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2018年07月16日 イイね!

ZX-4カムチェーンガイド交換など その2


は・じ・め・て・の♪ バルブクリアランス測定。 や、やりにくい…。
カムがバルブを押していないカム・ロッカーアーム間にシックネスゲージを差し込み隙間を測定。
クランクシャフトを1回転させ測れなかったところを測定。


シックネスゲージが先の折れ曲がったタイプで良かったが0.05mm未満のリーフが含まれていなかった為、正確な測定ができない。
0.11~0.14mm?みたいな曖昧な推定値になる。
標準値は排気側0.16~0.21mm、吸気側0.12~0.17mm。
隙間が明らかに狭すぎなところが数カ所あるようだ。
カムの方は摩耗はほとんど無く、場所によりバルブシートの方が摩耗してバルブがせり上がってきているのか?
カムシャフトを取り外しシムを取り出して測定しないと現在のシム厚がわからず新たに必要なシム厚もわからないのでここで保留。



カムチェーン交換にはカムシャフトを取り外さないといけないのでカムシャフトブラケットを取り外しにかかる。

まずは4番シリンダーを圧縮上死点にしてカムシャフトブラケットオイルライン接続部(コの字型の直角に曲がる所)などになるべく負担がかからないようにする。(破損しやすい)


コの字型の縦の部分から緩める。(必須)(キャップボルト結構固かった)


カムシャフトブラケットのボルトを各箇所持ち回りで少しずつ緩めていって取り外す。
ボルト結構固かった。排気側の隅の1カ所、少し頭なめそうになってドキドキ。
後で知ったのだが、排気側前側、吸気側後ろ側にノックピンが入っているので早めにそちら側を持ち上げていくと良いらしい。


無事にカムシャフトブラケットが外れました。



パルシングローターの取り外し。
大きな六角ナットを緩めるものと思い、スタッフ君のインパクトレンチを借りてガツ~ン!!

あれ?六角ごとパルシングローターがくるくる回るぞ?!
これはおかしい。ヤバイ!


ああ、なんてこった。中心の六角穴の方を緩めるのかぁ!
やべぇ、クランクシャフト破損した?


パルシングローターを外してみるとノックピン(スプリングピン)をブチ切ってたのでした。

致命的ではなかったものの、これ抜けるのか?
エキストラクターは硬いバネ鋼に歯が立つのか?、万一折れたらそれこそ終わりだし非常に危険だ。
そうだっ、木ネジをねじ込んでプライヤで抜こう!


ちょうど良いフリクションでねじ込める木ネジをなんとか見つけ、ロッキングプライヤで掴んでうんうん引っ張り、スコッ!後ろでんぐり返しのようになりましたが無事抜けました~!ホッ。

サービスマニュアルにはここの外し方の説明、何一つ書いてなかったぞ??
と思ったらカムチェーン関係とは全く別の章に説明があるのを後で発見。むぅー。



ところが。調べてたらカムチェーンのテンションかける支点となる(?)ゴムダンパーというものが本来あるべきなのにどこにも無いことが判明!(赤丸部分)どーいうこと?
以前にテンショナーメンテした時に付け忘れた? or 最初から無かった??
昔ここのカバー外した時に謎のゴム部品がポロッと落ちてきてどこに付いていたのかわからず(サービスマニュアルには説明はもちろん写真も写ってない)付けられなかったような気がしないでもない? いや記憶無いんだけど。(爆)



カムチェーンは赤丸の突起が邪魔で外れそうで外れないのでここを削ります。


カムチェーンが邪魔でリューターは小さい刃しか使えず、ちまちま削ります。


外れた~!


新しいチェーンを通しやすいように、そして滑らかなRになるようにもう少し削りました。
チェーンがいなくなると大きな刃が使えるので削りやすくなります。
切り子が奥のオイル戻り穴の方に入らないようにバイクをこちら側に傾けて清掃しました。


つづく



Posted at 2018/07/17 01:45:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年07月16日 イイね!

ZX-4カムチェーンガイド交換など その1

ZX-4カムチェーンガイド交換など その1ご無沙汰しております。
最近は写真に凝ってまして近所の川で野鳥などを撮ったり月・月夜を撮ったりしては写真投稿サイトにアップしてましてこちらの優先順序が下がってしまいまして…。

カワサキZX-4の方で大がかりな整備に入り、その内容はネット上の情報も少ないのでこちらでアップしていきたいと思います。


ZX-4エンジンの機械的ウイークポイントとしてカムチェーンガイド(スライダー)が壊れやすいというのが言われています。(カムチェーンテンショナーも?)

テンショナーで押しているカムチェーンガイド(金属と樹脂の複合パーツ)が長年・長距離の金属疲労?で突然ポキッと折れてしまうことがあるようなのです。
そうなるとカムチェーンのテンションが無くなって異音がしてエンジンも本調子が出なくなります。

製造後30年(1年しか生産されていない)、私のZX-4は走行5万3千キロ余り。いつカムチェーンガイドが折れてもおかしくありません。カムチェーンも伸びてるかも…。
そもそも一度もエンジンを開けていない、中がどうなってるかわからないという怖さがあります。


ネット上の諸情報からするとカムチェーンガイド交換にはシリンダーヘッドカバーなどを開ける必要はありますがエンジンを下ろし分解する必要はありません。
カムチェーンの脱着には本来はクランケースを割らなければいけないのですが、裏技的に下側のギアのガイド部分を少し削ればそのまま脱着可能との事!


思い切ってカムチェーンガイド、カムチェーン交換、ヘッドカバーを開けカムシャフトを取り外す機会にバルブクリアランス調整などをやってみる事にしました。



燃料タンク、エアクリボックス、アンダーカウルなどを外します。


クーラントを抜き、キャブレター、プラグコードなどを外します。


インマニから吸気バルブステムなどを覗く。
かなり脂ぎって相当汚れが付着してる。あまりよろしくない…。

気を取り直してカムカバー取り外し。4本のボルトを外すだけ?!
ついにご開帳~!

おぉっ、綺麗な感じ。




GPZ900Rなどでよく聞くカムのかじりは無さそうです。(^^)


プラグホールの円筒を外したところ。
カムシャフト上に覆い被さるパーツでカムが見えにくいですね。
これはカムシャフトブラケット兼オイル供給ラインになっていてカム、カムシャフトジャーナルに上からオイルを供給するものです。これのおかげでカムかじりしにくいんだなぁ。
そのオイルラインが「コ」の字型に形成されているのがなんとなくわかると思いますが、その接続部分が細くて弱く、割れてしまっている場合があるらしい。幸い異常なし。


この後バルブクリアランス測定に入ります。
調整はシム交換式でクリアランスを測り、適正値でない場合にはシム厚を測り、適切なシムに交換しなければなりません。


まずエンジン右側下のパルシングカバー取り外し。
パルシングローター中央のナットにレンチをかけ回し、Fマークの隣のTマークを左側のクランクケース合わせ目(水平)に合わせる。(写真はまだ合わせる前)
4ストロークなのでこの状態でカムの状態は二通りの状態が考えられ、4番シリンダーが圧縮上死点(吸気も排気もカムを押してない状態)の方にします。
サービスマニュアルには
「Fの隣のTを左側のクランクケース合わせ目に合わせ4番シリンダーを圧縮上死点にする」
としか書かれていないのでマークさえ合わせれば良いようにも受け取れますが そうではないんですねぇ。理解するまで戸惑ったよ…。


つづく





Posted at 2018/07/16 12:40:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記

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