以前にも、国会で少し話が出た事があったと思うのですが、どうも今回はもうちょっと突っ込んでいるようです。
記事を引用します。
―――――― 引用開始 ―――――
交通違反、摘発の在り方議論=有識者懇を設置-警察庁
「いつも同じ場所」「摘発が目的化していないか」。交通違反の取り締まりについて国家公安委員会が問題提起したことを受け、警察庁は18日、有識者の懇談会を設けると発表した。速度違反を中心に摘発の在り方を議論してもらう。
取り締まりに対する問題提起は、2月と3月の国家公安委で複数の委員からあった。「地元の人は取り締まり場所を知っており、摘発されるのは県外のドライバーがほとんど」「重大事故に直結する場所で見かけない」などと場所が固定化しているとの指摘や、「前方不注意などが原因の事故が多くなっているのに、速度違反に重点を置くのはいかがか」など重点の見直しを促す内容だった。
警察庁によると、摘発する際は違反車を止める安全な場所を確保する必要があり、必ずしも事故が多い場所を選べない。場所に限りがあるため、順番に使っても事実上固定化している可能性があるという。(2013/07/18-10:11)
―――――― 引用終了 ―――――
国家公安委員会が問題提起をしたという事ですから、今回は本気なのでしょうか。
いずれにしても、多かれ少なかれ、皆さん経験があるでしょうが、どう考えても、取り締まり・摘発が目的化しているように思えるのは異論のないところでしょう。
そして、警察庁のいい分に「摘発する際は違反者を止める安全な場所を確保する必要があり、…」と答えていますが、その場所の何処が安全なんだ? と思うようなところでも取り締まりをしている事がありますよね。
説得力はまるでなしですね。
公然の秘密のようなものですが、罰金が既に収入として、自治体の予算に組み込まれていたりしますし、警察側でも摘発がノルマになっているわけです。
かつて、大阪市の御堂筋で有名だった違法駐車ですが、以前この取り締まりを強化した事がありましたね。
当然、違法駐車は大幅に減り、結果として罰金収入も大幅に減ったわけです。
そして大阪府(だったと思う)の収入が億単位で減ってしまい、困ったなあ、という間抜けな報道がありました。
違法駐車は困ると言っておきながら、一方でその罰金収入をあてにしていると言う、矛盾した状況にあったわけです。そもそも、罰金と言うものをあてにするなよ、と思うのはおかしいでしょうかね。
当たり前ですが、収入が減った事に対して文句が言えるはずもなく、なんとか予算をやり繰りしたようでした。
しかし、取り締まりといっても、隠れていて、違反した後に捕まえるのですから、違反を減らさず、作り出している異常な状況は皆さんにはおわかりでしょう。
隠れずに見えるところにいれば、大概の車は違反しないでしょうし、それでも、違反する愚か者は摘発すればいいのです。
うちの地元では飲酒運転の捏造までしていました(この警察官は逮捕され有罪判決が出たと思う)から、他の警察における事例を考えても、摘発数にもノルマのようなものがあるのは確実でしょうね。
警察としては、犯罪がなくなってはいけないわけです。そうとしか考えられませんね。
極端に言えば、警察の仕事は容疑者を裁判所送りにするのが仕事です。問題なのはこの容疑者が真犯人がどうかは関係ない、という事です。
そのために冤罪が発生します。
話がそれました。
まあ、こんな問題提起されても、そう簡単に警察が変わるとは思えませんがね。
滋賀県大津市のいじめ自殺事件の当初の警察の対応があまりにも酷かったために、警察庁が通達を出したのですが、どの位改善されているのかも疑問ですからね。
まあ、多少はましになっているようですが。
少しずつでもまともな警察に変わっていってくれる事を願うのみです。
Posted at 2013/07/18 20:35:27 | |
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