AMラジオの停波実験が今月から始まってました。
解説は以下の
総務省のWEBサイトに記載がありますので、参考にどうぞ。
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/am_station.html
全ての局ではなく、一部の放送局による実験ですが、代替手段が用意されていることが前提みたいなので、ワイドFMやラジコ等で聞くことになります。
今回の停波はあくまで影響を調べる実験的なものですが、この停波期間の後にどうなるかは放送局側の判断になりますね。
ただ、北陸の地震災害でも分かると思いますが、ラジコなどのインターネット回線では停電時にはどうにもならないことがありますし、FMも遠距離受信には向かないので、どうなんだろうという気もします。
地元の放送局が被災した場合、AMであれば、被災していない離れた局からでも情報を放送してもらうことが可能なわけで。
携帯電話にしても、基地局が停電で止まってしまってしばらくは通信が駄目でしたしね。
特に今回のような能登半島のような地形だと、FMでは苦しいのではないかとも思いますし。
FMは直線的に電波が飛ぶので、簡単に言うと、見通せる範囲でないと受信しにくいわけです。伝達距離もAM程ではないですし。
上に記載した総務省のページにも解説がありますね。
今回の停波実験はあくまで民間事業者だけなので、NHKは対象外です。
NHKの場合は放送法の絡みもあるので、AMをやめることはなさそうです。
ラジオ好きにとっては虚しいものがありますが、これも時代の流れといえばそうかもしれないしねえ。
とはいえ、災害時の情報伝達手段として、AM放送はかなり有力ではあるので全部無くなるようなことはないと思いたいところ。
維持管理が大変になってきてるので、民間事業者はやめたいという話なんですがね。
短波も利用してくれればいいんでしょうけど、対応受信機が少ないしねえ。
国内で短波放送をしているのって、ラジオ日経だけですしね。
緊急警報放送になると、インターネット回線のラジコでは使い物にならないわけです。遅延しすぎてて、実際の時間から結構遅れてきますので。
AM放送はどうなっていくのやら。
Posted at 2024/02/23 20:49:14 | |
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