【いきいき富山】　高倉健さん死去　優しさ、県民魅了

>「まだまだ活躍してほしかった」「偉大な俳優を失った」―。１０日に亡くなった俳優の高倉健さんの最後の主演作は、県内でロケを敢行した「あなたへ」だった。国民的俳優の訃報に、県内での撮影に協力した関係者たちは、映画そのままの優しさと男らしさをしのび、ファンからは突然の別れを惜しむ声が聞かれた。

>「あなたへ」で高倉さんは、田中裕子さん演じる妻の遺言に従い、散骨の旅に出る刑務所の指導技官を演じた。ロケは２０１１年９月、氷見市の島尾海水浴場や射水市の内川、富山市の富山刑務所などで行われた。

>映画の封切り直後、高倉さんは富山刑務所で講話した。ロケへの協力に感謝の思いを込めてのことだった。受刑者約３５０人を前に「自分は多分、日本の俳優では一番、皆さんと同じようなユニホームを着た役をやった俳優だと思います」などと切り出した。

>終わり際には声を詰まらせながら「一日も早く、あなたにとって大切な人の所へ帰ってあげてください」と呼び掛けると、涙ぐむ受刑者もいた。同席した県ロケーションオフィスの木寺彩乃さん（２８）は「言葉の一つ一つに思いがこもっていた。私も映画のスタッフも、思わず涙が出た」と言う。

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「あなたへ」が遺作になってしまいましたね・・・



「自分は多分、日本の俳優では一番、皆さんと同じようなユニホームを着た役をやった俳優だと思います。」

「一日も早く、あなたにとって大切な人の所へ帰ってあげてください。」



以前にも紹介していますが，上は2012年のオフ会にも訪れた「内川」でのシーンです。