
今年もシリーズ戦を追う(5戦中4戦参戦)ことで、第3戦の茨城ラウンドに続き、初開催のFSW・第4戦東海ラウンドに参加しました。2017GLOBAL MX-5 CUP JAPAN FINALのプログラムに組み込まれたマツダファン・エンデュラス(通称;マツ耐)第4戦 東海ラウンド。9月24日(日曜)決勝日は曇天、暑くも無く過ごしやすい気候でした。当日の活動について記します。(長文ですので御了承ください。)
戦姫絶唱シンフォギアAXZ第12話観賞後、自宅をAM1:30スタート。国道4号線~東北高速道~圏央高速道~東名高速道、途中足柄SAで休憩を挟んで、途中FSW東ゲート詣の”ハ”の字の高級車両の集団に遭遇しながらも、AM4:10過ぎにはFSW西ゲートに到着。入場まで仮眠してAM5:30にFSW入場しました。
”FISCO”の時代は、F-2、F-3000、GC(グラチャン・2シーター&シングルシーター)、Gr-5(シルエットフォーミュラー)、Gr-C のレース観戦(含金曜の練習走行観戦)で訪れて(父親のクルマやバスツアー)ましたが、”FSW”と改装されてからは初めて。鈴鹿、もてぎと劣らないとても綺麗なサーキットでした。
指定のPITに入り、走行準備をしました。
走行準備が一段落して、当日受付(コントロールセンター)に行くついでにパドック内散策すると、とても目立つ青いFD3Sが。これはみん友「ましゅ~」さんの愛車FD3S。これまたみん友「Blue Rotary Racing」さんの応援とのこと。
そしてこちらのFD3Sは「Blue Rotary Racing」さんの愛車。MFCT・オープンロータリーNORMALで参戦。ここできっちりクラス優勝を決めればジャパンツアーシリーズポイントは合計200ポイント。年間ポイントで総合6位入賞できれば年明けのパーティに参加できるかも。
こちらもみん友の「アロンソン」さんの愛車、マツダスピードアクセラ。
MFCT・マツダスピードアクセラTUNEDで参戦。今回はライバルがいませんが、マツダFF車両最速・総合表彰目指し頑張って欲しいものです。
そしてマツダ757(87モデル)はエンジン始動なのか、リヤカウルが脱着。
13Gエンジン(このモデルではR20Bエンジンとは呼びません。)が見える貴重な時間でした。
自分のPITに戻って車検の準備。国際サーキットにしてはとても”ゆる~い”車検の時間帯にプログラム1番目のパレードランが開始です。
そしてマツ耐・予選前のドライバーズブリーフィング。JAF戦(MFCT、パーティーレース、GLOBAL MX-5 CUP)後の併催競技なのでオフィシャル・フルポスト対応です。
続いて予選。2Laps目で2分19秒607。余裕を持ってこのタイムならもう少し各ストレート区間アクセルを踏み込めれば(実際ホームストレートエンドは決勝を見据えたアクセル&ブレーキ操作でした)2分14~15秒程度はマークできそうな雰囲気でしたが、初コース走行でやるべきことは2つ。
(1)予選走行操作でのタイム
→2分34秒783でした。ホームストレートエンドと300Rのアクセルオフはちょっとコーナー奥目で操作すれば、想定していた2分30秒はクリアできそうです。
(2)PIT位置の確認とアウト&インのタイム。
→コースアウト直後の周回タイムは2分52秒794。コースイン後1周回目のタイムは4分19秒372。
この2つが判かって大まかな各タイム設定は
・コースアウト直後の周回タイムは2分50秒
・コースイン後1周回目のタイムは4分20秒
・結果周回タイムは2分30秒設定ならば50周回超えは可能。
55周回が目標周回数と設定しました

(今回も含め以降走行写真はワンスマ・高野さん提供です。ありがとうございます。)
予選後はサーキットイベントを楽しむのと早めの昼食とするため、パドックを散策しました。
イベントステージ付近にはマツダ歴代のモータースポーツマシーンが展示されてました。

今回の目玉、マツダ757。当時の耐久レースの王者、ポルシェ962Cを参考に設計開発された(シャーシ設計者のナイジェル・ストラウドはポルシェ962Cのオリジナル改良モデルの設計を経験)と言うのは有名な逸話。ほんとに綺麗な個体で1986~87年当時全日本耐久の活躍をオートスポーツ誌を見てワクワクした記憶を思い出します。

”富士”と言えば”GC(グランドチャンピオンレース)”。スポーツカーレース(Gr-6)から富士の高速コースに特化したマシーンによるレースは1980年頃からのシングルシーターマシーン変更やトップレーサー参戦、異なるタイヤメーカー(ブリヂストン、ダンロップ、横浜タイヤ)参加など5万人以上の観客が”FISCO”に集まる大人気レースでした。
ロータリーがGCで勝利が少ない(特にシングルシーターになってから優勝数は1回)のは、私が思うに次の2点と考えます。
(1)ロータリー用シャーシ&カウルが作れなかったから。
→特にレシプロエンジン搭載用に作られたフォーミュラーシャーシにロータリーエンジン搭載は無理があったような。
(2)日本のトップレーサー&チームがロータリーエンジンを選択しなかったから。
唯一1983年中嶋選手がMCSⅡ+13Bロータリーで参戦して、雨のレースで優勝したのがロータリーエンジンユーザとして最後と記憶してます。(F-2はHONDAエンジンユーザーだったので、GCで主流のBMWエンジンは選択できず。結果GC参戦の場合、13Bロータリーエンジンしか選択肢がありませんでした。)
ステージではトークショーやスペシャルライブ、そして子供向けウルトラマンジャック(昭和世代には新マン、帰ってきたウルトラマンですね。ジャックの名称は1984年のウルトラマン映画の舞台挨拶で当時の円谷プロ社長が紹介した名前とされてます。都市伝説のような逸話です。)を行ってました。
PITに戻ってからはひたすら燃料補給作業。
その間MFCT走行2本目(結局赤旗中断→終了。MFTC参加者が10分近くPITレーン上で待機。ちょっと残念な状況と思いました。)だったり、マツダ757のデモランがありましたが、時間が許す限りひたすら燃料を燃料タンクに送り込む作業(マツ耐の決勝準備作業のなかで1番重要な作業。)を行ってました。
そして決勝。予選は2分19秒607で15位。
マツ耐の魅力の1つはサーキット・グリッドに自分のクルマを置けること。
このぐらいの位置なら集合写真も行きやすいし、スタート後のロードスターの乱戦に巻き込まれることも無いのでまずまずの位置です。
ローリングスタートも混乱無く、2.5時間の耐久レーススタートです。
スタートして直ぐに判ったことはロードスター&デミオとまったく勝負どころが違います。上り勾配や直線が長い箇所はうちのクルマが強く、コカ・コーラコーナー~100Rコーナーはロードスター&デミオのような軽いクルマが強い(自分のクルマでここの箇所速く走行しようとしたら、結構コースアウトなどリスクが高いので)ので、写真のように同じ周回の場合は余程のことが無い限り、譲ることなく自分のクルマが得意なエリアまで今の順位を守る走行をしてました。
2分25~30秒で周回し、なんとなく想定燃費から1L程マイナス表示では?と思った時点がスタートから1時間30分。1度冷静に判断するため、通常よりも30分早く1回目のPITインをしました。PIT静止1分間で燃費を再計算すると確かに走行時間に対し想定燃費が1L以上悪いことが判り、コースIN後、次の2回目PITインまでの走行30分は2分35~40秒の燃費走行を実施しました。
燃費もプラス表示となった時点で2分26~30秒でレース終盤まで走行。
3回目のPITインも終え、50周回を超えてあと残り15分、燃料残量8Lでもう完走はOKと思ったのですが、頭に過ぎるのは第1戦SUGOの終了直前のガス欠リタイヤ。
「もうガス欠リタイヤにはならない」と頭を切り替えて、走行ペースは2分40~42秒(このとき走行ペースを落としすぎて3分01秒の周回してしまった点が一番の反省点)まで落として完走を目指しました。
そしてゴール。2.5時間走行して58周回(2:32’56.996)。
順位は走行54台中29位。走行後の燃費計残量は5.0L。一応想定通りの燃料消費ですが、「第1戦SUGOの終了直前のガス欠リタイヤ」にならないよう、残り10分は走行ペースを落とし、ダンロップコーナーからパナソニックコーナーまでの上り区間は、アクセル踏みすぎず、”じわ~っと”アクセルコントロールは苦心しました。
終盤のガス欠心配のペースダウンを行わず、平均2分30秒台で収めることができれば、多分59周回はと思いますが、あくまでも”たられば”です。まずは無事完走できてよかったです。
フォトギャラリー
2017年9月24日 マツ耐・第4戦 東海ラウンド その1
2017年9月24日 マツ耐・第4戦 東海ラウンド その2
2017年9月24日 マツ耐・第4戦 東海ラウンド その3
2017年8月27日 マツ耐・第4戦 東海ラウンド その4
次戦は袖ヶ浦。開催があれば参加し、完走できているコースですが、ただ慢心する事無く今回も完走目指します。