野生化したセキセイインコという話が出たので、ふと思い出した。
フロリダパンサーという絶滅危惧種の事である。
名前は忘れていたが、検索して内容を確認、かつて絶滅危惧種のドキュメンタリーか何かで見た情報と記憶が大体一致したので、これの事で間違いないだろう。
というか、別のこの種の事でなくても、いわんとしていることが伝われば種に関しては何でもいいのだ。
絶滅危惧種なので、当然ながら個体数は少ない。
個体数が多ければ絶滅危惧種になるはずもない。
個体数が少ない状態であるが、絶滅を回避するには個体数を増やすしかない。
ここで問題になるのが近親交配が増えるという事である。
種の存続を考えると近親交配はよろしくない。体に異常が出やすいからである。
先にあげたフロリダパンサーも深刻な状態で、かなり体に異常が出ている。
で、不思議に思ったのが帰化動物である。
セキセイインコでもワカケホンセイインコでもいいのだが、飼っている鳥が逃げたりしたのなら、当然ながら最初の数は少ないと考えられる。
個体数を増やすには最低でもオスとメス、一羽ずつ居ないと不可能である。
オスのみやメスのみだったなら数は増えないので、その個体が死んでしまえば終わりである。
つまり、帰化動物の最初は、絶滅危惧種のように相当数の少ない状況から始まっているはずなのに、何故、あんなにも増える事が出来たのだろうか。
鳥は近親交配の影響が少ないのか。
だとしたら、アライグマはどうなのだ?
哺乳類だから、近親交配の影響はそれなりに出そうな気もするが、野生化している。
単に繁殖力が強いとか、環境適応力が強いとか、それだけだろうか。
逆に絶滅危惧種の保全に役立つような情報は得られないのだろうか。
てなことをふと考えてしまったのである。
Posted at 2017/03/23 21:14:23 | |
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