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マルチェロ XXのブログ一覧

2010年08月21日 イイね!

ヒストリー10

ヒストリー10



ヒストリーの続き......


再びのサーキットと落胆

なんとか.....馬の誘惑も振り払い?....(笑)

1年目・2年目・3年目と....NSXを楽しむ日々が続いてました!

当時は車検も殆んど....楽勝♪ (違う意味で今も平気ですが....爆)

大きな事と言えば.....クラッチが若干滑ってた気がしたので

メタルに交換ついでに軽量フライホイールに交換したり

シフトフォークごとNA1タイプR仕様に変更したり....補強バーを追加したり....

その程度で大きな故障も改造も無く....ドライブ中心で活躍してました♪

ドライブ(デート?笑)メインでしたが走行距離も年間5千~10000キロ以下くらい.....で!

そんな折....当時勤めていた業界も不況気味になったので

兼ねてからスカウトされていたクルマ屋業界転職しました!

幸い...NSXのクレジットも残り少し....まで頑張って支払ったので助かりました....♪

高給だった年収も何分の一.....くらい下がったからです!

これがフェラーリとか無茶してたら?と思うと....良かった!とも思いました!

きっと転職を諦めるか?フェラーリだろうが....手放さざるを得なかった?でしょう!

その頃......会社の後輩連中が....若い頃86(ハチロク)乗りだったりしたヤツらが....

また86を買ったりシルビアを買ったりしてハイランドなどに行き始めました!

こうなると...昔取った....何とか私も影響され気味になり....もやもや....

さらに知り合いのショップ走行会を開催するので参加してくれないか?とお誘いが....

ん....まぁNSXならソコソコ行けるのかも?と言う安易な考えもよぎり....参加決定です!

前車....スープラ時の頃から....4~5年振りにサーキット走行する事になりました♪

一応....パッドとフルードだけは対策をして....殆んどそのまんまで参加しました!

勝手知ったるハイランド....とは言ってもNSXでは初!でしたから探りながら走行開始です!

まず....ストレート普通かな?........コーナーは相変わらず限界?と言うよりも....

踏めないストレスコーナーが全く攻められません!.....

当時履いていたのは....フロントGRANDPRIX・M3.....りヤはM7R.....ズルズルです(笑)

所詮は足もダウンサスにノーマルダンパー....ロールアンダーからリバースオーバー繰り返し!

しかも革シートのお陰で体が滑り...コーナーで全く踏ん張れません!ブレーキング時も同じ.....!

とりあえず後輩の86には負ける事はありませんでしたが....全く話しにならない走りで終了

サーキットや走りに対する対策改造を施してないとは言え....落胆しました!

本来のNSXのポテンシャルも自分の限界も両方中途半端で終ったからです!

あまりに悔しいので....半年後の走行会にもエントリーしました!

ここでもタイムは二の次で....ある程度満足のスポーツ走行が出来れば!と思ったからです!

ところが...私以上に悔しい思いをしてたのは86乗りの後輩でした!

彼も若い頃から沿岸方面の有名峠を走りこんだ筋金入り?でしたので.....

そんな彼は....すぐさま東北地方で有名な山形の○ートランド86をチューンで頼みました!

なんと予算は200マン!スペシャルなEgに、フルオーダーみたいな足回り....

外観も当時まだ珍しいGTウイングが付いて来ました!

この時でも....いくら速くても所詮86だろう...と私はナメていたのですが....

で....次の走行会....彼はあえて私のスグ後方より走行開始しました!

私は前回からのモデファイ特にせず....前回よりは慣れる為...だったのですが....

走り出してミラーに映る86の様子が前とは全然違います!

ストレートでは多少離せるものの....そんなに差は付けられません!

ましてコーナーが迫ると右へ左へと煽られる有様です!(汗)

スペシャルなボア・アップしたハイコンプEg軽量化されトン切りボディSタイヤ....

いくら86とは言え...前回とは雲泥の差とも言える....恐るべき性能UPを果たしていました!

なんとか2周は押さえて走行してましたが....裏ストレートからのS字侵入でインを差され....ジ・エンド

あとは、もはやスルスルと離れて行く86になす術がありませんでした....orz

いくらなんでも....ですが86にアッサリ負けた....のは、だいぶショックでした!

まして踏みたくても踏めない事や(シートなど)足もタイヤも何もかも....

所詮スポーツ走行ならまだしも....本気のバトルだとノーマルでは全く駄目です!

ハラワタが煮えくり返ると共に....帰りの道中では既に頭の中で課題が山程浮かんで居ました!

こうして....サーキット走行の数日後....

まず所有していた....新車で2000キロしか走行していなかったバイク(R1-Z最終45PS)

バイク屋に叩き売り....NSXの車両クレジットが終わりそうなのも見計らい....

パーツ調達の為に軍資金調達に奔走しました!.....火が付いた心は自分でも止める術も無く....(笑)

こうしてNSX購入時の誓いもアッサリ崩れ去り....たった2回のサーキット走行

86の為に....禁断のパンドラを見事に自分で開け放ってしまったのでした.....

                                  (続く.......)


画像:後輩の86....ホントに速かったです!

    当時86レースに参戦してた.....その後に破綻した”○ートランド山形”で製作

    ドリキンの弟分?みたいだった....そこの有名ドライバー.....川○俊○さんも絶賛した!

Posted at 2010/08/21 23:40:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | NSX ヒストリー | 日記
2010年08月20日 イイね!

ヒストリー⑨

ヒストリー⑨








ヒストリーの続き....

『馬を断ち切るも・初心決壊』


わずか数千キロ....のロッソコルサF355GTS.....

NSXを試乗した時の数倍?緊張しつつ発進させました!

なんという乗りやすさ♪NSXより遥かに乗り易い♪しかも速い!

12気筒とはこれまた違うが、やはり官能的な音最高に痺れます♪

無意味なシフトダウン・UPをしたくなる程....

興奮のまま....試乗を終えました!これはイイ♪

が!!少し冷静に考えました!果たして?

確かに馬は....世界最高の芸術品です!.....しかしNSXとて高価で気を使うのに

355ならどうなるんだろう....さらにクレジットまで増やして....

車両の支払いだけでイッパイで乗らずに眺めてお終い....になるのでは?

(今なら絶対に買えないですが....当時の収入なら買えた?とも思いますが....)

私の持論では...やはりクルマは乗って(飛ばして)ナンボ....です!

NSXの倍はする高価なクルマを乗り回すのは見分不相応はなはだしい...

憧れながらも....行ってはイケナイ世界の様な気もして....急激に醒めました!

上手く表現は出来ませんけど....色んな葛藤が瞬時に芽生えました!

確かに最高で酔いしれるクルマですが....若い十代とかの頃と違い

クルマが全て!だけの生活...からは徐々に環境も自分も変化しつつありましたから....

清水草一著....の「そのフェラーリください」にも書いてありました!

アレコレ考えて買うのは資格が無い!と....気が付いたら頭真っ白になって買ってた!

それくらいの気持ちが無ければ買う資格は無い!

....人生投げ打ってでも買うのがフェラーリだ!らしい....私は投げれませんでした(笑)

こうして貴重な体験は終りました!って言うか、終らせました(笑)

逆にNSXの時は乗った後に瞬時に欲しくなったのも確かです!(価格の面も大きいですが....)


こうして平和に?またNSXライフ....に戻りました!乗ると.....なんか安心したのも本音です♪

しかし355を観てから物足りない何か?を感じ始めていました!

そこで....サスと共に購入して置いた....ストパイを装着!

官能的...とは行かなくとも....なかなかの音になりました!ようやく乾いたNAの音と言うか....

次にスタイリングを眺めつつ....購入当初....は満足していましたが....物足りなくなり

そこで憧れだったル・マン参戦のNSXを また眺めていたら....☆

そうだ!NSXとて国産車....エアロを組まない手は無いな♪と衝動で思い...

アレコレと発売されてたエアロを調べました....相変わらず少なかったのですが....

当時あったエアロ....は・まずドリキン・ブランドの圭オフィス

....K&N.....アプローバル....フェイズ....マルガヒルズ.....それくらい!?しか無かったので

ル・マンのイメージに当てはまってたK&N(M’s)をチョイスしました!

フロントは純正で満足してたので (どうせ破壊する?車高だと思ってたし・笑)

サイドだけ!付けたマヌケ?な格好になりました(爆)

サイドと塗装代だけで....20マソにはなってたのですが....これはヤバイ!

早急に調べたら....バックヤードからリヤアンダーも発売されたので....すぐ注文

これで横からの張り出し具合が満足出来るレベルにはなりました♪

あまり大幅に元々のスタイリングを崩したくもなかったので....

こうして馬へのステップUPの危機....は逃れましたが(逃した?とも言う・笑)

その反動?で初心の....弄らずエレガントに....の誓いは決壊してしまいました!

それからもパーツを見付ける度に細々としたモノを購入してしまい....(汗)

当時は...それでも今みたいに多くの商品が出回って無かったのですが....

しかし機能性や性能の部分には、まだ満足してた時期なので

見てくれ重視や快適性のモデファイで済んでたので可愛いモンでした....♪

その後....一気に突っ走るハメになる出来事が待っているとは思いもせずに.....

                                  (続く......)



画像:サイド&リヤ装着したての時

    今より上品?でこれくらいで止めておけば良かったかも?(笑)

Posted at 2010/08/21 13:17:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | NSX ヒストリー | 日記
2010年08月19日 イイね!

ヒストリー⑧

ヒストリー⑧


ヒストリーの続き.....


『誘惑と乗馬』

NSX購入して....初年度は、

わずか2ヶ月チョィで冬季冬眠になりました!

コチラでは長ければ半年は乗れない時期が続きます!

中にはNSXオーナーでもスタッドレスを履かせて乗る人も居ますが

リヤならいくら滑っても平気ですが、フロントに全く加重が掛からないNSXでは

怖すぎ!で乗れたモンではありません!圧雪ならまだしも...ココらは凍結路がメインですから....

しかも私の場合.....車高が.....▲※# 無理です! (笑)

悶々とした冬を過し....ようやく春になり、またNSXに乗る日々が始まりました!

かなりNSXライフを満喫してたのですが.....そんなある日!

例のAT・NSXの店長からTELが来ました!(ヒストリー②~③参照)

どうやらジリジリとATの相場が下がっていたのを危惧して手放すというのです!

実際...私のMTより高く購入してたのに、もうその時ATは下がり気味になってました!

(彼は別段....走りは二の次で...ステイタス性とかでクルマを選ぶタイプでしたので....)

次に何を買うのか?訪ねたところ.....テスタor 512TRだと言うのです!!マジか?

すると....またまた悪魔のささやき...を私にも投げかけてきました!

「一緒にフェラーリ買おうよ♪」と....無茶言うなぁ...まだ1年も経って無いのに....

確かに私も業者の仕入れ価格程度でNSXを購入していたので、

当然!頭金+下取り分は儲かる位?でNSX手放す事が出来ました!

さらに....他の人で512TRを所有してる人に乗せて貰って影響を受けたらしくて....みたいです!

しかし私は更に借金を増やしてフェラーリを買うのも.....どうか?と....(彼はそのパターン)

まして、すっかりNSXを気に入り乗りたい気持ちが強くなってる時期だったのに....

元々....確かに私もNSXは、当初、買う前は、ただの通過点?だったかもしれません!

ある程度....数年乗ったら高値で手放すつもりもありましたので....!

しかし...見事にNSXにハマってしまったものですから、いくら馬とて....踏ん切りもつかず....

そんな曖昧な会話をして...数日後

...その店長の知り合いで512TRを所有してた人と会う機会がありました!

凄く寛容な人で、私にも512TRを運転させてくれる事になりました!

まず12気筒のEg音とスタイリングには圧倒されました!ドア開けれない!(笑)

タイヤハウスを避けて右に大きく窮屈にオフセットしたペダル位置....

重いステアリングとクラッチ....フェラーリ特有のHパターンの長いシフトゲート....

どれもが異次元!もちろん注目度もNSXなんて屁でもありません!

しかし....直線は排気量にモノ言わせ速いのですが、軽快性は無く、コーナーが怖い!

NSXがゼロ戦なら....重爆撃機?みたいな感じです!

興奮しながらも....所有する喜びは凄いだろうなと想像出来ましたがかなり身分不相応な気も...

(まだ私は二十代半ば過ぎ...でしたし) ん~買える買えない....別として...

12気筒は飛ばすのに飽きた歳になってからでも....との思いがよぎりました。

スタイル・ステイタス性・12気筒のサウンド(キダマフラー)は最高芸術でしたけど.....

貴重な体験をした後....また2・3ヶ月して、また誘いのTELが店長から来ました!

今度は何だろう....と車屋に向うと...次はF355が!(これは客車・売り物です!)

これは私も興味津々でした!NSXが参考にした348とは逆に、NSXを意識して作られた355....

私もフェラーリなら355...と前回512TR試乗した時にも思いましたから....やばい!(笑)

乗ってしまったら.....どうなることか?と思いながらF355も試乗する事になりました!

まず・また例によって....ドアの開け方が?(笑)

着座位置は512TRより、かなりヤル気にさせるし決まります!クラッチ・ハンドルも軽い!

”カチッ”と小気味良い音をさせてシフトが入ります!いよいよスタート♪

この時...まるで!本命の古風で健気な良い彼女が居るのに...つい出来心で?

猛烈に魅力的で危険な女に浮気してしまう....みたいな?心理に蝕まれてました(笑)

(注:私....浮気は基本的にしない!した事が無い!のは本当です!核爆)

一説には...NSXを追い越す為にフェラーリが開発した!とも言われ、ビデオやDVDなどでも

プロドライバー達をNSX以上に高評価させた魅力的なF355....これはヤバイ!

ノーマルマフラーでも5バルブの最高に奏でる音を響かせてF355と私はユックリ発進しました♪

                                     (続く.......)


画像:そんな試乗したF355....

    .....でも自分で買うならXRシャーシ以降のベルリネッタのビアンコ(白)が理想です♪
Posted at 2010/08/19 23:31:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | NSX ヒストリー | 日記
2010年08月19日 イイね!

ヒストリー⑦

ヒストリー⑦











ヒストリー⑥の続き.....


『すぐに.....着手!?』

休みで雨以外は必ずNSXに乗る日々が続きました!

乗れば乗る程....新たな感動や発見があり....新鮮で...

若かった私は適度に目立つ事も心地よく....(笑)

しかしながら納車翌月にはスグに不満が.....

やはり車高が気になり....NSXを見せた友人達も

「低っく~!」とは言うもののタイヤハウスの隙間を見ると....「.......アカンでしょ?笑」

この時も...まだサーキットや激しく走る予定もつもりも無かったので...

とりあえず.....見た目重視でダウンサスを購入決定!

しかし!!なんと言う事でしょう....発売してるメーカー少なっ(汗)

S社・12万 T社・8万 SO社・6.8万....と言った具合.....たかがダウンサスなのに?といった値段

それら殆んどは遊ぶので車検はNG!と言うし....

さらに車高調なんて現在なら並みの車高調が2セット買えるくらいの設定ばかり....

こう言う時の基準は国産なのに!とか思ってしまいます。

マフラーに続いて....またもパーツの少なさ・高価さ...の洗礼です!

それでも探していたら....!

現在はNSXでは大御所の駆け込み寺的な....K○Pさんの広告を発見!

値段も納得の48000円....しかも遊びも無く♪

しかも他では無かったストパイなども発見!すぐさま通販で購入しました!

ついでに....いつか?と思われるメタルクラッチなども買っておきました!

クラッチは近い将来....の為なので保管しておきますが

サスはスグに装着作業に取り掛かりました!もちろん自分で...

今でこそ....自分のNSならタイヤ外せば前後で1時間程度....で交換出来ますが

(注:ノーマル足は面倒で、もっと時間掛かります)

なんせ....初めての足回り...どうにもこうにも....外れません!(汗)

後から分かる事ですが....NSXに限らずホンダ車ってスタビが頑張るので

1箇所だけジャッキUPすると厳しい状況になるのが分かりませんでした。

結局....午前中から始めて午後からは友人も手伝わせ

終了したのは夜9時過ぎ....(疲)

とりあえず....見た目は◎になりました!もしかして?現在より低かったかも?(笑)

バネしか交換していないのに、かなり足は良くなりました!

街乗り程度....ならば全然乗り心地も良くなり、それでいてロールも押さえられました!

左右のロールよりもブレーキング時のノーズダイブが気になってたので◎です!

しかも純正の長いダンパーの方がストロークは余るほどありますから.....(笑)

こうしてまた少しNSXが自分の車になった気がしました!

タマには通勤に....休日は郊外のドライブに...と乗りまくり

しかし凍える季節の到来と共に...購入から初の冬眠になりました!

納車から2ヶ月間で....走行は3000㎞程度だっでしょうか?

現在の状況を考えると....購入後2~3年が一番距離を乗ったかもしれません!

こうして長く寒い東北の冬が訪れました!   

                           (続く.....)


画像:ローダウンした後 この時は薄い前期リップなんで現在より低かったかも?

   ついでにリップ同色・フォグランプ外し・ナンバーを移動しました!
Posted at 2010/08/19 01:45:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | NSX ヒストリー | 日記
2010年08月18日 イイね!

ヒストリー番外編

ヒストリー番外編



(あまりにも私の比喩文章が下手なので...)


『番外編』で

レーシングドライバー木下隆之選手のNSXコラムを....

HYPER REV 初刊NSX より抜粋

~~~~~前略~~~~~~

NSXを限界ギリギリで走らせるという仕事は、
サーキットアタックに慣れたレーシングドライバー達をも緊張させてしまうのだ。
その理由はなんでだろう。 操縦性がシビアだから?  それもある。
実際にNSXはミッドシップ特有の神経質な挙動を示す事がある。公道を飛ばしているかぎり、
あるいは、正しいドライビングをしているかぎり、驚くほど俊敏なフットワークを安定したまま披露する。
だが0.1秒を削り取るという作業に挑むと、綱渡りのような微妙な操縦が要求されるのだ。
~~~~~~中略~~~~~~

NSXという名前がそうさせる?
あるいはそれが、僕に緊張感を強いるもっとも的を射た理由かもしれない。
NSXという超ド級のマシンを速く走らせることができなければ、
プロのドライバーとしての資質が疑われる危険性がある。実際にこの業界では、
NSXを扱えるドライバーと扱えないドライバーがおり、それは経験によるものだったりするのだが、
ともかく資質が問われるマシンでありことには違いはない。
しかも同時に、このマシンは公道を万人が走れるように細工されているわけで、
そんなクルマの性能を限界まで引き出せないようでは、
NSXに笑われるのではないかという杞憂もある。勝負はNSXなのだ。
NSXという激辛スポーツモデルと僕との勝負でもあるのだ。
冒頭に僕が、NSXはただのスポーツモデルではなく、
レーシングカーに限りなく近いピュアスポーツマシンであるといった理由はそのあたりにあるし、
寝付きが悪くなるほど緊張する、といった理由もどうやらそのあたりにあるのだ。
ともかくGT-Rやランサーエボリューションやインプレッサといった最速を狙うマシンでのアタックとは
あきらかに異なる緊張感を与えるのである。

~~~~~~中略~~~~~~
すると、テールがズリズリと滑りながらヨーが顔を出すのだが、
その挙動ははっきり言って素早く発生する。じっと目をつぶるようにして神経を研ぎ澄まさせれば、
その予兆を探ることもできる。だが意識が拡散していたのであれば、
いきなりテールが流れてハッとするという失態を演じるだろう。
まさにクルマの中で最大の重量物であるエンジンが、ドライバーの背中、
つまり重心近くに搭載されているミッドシップらしく挙動はシャープである。
駒のように、腰の下を中心に旋回していく感覚が嬉しいほど強い。
最近のノーズヘビーなマシンに慣れた体には、実に新鮮に映る。ただし、
そのミッドシップならではの挙動やレーシングカーのごとく地を這う快感に酔いしれてる間はない。
テールはスパッと流れてスパッと収まる。その一挙手一投足に、
ドライバーは的確に反応しなければならないのだ。ミッドシップたるNSXは、旋回しやすくあるのだが、
無理な姿勢になると簡単にスピンモーメントに陥ることがある。
NSXはミッドシップというレイアウトのマシンの中では耐えるほうだが、
優れたFRのように真横になっても耐えてくれるわけではないのだ。一歩操作を誤れば怪我をする。
そんな緊張感を味わいながらズッシリと重たいステアリングと格闘するのである。
もっとも、そんなシビアな挙動にビビルことなく積極的にトライし、
そしてマシンをねじ伏せることができたときの快感も、やはり絶頂に達する。
挙動はオーバーステアとアンダーステアを素早く入れ替えるように発生する。
そんなニュートラルな状態を故意に引き出し、しかも制御しきった時の喜びは格別である。
まるで谷間に張った一本のタイトロープを渡りきるような作業なのだから、
達成した時の快感が頂点に達するのも納得してもらえるに違いない。
もちろんその快感が体を支配した瞬間は、すなわち最速タイムが記録された瞬間でもある。
アッと思った瞬間が一ヶ所でもあれば、快感は訪れないしタイムも納得できない。
だが、サーキットを一周する間を完璧にまとめることができれば、
感動に似た満足感が得られると同時に、最速タイムを記録したという栄誉を受けることができるのだ。
スポーティカーを名乗るマシンでもその多くは、
限界まで攻め込まないほうが良好なタイムを記録することがある。
マシンの限界が比較的早めに訪れてしまい、ドライバーはまだまだ余力を残しているのに、
マシンが飽和状態に達していることも少なくないのだ。
ところが、NSXに関してはそんな体たらくなことなどない。
攻めれば攻めただけ、また挙動をコントロールすればするほど、
最速タイムと快感という褒美をくれるのである。

~~~~~~~~省略~~~~~~






上記を読んで....マトモに乗りこなす事が出来るのだろうか?と

NSX購入当初はビビると同時にシビレて酔いしれて納得して喜んでました(笑)


画像:07年頃....ハイランド
Posted at 2010/08/18 01:20:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | NSX ヒストリー | 日記

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「コッチ時間で朝8:00~ ビール飲みながら
サッカー観戦!旨い酒になって良かった♪ 」
何シテル?   06/19 23:41
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