夜勤明けからの出発スケジュールだったのですが、当日は未明より県内はめっちゃ豪雨に見舞われ…
天候に大きく左右される仕事している為、不眠不休で朝を迎えたうえに大気が不安定で乗る予定のフェリーの出航も危ぶまれる感じでした(>_<)
多少の風波は残りそうでしたが巨大な船体故、運休や時刻の遅延もなく無事に出航出来る事に。
今回も大好きな新日本海フェリーでの往復。往路は「らべんだあ」
無事に港は出ましたが空はご覧のよう。
ギリ雨は止んでくれましたけど雲は低く垂れこめ、今にも竜巻でも起きそうな感じでしたね💦
乗船早々飲んだ缶ビールが身体に染み渡り、睡眠不足も手伝って昼寝を決め込みました。
気付くともう夕飯タイム(笑)
目覚めにまたビールを体内に補充し、秋のキャンペーンでラインナップされていた「サーモンイクラ丼」をチョイス。 いつもの事ですが船内から気分を北の大地にしておきます(~_~)
翌朝…
着地の小樽はキレイな秋晴れの空♪ 道内も前日までは警報級の雨降りだったとか。
フェリーの着岸する勝納埠頭から早朝散歩♪ 道中はいつものサケ釣りで賑わっていました。

朝の 7:00からやっているお店で海鮮ど~ん(^_^)
ここ数回来ていたお店とは違うところにお邪魔してみました。
まぁクオリティーはほぼほぼ一緒です、写真は少盛りでお願いしています。
さあ、腹ごしらえが済んだらレンタカーを借りていよいよ出発です!
目的地は小樽から約200km先の苫前町三渓。
予習としてひと月ほど前から三毛別羆事件を題材にしたノンフィクション小説やコミックを3冊。行きのフェリーの中でまで読んで恐怖をMAXまで上げておきました😂
一般道のみで、道の駅での数回の休憩をはさみ 3.5hのドライブで苫前町に到着。
苫前はやっぱり羆の町。苫前役場の前に設置された有名なモニュメント「とままえだベアー」を記念にパチリ。実は裏側も同じ造りで両面羆になってます、それにビックリ(笑)
お昼前に一つ目の目的地である郷土資料館へ。
ここには苫前の歴史や産業のほか、羆や羆事件に関する展示がされています。
三渓(旧 三毛別)で起きた羆事件の再現展示。
当時の開拓民はこのような藁や菅を垂れ掛けただけの壁の家に住んで居たそう。冬なんて寒くてヤバかったでしょうね(*_*) 事件が起こったのは12月9日です。
館内でひときわ目を引く…
「北海太郎」とあだ名の有った体重500kgの巨羆。道内で捕獲されたヒグマの中で最大だそうです。
手のサイズがもうキャッチャーミット! リアルくま手の爪怖い💦
数年前に乳牛殺しで話題になった「OSO18」と名付けられたヒグマでさえ体長2.2m‐体重330kgと言われています。
苫前の定置網で獲れた珍しいオサガメの剥製も。
英名レザーバックタートル、唯一甲羅が柔らかいタイプのウミガメで、現存するウミガメでは最大種。最大800kgを超えるそうで展示個体は325kg。
三毛別羆事件を話題にした漫画(予習に読んだ3冊の中の1冊)を描いた矢口高雄先生のサインもありました。
代表作として漫画「釣りキチ三平」が有名ですね。 私も全巻持っていましたよ(´▽`)
ひと通り見学し退館間際に不穏な掲示…
ビビリながらここから24km離れた山奥の三毛別羆事件復元地を目指します!
向かう道もその名を「ベアーロード」と名付けらており、

あちこちにクマの掲示がありますが工事の看板まで💦 煽りますねぇ(>_<)
道中、三渓神社で事件で被害に遭いお亡くなりになったがたの慰霊碑にお参り。

施主の大川春義氏は事件で家族を失いながらも生き残ったかたのうちの一人で、当時はまだ6歳。被害者の無念を晴らすべく猟師となり、生涯で103頭のヒグマを仕留めたそうです。
郷土資料館を出発して約30分。約半世紀越しで私に羆の恐怖を染みつかせた「三毛別羆事件復元地」についに到着! (但し復元されたの1990年)
鬱蒼と茂る森の中にポツンと佇んでおり私たち以外のひと気は無く、この日の来場者も午前に4組のみ。
事件の詳細は省きますが1915年12月9日、羆(ヒグマ)により二日間で
6人(8人説も有り)が殺害され被災者は計10人と言われ、生きた人間をボリボリと骨をかみ砕きながら… とか、
妊婦の腹を引き裂き中の胎児を掻きだした… とか、
想像するだけで恐ろしい
郷土資料館での「クマ注意」の喚起も相まって、周りの草木が揺れる音にさえ敏感になってしまいました(汗)
因みに先に登場した猟師の大川氏の命日も12月9日だそうで、何かの因縁を感じますね。
それにしても…
加害羆のレプリカ。立った高さが2.7m有るそうですが、どう見ても盛り過ぎなんじゃない??
念願叶った見学後、この日は苫前から1時間弱南下した留萌で宿泊しました(^_^)
翌日も秋晴れの中、ルーティンの早朝散歩で釣り見学。留萌港ではシャコやワタリガニ釣りが人気のようでしたね(~_~) この時期は他にサバなんかが釣れるそう。
この頃でも朝の気温は10℃ほどでパーカー来てても寒かった(*_*)
留萌港を本拠地とする巡視船「ちとせ」と今回のレンタカーのヴイッツをパチリ。出来れば3年前に退役した、丸窓にキュートなお尻がカッコいい先代の「てしお型ちとせ」を一度見てみたかった。(てしお型の現役巡視船はあと横須賀の「たかとり」のみ)
宿泊先のホテルで朝食バイキングを済ませ、留萌市内をウロウロした後再出発。
一気に札幌市内を目指します、所要時間は2時間。
北海道土産で有名なロイズチョコレートのロイズ本社ローズガーデンへ。盛期は6‐7月との事で空いていましたが、バラは秋まで咲いているので十分見ごたえありました♪
そこで思いがけない物を発見!
敷地内の休憩棟にミニカーコレクション。
結構な台数のコレクションで、
私の乗っていたDR30や、
その前に乗っていた910ブルもありました(~_~)
日産車ばかりでなく、
トヨタ車も。
AE86や2000GTのミニカーもありましたよ(~_~)
こんな感じヤツって結構高価じゃないんですかね?
想定外の沢山のミニカーに出会えちょっと得した気分でした。
そこから帰りのフェリーの出る小樽へ戻りレンタカーを返却し、
少し遅めのランチでビールとジンギス♪ これは毎回のお決まりですね(笑)時間潰しには、何度も来ている小樽の街を徘徊してお土産を調達し、フェリー乗り場に向かいました。
帰りのフェリーは「あざれあ」
小樽出航時は雨がポツポツとあたり始めていて、船内アナウンスでも航海中は高波による船体の揺れについて注意が出る程でしたが大した事無く、新潟到着の朝はまたまた秋晴れに☆
連休でフェリーの混雑を予想し、どうせ復路割引も有るので4人部屋を予約し2人で貸し切りにして新潟までのんびり過ごせました(´▽`)
楽しかった今回の北の大地への旅も無事に終了。
降船ブリッジの窓から「あざれあ」をパチリ(^_^)
船を降りると、フェリー乗り場にカッコいいボルボが!
大阪の福島重量株式会社さんのトラクターヘッドですね。めっちゃ目立つので前にもどこかで見掛けた記憶があります。
今回の旅、レンタカーの走行距離は448kmでした(~_~)
現地では運よく秋晴れに恵まれ、念願の三毛別羆事件復元地をを訪れる事が出来た満足の旅となりました(´▽`)