
スーツケースをFRPで補修しました。整備手帳的な内容ですがクルマとは無関係なのでこちらへ・・・。
でもステップワゴンの
リップスポイラー補修の経験があったからできたことです。
クルマ関連で身につけた技術は日常生活でも役立ってますね。このスーツケースに貼ってあるミニオンのステッカーも、クルマに貼るステッカー作成の経験を元に自作したものです。
さて、写真は「シェムリアップ&ハノイ旅行」へ出発するときのもので、2011年購入のサンコーのスーツケースです。マグネシウム&ポリカーボネートで超軽量なのが特長です。
旅行中に真っ直ぐに立たないので変だなと思ってましたが・・・。
帰ってから調べたら足の周辺が割れて酷いところは陥没してました(2個の4箇所全て)。空港で乱暴に扱われたのが主な原因でしょうけど、普段衣装ケース代わりにして足の部分に負荷が掛かりっ放しなのも良くなかったかも知れません。
これは買い替えかなと思いましたが、念のため修理できないかとメーカーに問い合わせてみたら・・・。1箇所の補修費用が8,964円とのこと。4箇所だと35,856円(+往復の送料)と言う事で新しいスーツケース買えてしまう(>_<)。
裏布にファスナーが付いていて「開けないで下さい」と書いてありましたが開けてみました(^o^)。
内部の状態です。キャスターの部分は別の部品(白く見える)で補強されてますが足はネジ止めしただけです。これでは割れてしかるべきですね。
結局、このFRP補修セットを調達し自力で補修する事にしました。樹脂と硬化剤とガラスマットのセットです。樹脂0.5Kgと十分な量で価格も1,475円と安いです。この他に刷毛や養生テープなども必要ですが、総額3,000円程度でスーツケース2個を補修できました。
足を外した状態です。派手に割れてます。
最初は足を外すのが面倒なので足を付けたまま内側だけ2重に積層しようかと思いましたが、気を取り直して足を外し表と裏からFRPで挟み込むサンドウィッチ構造にする事にしました。
最初に行った表の補修の状況です。上は養生テープを貼って、樹脂の着きが良くなるよう紙やすりで擦った段階です。下は樹脂とガラスマットを積層した後です。
硬化剤を1%加えるのですが全部で10ccしかなく、節約してスポイトでちょうど1%ぐらい入れたら、なかなか固まらなくて焦りました。寒い時期の上、スポイト内に残ってしまった分があって少なめになったようです。でも一昼夜経て固まりました。
表面にガラス繊維が若干飛び出ていて危険なので上からテープを貼ろうかとも思いましたが、色が変わるのも嫌なので紙やすりで均して樹脂だけ上塗りする事にしました。
こちらは内側の施工後です。外から日が当たって透過照明になっていてわかりにくいですが、樹脂もガラスマットも付いています。ガラスマットはスーツケースの形状も考えて、外側が6cmx4cmに対し内側は6.5cmx6.5cmにしました。
大きい方のスーツケースは本体角部分にも一箇所割れがあったので、内側だけ補修しました。
足を付ける穴が塞がってしまったのでドリルで開けました。最初小さい穴を開け5mmまで順次拡張しましたが最初は結構硬かったです。ガラスは金属より硬いのでドリルの刃がダメになったかも知れません。
内側にはダメ押しの強化とガラス繊維飛散防止を兼ねて、パワーテープを貼りました。
足を取り付けた状態です。樹脂の上塗りも行っています。
ガラスマット周辺の黒い部分は切りとる箇所をマジックで書いたためですが、書かずに切り取れば良かったです。
スーツケース2個の補修が完了しました。
このスーツケース、同時購入のせいか鍵番号が同じで1本の鍵で2個とも施錠・解錠ができてとても便利なんですね。
もうしばらく頑張って貰いたいです。
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Posted at
2018/12/01 21:22:14