
上の子のお願いもあり、連日のツインリンクもてぎ行き。自分も初めての人気のレース、SUPER GT決勝観戦。今回も観戦状況を記します。
朝7時30分にグランドスタンド裏に到着し、自由席エリアへと足を進めようとしたところ、運良く「熱烈応援シート エリア指定券」を得ることができました。AM8時半の86コンソレーションから観戦です。
その日のタイムスケジュールに沿った内容で記します。
GTフリー走行開始時まで、コースは薄い霧に覆われてました。

AM9時を過ぎると霧も晴れて、絶好の観戦日和となってきました。
サポートレースのGAZOO Racing 86/BRZ Raceは、今回90台を超えるエントリー。

決勝はトップ3のプロのバトルを堪能しました。レースは予選3位から逆転。織戸選手がWinerとなりました。プロ参加やタイヤ戦争(開幕当初はブリヂストン装着車が高い順位をGet。終盤ADVANが盛り返す)など、当初の思惑とはまったく異なるカテゴリーとなりつつあります。
天気も崩れず、今回ツインリンクもてぎで初の2014年モデルの御披露目が行われました。

実際走行しているエンジン音を聞くと「ランエボ」のような「4気筒ターボエンジン」とはっきり判る感じでした。私としては今シーズンの大排気量エンジンの甲高い音の方が好みです。
決勝日のPit walkは、予選日の3倍増の激混み状態。

人の分散化を目的にしたのか、メインストレートもPit walkエリアとして各チームのRQがチームアピールしてました。
プログラムスケジュールには記載もなかったスタート前の8分間フリー走行も。

「痛車」も大分認知されたようで、写真は人気アニメ「IS(インフィニット・ストラトス)」女性キャラが描かれてました。ただ「痛車」はGT300の特権(GT500はメーカー系だから基本駄目?)かなあと、思った次第です。
スタート前セレモニーの様子。TVでは放映しない風景。決勝日に来ないと判らない風景ですね。

ポール車両は1番最後にコースINは、レース好きにとっては貴重な風景です。
GT300ポールはBRZ。

宇都宮はSUBARUの工場があるので、「地元凱旋」です。
GT500ポールはENEOS SUSTINA SC430。

前日の予選から見ていて、クルマの仕上がりは別格。トラブルさえなければ、優勝と思ってました。
レース開始直前、静寂の一瞬。

この1戦でシリーズチャンピオンも決まります。
250kmの短距離走、各車ローリングスタート。

唯一ENEOS SUSTINA SC430が順位を落ちそうな瞬間は、スタート直後。
1コーナーを1位でキープした直後から独走劇が始まりました。
ここからは文章で、自分なりのレース検証をしてみました。
(長文のため、御容赦ください。)
GT300
序盤はBRZがスタートダッシュを決めるのですが、5周目前後からペースが落ち、GAINER DIXCEL SLS、MUGEN CR-Z GTにかわされることに。その後はGAINER DIXCEL SLSの独走劇。はっきりいってこの1台だけが「GT400」のような別枠の速さでした。
注目のGSR 初音ミク BMW Z4 GT3は序盤、4~8位グループの中に抜け出せずにいましたが、早めのピット戦略でMUGEN CR-Z GTの前に。
しかしクルマの絶対スピードが足りないようで、レース中盤にMUGEN CR-Z GT、BRZにかわされることに。最終周でBRZコースアウト。なんとかコース復帰し、GSR 初音ミク BMW Z4 GT3の前でフィニッシュ。結果1位から6位までの順位は次の通り。
1位 NO.11 GAINER DIXCEL SLS
2位 NO.16 MUGEN CR-Z GT
3位 NO.61 SUBAR BRZ
4位 NO.4 GSR 初音ミク BMW Z4 GT3
5位 NO.88 マネパLamborghini GT3
6位 NO.62 LEON SLS
結果シリーズチャンピオンは、NO.16 MUGEN CR-Z GTとなりました。
個人的には、1度も2013年シーズンで優勝していない点と「アジアン・ル・マン富士」の順位ポイントは、ちょっと問題ありかと思いました。
GT500
ポールポジションのENEOS SUSTINA SC430が第1コーナーをホールショットを決めてからは、こちらもGT300同様独走劇。面白かったのはシリーズチャンピオンも絡んだ2位~5位争い。
序盤は、2位 KEIHIN HSV-010、3位 ZENT CERUMO SC430、4位 DENSO KOBELCO SC430、5位 PETRONAS TOM’S SC430でしたが、レース中盤コース場でZENT CERUMO SC430がKEIHIN HSV-010を抜き2位に。そしてレース終盤やはりコース場でKEIHIN HSV-010がZENT CERUMO SC430を抜き2位とレースバトルが観れました。
(レース終盤、ホームストレートで、ARTA HSV-010とWedsSport ADVAN SC430の接触、ARTA HSV-010目の前でのクラッシュはビックリしました。)
そして、5位 PETRONAS TOM’S SC430が4位 DENSO KOBELCO SC430に対して猛烈にプッシュ。ただLEXUS勢の力関係が働いたのか(ZENT CERUMO SC430が3位フィニッシュならばシリーズチャンピオン。PETRONAS TOM’S SC430がZENT CERUMO SC430上の順位フィニッシュならばKEIHIN HSV-010がシリーズチャンピオンに)レース残り5周ぐらいから4位 DENSO KOBELCO SC430から5位 PETRONAS TOM’S SC430のタイム差が目立って大きくなるように。(あとまったく話に出なかったNISSAN勢にとっては、今年の「出来の悪さ」を総括するようなレース展開でした。)
結果1位から6位までの順位は次の通り。
1位 NO.6 ENEOS SUSTINA SC430
2位 NO.17 KEIHIN HSV-010
3位 NO.38 ZENT CERUMO SC430
4位 NO.39 DENSO KOBELCO SC430
5位 NO.36 PETRONAS TOM’S SC430
6位 NO.37 KeePer TOM’S SC430
シリーズチャンピオンは、3位フィニッシュのZENT CERUMO SC430となりました。
(こちらは2013年シーズンで1度優勝、2位2回と上位フィニッシュが多いので文句なしかと)
簡単ですが、決勝日について様子まとめてみました。
2013年11月3日 ツインリンクもてぎ(SUPER GT R8・決勝)その1
2013年11月3日 ツインリンクもてぎ(SUPER GT R8・決勝)その2
サーキット近隣だから出来る予選&決勝連日観戦、そして初めてのSUPER GTはとても楽しかったです。こんな機会を与えていただき、みん友マッツォさん、入場券バリバリ活用しましたよ。ありがとうございました。