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左のシルバーのがBCレガシィの水冷インタークーラー。ぱっと見そこそこの大きさがあるようだけど斜めに入っているリブの外側は水タンク。
そして空気の入り口付近と出口付近はエアタンク（というか分散・集合部？）なので実質コア部分は意外に小さい。というのがよく観察するとわかる。写真赤枠部分推定コア部。

（お借りした）新型車解説書によると冷却水は分割されたコア部分をUターンして戻るようになっているのでその点は良くできていると思う。
冷却水の流量は２段階制御。アクセル開度80％以上でハイモードになるという。ウチのは何らかの問題でハイモードにならなかったのでリレー直結で常時ハイモードに。その結果、かなり「踏む」走りをしてもインタークーラー外側やパイピングを触っても全然熱くならない。インタークーラーラジエター＆ポンプは十分な性能があると思われる。

問題はインタークーラーコアが絶対的に小さいこと、空気の入り口から出口までの距離が短いこと。インタークーラー自体は冷えてるんだけど一瞬で空気が通り抜けるんで冷える間がないって感じでしょうな。


そして右の黒いのがGC8中期の空冷インタークーラー。色が黒いのは普通のWRX用だから。STi用はシルバー塗装だけど本体は同じものと思われます。違いは裏側の吸気ダクト。WRXは黒い樹脂製になる。入手したものはそのへんはSTI？＋社外品ダクトに交換されている。

BC用と比べてコアの面積は倍くらいはありそうだ。厚みもだいぶある。決定的な違いが吸気ダクトが二股に別れてインタークーラーに入っていること。大きくなったコア全体に空気を流して効率よく冷やそうという意図ですね。

水冷か空冷かは別として熱交換器としての性能差は明らかです。

ただGC8中期の空冷インタークーラーにすると停車時、低速走行時にかなり熱が溜まる。BCレガシィ原形を壊す大きな導風ダクトを付けなければいけない。（←レプリカとして問題アリ）などの理由からこれを水冷に改造したい。
この空冷インタークーラーの上下にアルミ板を溶接して蓋をして水冷化することは不可能ではないらしい。（当然水の出入り口などもつけなくてはいけない）


GC8中期の空冷インタークーラーを水冷に改造するという前代未聞（？）の作戦。
ラヂエーター屋さんを検索して電話して行って相談してみた。
親切な方だったがやりたいことを理解してもらうにはしばらく時間がかかった。
仲間内にも聞いてみたそうだがそんな改造は聞いたこともないそうだ。
アルミ溶接で熱をかけ過ぎると既に製品として出来ている溶接部分が溶け出す恐れがあって難しいらしい。
そして上手くいくかどうかわからないけど（失敗するリスクをとってもらえるなら）やってみましょう！とのご返事を頂いた。
よっしゃ、よろしく！
こーゆー誰もやってないような事への挑戦はわくわくするぜい。