-siamo/ によると70年代初頭のデビュー。


リアビュー。 ドアを開けているのは館長さん(サングラスを加筆しています)。


ステアリングコラムのデザインはさすがイタリア車、ギアの機構によりステアリングは左にオフセット。 床が錆びて穴が開いているのもさすがイタリア車。

シートの下にはバッテリー。


バックドアは横開き。

エンジンと燃料タンクはリアに搭載。



▼タイガービート (TiGERBEAT / ALL CARS CHARLY)
とてもスタイリッシュな3輪車。

ウエッジシェイプのサイドビューはカウンタックに勝るとも劣らない。



室内。 中央の2本のレバーのうちの1つはサイドブレーキ、右側のレバーは丸い頭が変速機でT字型がクラッチという特異な操作系。 坂道発進ではハンドルを握れないかも。
写真では見えづらいがステアリングのホーンボタンには「CHARLY」、左のフロアマットには「CHARLY」と「ALL CARS」の文字がある。

後日ネットなどで調べたところによると元々は「AUTOZODIACO」というVWバギーを作っていた会社の「CHARLY」というモデルで、それが「ALL CARS」という会社に引き継がれ、日本では「タイガービート」という名前を与えられた。
(※「タイガービート」とは別に、ALL CARS社と提携して日本で組立生産した「ビバ・チャーリー」がある)

館内には「タイガービート」のオイルとスキー場のワッペンがあった。


マイクロカーにとどまらない「タイガービート」ブランドの製品の販売や企画がされていたのだろうか。

フロントウィンドウには「UZU珈」というステッカーが貼られている。

「UZU珈(うずか)」は徳島県鳴門市にあった日本最大の喫茶店。 パンフレットの写真の左側にある赤い物体が、この個体そのもの。


スルーキーを押し戻している館長さん。 展示車を手動で前後に移動させながら説明をしてくれるナイスガイなのであった。




2階へ上がらせてもらう。 階段は車高に合わせた特注品。

階段の踊り場からの眺め。


2階には展示ケースやカウンターがある。

マイクロカーやレトログッズや海南市近辺の関連資料など。

瓶コーラを飲みながらパンフレットを見せてもらう。


時刻が17時になったので、そろそろ出発。




ごくたまに見かけることはあったものの殆ど知らないマイクロカーに関するお話が聞けて面白かった。 またいつか来よう。


P.S. この後は館長さんお勧めのドムドムハンバーガー 海南FC店へ向かったのであった。
Posted at 2024/05/19 01:15:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2024年05月03日 イイね!

マイクロカーミュージアム WAZUKA #1

マイクロカーミュージアム WAZUKA #1マイクロカーミュージアム WAZUKA
https://twitter.com/kaorububu501
和歌山県海南市日方44-3
MAPCODE: 146 850 820*33


和歌山県の「マイクロカーミュージアム WAZUKA」は完全予約制。 この日(5/03)はTwitterに「きまぐれ営業します」と書かれていて、幸いなことに高速道路の渋滞も13時ごろには解消されていたので大阪から和歌山へ向けて出発して15時過ぎに到着。

斜め向かいは紀州漆器の専門店「角田清兵衛商店」。


▼BUBU501 / 光岡自動車(ナショナル)
館長さんに案内されて中に入ると、扉の前にはネット上の記事(https://www.automesseweb.jp/2023/02/06/1228021 など)やTwitterでお馴染みのナショナル号が!

BUBUシャトル50に続く50ccの「ゼロハンカー」で1982/12の発表。


ハンドルは丸型。 ドアポケットの厚さはランチア ストラトスもビックリ?!


▼サイデスカー / 乗りもの(ヤマザキパン)
左タイヤはサイドカーのような位置にある。

右側は原付バイク「ホンダ カレン」。

リアビュー。 右後輪は原付バイクの後輪そのもの。

左タイヤの前にあるパイプは後退用モーター(オプション)のシャフト。

シートの左側にあるレバーでモーターのシャフトをタイヤに押し付けて後退する。


▼BUBU502 / 光岡自動車(京阪電鉄8000系)

極めてスクエアなフォルム。

ドアはオプション。 窓はガラスではなく樹脂製で外側に少し開く。 「テレビカー」は京阪電車の特急にあったTVを装備した車両で、2013年頃にTVは全廃されたという。

運転装置は原付バイクのそれだがシート左横のパネルにRNDの切替レバーがある。

なぜ京阪特急なのか館長さんに尋ねたところ、京阪沿線のお住まいだからという答え。 私も京阪沿線の出身で、わりとご近所だった。

▼BUBU シャトル50 / 光岡自動車(左)
BUBU シャトル50は光岡の「ゼロハンカー」の最初のモデルで1982/02の発表。

右側にドアがある。

バックドアを開けてスロープを下ろすと車イスで乗り込める。

ひもを引いてスロープを上げてバックドアを閉めて前方に移動すると、車イスのまま運転できる(現車には通常のシートが装備されている)。

取材記事:https://encount.press/archives/472465/

▼ピアピア / 日本グランド(フットワーク)

狭いボディながら両側にドアを持つ。

幅が狭い改造ハンドル。 座らせてもらったのにハンドルを握ってみるのを忘れた。


シャトル50以外の国産車にはナショナルやヤマザキパンなど素敵なラッピングが施されており、見た目にも楽しい。

続く >>
Posted at 2024/05/16 22:55:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2024年04月28日 イイね!

ミリタリーアンティークス大阪

ミリタリーアンティークス大阪ミリタリーアンティークス大阪
(Military Antiques Osaka)
https://www.military-antiques.jp/
大阪府松原市三宅東1丁目9-9
MAPCODE: 1 022 186*27



ミリタリーアンティークス大阪は英国の軍用車と装備品を展示する博物館。 通常は完全予約制だが、この日(4/28)は予約不要の無料開館イベント日。

展示車両は定期的に入れ替えられる。 この日の展示は1940年式「モーリス・コマーシャル CS8 汎用トラック」。

3.5L 直6 サイドバルブのガソリンエンジン。


いわゆる「ミニ」で知られるモーリスの商用車部門。


フロントサス。

前席。

熊さん型のカギがかけられている。

ダッシュパネル。ここにも熊さん型のカギ。


リアビュー。

リアサス。




館内の様子。

通常開館日はテーブルとイスが少ないと思われる。

窓の向こうが燃えている。


いろいろな展示物。 オートバイと自転車は第二次世界大戦においてノルマンディー上陸作戦に参加した履歴を持つ。

輸送機から空中投下して使用した、折りたたみ式の「エクセルシオール ウェルバイク (1942)」。
前輪付近にある円筒形の物品はガラス製魔法瓶の破損を防ぐための保護ケース。 紅茶とティータイムを重視する英国軍ならではの装備で現存数は極めて少ないという。


自転車は折りたたみ式の「バーミンガム・スモール・アームズ パラバイク (1944)」。




展示物や物販コーナー。





英国軍の慣習(?)に則りミルクティーとスコーンをいただく。 通常日は観覧料に紅茶が含まれている。 ミルクティーが美味しかったのは特記事項。

ARMY & NAVY」は飴。 罰ゲーム用に買われることが多いらしい(笑)


その奇妙な味の飴と、熊さん型のカギの同等品「SQUIRE Old English 220」を記念に購入。


説明のお話が興味深く面白かった。 通常日は体験型アトラクションがあるので、機会があれば再訪してみたい。
 
Posted at 2024/05/12 23:41:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #9

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #9堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼BMW 2002 GT4FRUA (1968)

BMW 2002ベースのショーモデル。 デザインはフルア



窓の形が異なるもう1台が存在する。




実車の他にフルアの木型が展示されていた。 


見学会でもらったリストには5台の名前があった。「1. GLAS/BMW・GT / 2. BMW 3L クーペ / 3. アウディ 100S / 4. ランボルギーニ・ファエーナ / 5. モモ・ミラージュ」だと思う。


▼GLAS/BMW・GT


フロントノーズ先端はFORD MEXICO GTに近いが、木型が流用されたのだろうか。




▼BMW 3L クーペ




▼アウディ 100S



▼ランボルギーニ・ファエーナ



▼モモ・ミラージュ



木型はあまり見なかったが、次の機会があればもう少しじっくりと眺めたい。







13時ごろから昼食の「古墳弁当」と「けし餅」をいただき、永島譲ニさんへの質問タイムやサイン会、アンケート用紙への記入を経て、終了。


配置の関係で見づらいクルマもあったので、またの機会があれば訪問したい。


[END]

Posted at 2024/01/28 18:39:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #8

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #8堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼GLAS 1700 TS (1967)

GLAS 1700は1964/09に登場、ハイパワー版の1700 TSは1965/09に追加された。 デザインは1300/1700GTと同じくフルア。 車体サイズは4415×1610×1390mm, ホイールベースは2500mm。

サンルーフが装備されている。

1966/12にBMWに吸収されたグラースだが、この1967年式の1700はフロントのエンブレムは「g」のまま残され、リアにBMWのエンブレムが追加された。

BMWに吸収された翌年の1967/12に生産終了となったが、南アフリカでBMW 1800GL / 1800SAや2000GL / 2000SAとして1973年まで生産された。



▼GLAS 2600 V8 (1966・紺色), BMW 3000 V8 GLAS (1968・銀色)

GLAS 2600 V8は1965/09に発表された高級クーペ。 約1年後の1966/08に量産車の納車が開始されたが翌年初頭に一旦生産が終了し、排気量を拡大したBMW GLAS 3000 V8として1967/09~1968/05にかけて生産された。
デザインは1300/1700GTや1700と同じくフルア。 車体サイズは4600×1750×1380mm, ホイールベースは2500mm。


▼GLAS 2600 V8 (1966):2600cc V8は最大出力150PS、最高速度は195km/h。

▼BMW 3000 V8 GLAS (1968):3000cc V8は最大出力160PS、最高速度は200km/h。


フロントグリル内の「g」エンブレムはボンネット上のBMWエンブレムに変更。


デザイナーはイタリアのピエトロ・フルア(Pietro Frua / 1913-1983)。 Cピラーにあるエンブレムは換気口を兼ねている。

GLAS Club Internationalのステッカー。

GLAS 2600 V8はグラース社の経営不振挽回のためのモデルだったが、生産コストが高かったため、逆に経営破綻を早める事になったという。 WikipediaによるとGLAS版からBMW版になった際に25~30%ほど値上げされているが、それが適正な価格だったのだろう。


▼BMW 3000 V8 GLAS

車両一覧では「GLAS 2600 V8」となっているが、ノーズとドア前方に見られるエンブレムの跡はBMW版に見える。




▼マセラティ クアトロポルテ (1967)
このクルマはBMWでもグラースでもないが、デザイナーはGLAS 2600 V8と同じピエトロ・フルア。 2600 V8より2年早い1963年の登場。

「クアトロポルテ」は「4ドア」の意。 この個体は初代モデルの後期型でヘッドライトが丸形4灯。

前期型のヘッドライトは角型2灯で、2600/3000 V8により近い雰囲気となる。


Posted at 2024/01/28 12:11:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記

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「はじめまして。エクセディのHPを見たら社名変更は1995年。それなら旧「ダイキン クラッチ」時代に隣接する府道を何度も通っているのですが、旧社名の頃の記憶がありません orz」
何シテル?   05/07 07:29
「shiro13(略称:しろ)」です。 文章を書くのが得意ではないので黙々と写真をアップロードすることが多いです。  まだMT車しか所有したことがありま...
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