
東京モーターショーに行ってきました。
相変わらずの大変な混雑で、お目当てのクルマに辿り着くまでに、幾重にも連なる人垣に流されながら待つこと数分、ようやく目的のクルマの撮影が出来たのも束の間、撮影をするにも人も頭や腕が映り込んだり後ろや横から押されて、肝心の画像がピンボケだったりブレたりして、思うように撮影出来ないこともしばしば・・・。
最近は、クルマの販売が低迷していると言われていますが、まだまだこれだけの集客が出来るというのはやはり凄いと思います。
ただし、気になったこともあります。
私のような中年の姿が目立つ一方で若者が昔と比べると随分少なくなったことと、外国人の来場者が例年以上に多かったことが印象に残りました。
以下、今回の東京モーターショーで私がぜひ見たかったクルマです。
以降、画像が多くなりますことをお許しください。(注:コンパニオン画像はありません)
まずは、今回、日本でワールドプレミアとなったBMW M3GTSです。
室内は2シーターでエアコンすら装着されていない硬派な仕様。
マットカラーとGTウイングが精悍でした。
続いて、レクサスブースです。一応、レクサスオーナーですので、立ち寄ってみました。
まずは、RCF。見た目以上にグラマラスなクーペボディは、とても精悍で格好良かったです。
続いて、今回初お目見えのGSFです。
待望のミドルサイズの本格スポーツセダンです。一連のFシリーズらしさが表現されていて、デザインはとても精悍に纏まっていて格好良かったです。
リアのトランクスポイラーはカーボン素材になってました
リアのマフラーは片側2本だしでした。
ブレーキキャリパーは6ポッドが奢られてました。
新しくなったRXです。雑誌の写真を見ると特に何とも思わなかったデザインでしたが、実際に実物を見ると、とても斬新で良いデザインだと思いました。
条件が合えば欲しいと思えるクルマでしたが、我が家の駐車スペースの関係で物理的に購入できないのが残念です。
続いて、スバルブースです、前回の東京モーターショではレヴォーグが注目の的でしたが、今回は、インプレッサコンセプトを注目しました。
スバルらしい質実剛健なデザインの中にも塊感があって、新型がこのデザインの流れを組んでくれれば、とても洗練された良いデザインのクルマになりそうな予感がしました。
スバルのWRX STI S207

今回、Sシリーズ史上最高スペック!ついに最高馬力が328馬力となり更にパワーアップ。それに引き替え、値段もさらにアップして、通常モデルの価格が555万円(消費税抜き、消費税込だと約600万円となり、しかも、NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITIONに至っては、 消費税込で6,372,000円と庶民では気軽に手が出せない価格になってしまいました。
しかし、さらに驚きなのは、これだけ高価なクルマが即日完売!しかも試乗もせずに購入するとは!STIに対する信頼の証と期待の表れとも言えるのでしょうが、自分には試乗もせずにスポーティーカーを購入するなんて、とても出来ません(^_^;)
ブレーキキャリパーは、ブレンボの6ポッド。きっと強烈なストッピングパワーを発揮するのでしょうね。
NBR CHALLENGE PACKAGE車のリアには、GTウィングが標準装備。これだけ見ても、とてつもなく速いクルマであることのオーラーを感じさせます。
トヨタのコンパクトFRスポーツカー、S-FR。
間近で見ると、昔のヨタハチを彷彿とさせるデザインです。
将来、子供が独立して大人数を載せて走る必要がなくなったら、コンパクトで取り回し性能も良く、走りが楽しいクルマがあると、日常のカーライフがワクワクしながら過ごせそう、そんなクルマですね。
続いて、新型が発表されたプリウスです。
両親が現行プリウスオーナーであるため、新型新型プリウスが、どのように変化しているのか興味津々で注目してみました。
雑誌等を見ると、かなり斬新で尖がったデザインという印象を持ちましたが、実際に実物を見ると、尖がったデザインではあるものの、見慣れるとこういうデザインもありかな?と思わせる不思議なデザインという印象を持ちました。
一方、あまりに斬新なデザインであるが故に、両親のような高齢者に受け入れられるのか、今後の販売動向が注目されるところです。
フロントのデザインは、原稿モデルを踏襲した感じです。
特徴的なのは、リア周りです。かなり斬新というか尖がったデザインで、保守層も多いと思われる現行型からの乗り換えがスムーズに行われるのか、今後の動向を見守りたいと思います。
新型プリウスのインパネ周り。現行モデルよりもさらに洗練された印象です。
続いてホンダブース。
今回の注目は、やはり、10年ぶりに復活を遂げる、新型NSXです。
パワートレインは、V型6気筒 3.5Lツインターボ(ドライサンプ潤滑)+モーター×3(前2基、後1基)、最高出力は580ps、最大トルク65.8kgm、ミッションは9速デュアルクラッチ、駆動方式は、4WD「SH-AWD」、車重は1725kgと、まさに申し分ないスペックですが、価格がなんと!1,000万円を遥かに超えて1,800万円!
最近のエコのトレンドも考慮して、ハイブリッドで出してきたのは、さすがホンダと思わせるところですね。
これなら、早朝などに出掛けるときは、EVモードでご近所に甲高いエキゾースト音で周囲に迷惑を掛けることなく静かに家を出ることが出来ますね。
ワイド&ローのハイパフォーマンスカーに相応しい低重心で落ち着きのあるフォルム
ミッドシップらしい前方から後方に至るまで流麗なデザイン。旧NSXよりも、明らかにプレミアム感が増したと思える外観
車内のインパネ周辺のデザインは、メーターパネルが液晶になっているなど最近のトレンドを押さえていて、インテリアもスーパーカーらしい演出になっている感じを受けました。
リアもスーパーカーらしく、ワイド&ローを強調したデザイン。
新型シビック TYPE Rです。昔むかしのシビックを知る者としては、ここまで厳つくガンダムチックなシビックの雄姿は想像できませんでした。
最高出力310ps/6,500rpm 最大トルク40.8kgm/2,500rpmを発生するエンジン。FFでこのパワーを受け止めるシャシーと足回りは、一体どのようにチューニングしているのか、とても興味があります。
巨大なリアスポイラーが、そのクルマがただ物でない雰囲気を醸し出していました。
スズキブースで見た、アルトワークスです。アルトワークスと言うと、自分の中のイメージでは、軽自動車にも関わらず、その軽さと小回りの良さを武器にした俊足ダウンヒルの速さが印象に残っていますが、まさにそのイメージを踏襲したスパルタンなデザインが逆に新鮮に見えました。
昔のアルトワークスよりも衝突安全性の確保により、ボディ剛性の向上に重量が嵩んで車両重量自体が重くなっていると思われるため、昔のアルトワークスとの差別化がどのように味付けされているのかとても興味深いです。
最後に、マツダの RX-VISIONです。
スポーツカーの王道的なデザインである、ロングノーズショートデッキを持つ流麗なデザインは、息を呑むほどの美しさと観る者を圧倒する独特の存在感を持ったデザインのクルマでした。予てより、マツダのデザイン力の素晴らしさは特筆すべきものがありましたが、今回のデザインを見ると、改めてマツダのデザイン力の凄さを見せつけられました。
ロータリーエンジンは、設計上、燃費効率が悪くCO2排出量が多いという短所を抱えているなかで、敢えてエコ全盛のこの時代にロータリーエンジンをベースとしたスポーツカーを提案してきたチャレンジャー精神は、素晴らしいと思います。
以上、長文にも関わらず、最後までご覧いただきありがとうございました。