
撮りためていた写真を整理していたら、数か月前に日帰りドライブで訪れた、成田山新勝寺と航空科学博物館の画像が出てきたので、備忘録も含めてアップします。
成田山は自宅から日帰り圏内ですが、いつでも訪問出来る距離であるが故に、過去に一度も訪れたことがありませんでした。
成田山新勝寺と言えば、初詣の参拝客数が常に上位に来ることで有名な場所のため、否が応でも期待が高まります。
訪れたのは、平日でしたので、寺社から比較的近い駐車場にクルマを停めることが出来ました。
まずは、表参道から総門を目指しました。
総門から、仁王門方向を撮影しました。
仁王門までは、階段を昇らなければなりませんが、それほど段数も傾斜も無いので、ご年配の方でも、それほど苦にはならないと思います。
国指定重要文化財の仁王門を撮影しました。
門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊が奉安されてました。
階段を昇り仁王門から総門を撮影しました。
仁王門を抜けて、いよいよ大本堂を目指します。
仁王門から大本堂までは、やや傾斜のある階段を昇ります。
階段を昇り切った場所から、仁王門方向を撮影しました。
先ほどの総門から仁王門までの階段と比べて、長さも傾斜もありましたので、ご高齢の方は、階段を昇る際は、少しキツク感じられるかもしれません。
階段を昇ると、広大な広場に出ました。広場の先には、大本堂が見えました。
さすがは、初詣の参拝者数上位に来るだけあり、広大な敷地と本堂でした。
大本堂の隣には、三重塔が見られました。
三重塔は、1712(正徳2)年に建立された重要文化財で総高は25m、塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。
続いて、奥に進むと、左手側に額堂が見えてきました。
額堂は、1861(文久元)年に建立された重要文化財で、1986(昭和61)年に修復されました。ご信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物で、江戸時代に奉納された貴重な絵馬や、様々なモチーフの彫刻は、目を見張るものがあります。
更に奥に進むと今度は、光明堂が見えてきました。
光明堂は、1701(元禄14)年に建立された重要文化財で、釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期の貴重な建物です。大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。後方には奥之院の洞窟があり、毎年、祇園会に開扉されます。
続いて、光明堂に向かって右手手前に左手にあるのが、開山堂です。
開山堂は、開山上人寛朝大僧正を御姿を安置する堂です。
開山堂は、昭和13年に奉修された成田山開基1千年祭記念事業のひとつとして新築されたものです。
さらに奥まで進むと、ひと際赤くて目立つ建物の「平和の大塔」が見えてきました。
平和の大塔は、1984(昭和59)年に建立され、真言密教の教えを象徴する塔で、高さは58m、1階は大塔入口、成田山の歴史展、写経道場各種受付があります。
2階の明王殿には、大塔の御本尊不動明王、四大明王、昭和大曼荼羅、真言祖師行状図が奉安され、3・4階の経・法蔵殿には、ご信徒による掛仏、5階の金剛殿には五智如来が奉安されています。
成田山新勝寺は、さすがは、初詣参拝客数が全国上位を誇る場所だけあり、とても広大で見どころ沢山の場所で、のんびりゆっくりと散策がてら訪れるのも良い場所だと思いました。
続いて、成田山新勝寺からクルマで15分の場所にある、航空科学博物館を訪問しました。
航空科学博物館は、平成元年8月に開館しましたが、建設の目的は、青少年に対し航空に関する科学知識についてその啓発を図り、航空思想の普及及び航空科学技術の振興に寄与するとともに、国の航空の発展に資することを目的に建設されたそうです。
開館時間は、午前10時から午後5時(入館4時30分まで)
休館日は、毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日
入館料は、
大 人 700円
中高生 300円
こども(4歳以上) 200円
駐車場は無料です。
中央棟のエントランスを入ると、ミュージアム・ショップがあり、このフロアで入場料を支払います。
入場料を支払い、1階西棟に入ると真っ先に目に飛び込んで来るのは、ボーイング747の「エンジン」、「大型模型」と「胴体断面」の展示です。
ボーイング747のエンジンと主翼断面は、ジャンボジェットのエンジンの仕組みがよく分かりました。
そのほか、西館に展示中のYS-11とDC-8の断面に並列してそれぞれの航空機の大きさ、構造等を比較できるようボーイング747の断面が展示されています。
間近で見ると、ジャンボジェットの大きさに圧倒されます。
展示棟のボーイング747-400 の大型模型は、世界最大の可動する模型(1/8)だそうで、外形や各部の動きも可能な限り実物と同様に再現しているそうです。
B747-400の1/8サイズの大型模型とコックピットが連動して、壁面をスクリーンに見立てた映像により実際に操縦をしているような感覚を体験出来て、コクピットに座って操縦して飛行機の仕組みをみられるとのことなので、有料1グループ200円(要整理券)を支払って、体験することにしました。
各体験のスケジュールは以下のとおりとなってました。
操縦桿を前後に操作すると、大型模型とコックピットが連動し壁面をスクリーンに見立てた映像により実際に操縦をしているような感覚を体験できました。
そのほか、ボーイング747のキャビンモックアップがあり、「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「エコノミークラス」のシートが設置されてました。
コロナ禍で、海外旅行はもとより国内旅行や出張もなくなり、飛行機を利用した移動が皆無になってしまったため、なんだかとても、懐かしい気分になりました。
まずは、ファーストクラスのシートです。
さすがは、ファーストクラスだけのことはあり、シート幅も広くフルフラットになるほか、当時からそれなりの大きさのパーソナルモニターも設置されてました。
続いて、ビジネスクラスです。
現代のビジネスクラスはフルフラットシートが主流ですが、当時のビジネスクラスは、まだ座席が主流だったような記憶があります。
エコノミークラスよりも座席の幅や座席の間隔が広く、フットレスも備えてあり、まさに昔のビジネスクラスを懐かしく思い出しました。
最後にエコノミークラスです。
上位クラスと比べると、足元の空間が狭くなっておりますが、前後のシート間隔が、現代と比べてさほど変わりが無いように感じましたが、実際のところエコノミークラスの進化はどうなっているのでしょう?
続いて、昔の客室乗務員の制服が展示されてました。
このデザインは、おそらく相当前の時代のモノだと思われます。
特にスカート丈の長さが時代を反映しているように感じられます。
続いて、3階中央棟にある展望台(屋外)に来ました。
成田空港が至近ということもあり、航空機を間近で見られました。
さらに、中央棟5階の展望展示室は屋内のため、雨や暑さや寒さをしのげるので、これから真夏の暑い日も快適に離陸する飛行機を間近で見られると思います。
屋外展示場に展示されている飛行機たちを上から俯瞰して見られました。
屋外展示場には、各種セスナ機やヘリなども展示されてました。
現在は、コロナで機内公開は休止中ですが、100円~300円払えば、セスナの座席に搭乗可能なようです。
航空科学博物館は、入場料も比較的リーズナブルで、航空機に関する様々な展示があるので、大人も子供も楽しめる施設でした。
特に飛行機好きのお子さんは、フライトシミュレーターの体験も出来るので、とても喜ぶと思います。