
日産のブルーバード・シルフィがFMCしました。
「日産、フルモデルチェンジした新型「シルフィ」を発売」
日産自動車は、フルモデルチェンジした新型「シルフィ」を12月5日より全国一斉に発売した。価格は193万7250円~238万9800円。
新型シルフィは、洗練された美しいデザインと高い快適性を特長としながら、パワートレインに新開発1.8リッターエンジン「MRA8DE」と副変速機付エクストロニックCVTを採用、ロングストローク化、燃焼効率・吸排気効率の向上、フリクションの低減などにより、力強くスムーズな走りを実現した。また、燃費を旧型モデルから16%向上させ、15.6km/L(JC08モード)としている。
グレード構成は、「S」「X」「G」の3グレード(すべて2WD)になり、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)を全車標準装備する。
尚、日本市場向けの新型「シルフィ」は神奈川県横須賀市の追浜工場で生産されるという。
・・・ついに、1959年以来続いた「ブルーバード」という名前が消滅しました。
かつてはライバルのトヨタ・コロナと販売台数で競いあい「BC戦争」という言葉もあったぐらいです。
「ブルーバード」といえば日産車、いや日本を代表するクルマの名前でもありました。
ここでその歴史を振り返ります。
初代のブルーバード310系は1959年発売。
前身があり、1955年発売のダットサン110がそのルーツで、それのFMCが初代のブルーバードだったのです。
これは数年前に撮影の廃車です。(点検整備のダイヤルステッカーが昭和50年で止まってます・・・)
ちなみにまだこの廃車は健在です・・・。
1963年に2代目の410系へ。
イタリアンデザインなクルマでしたが、テールが下がっていることが不評でMCでテール周りを修正。
そして、ブルーバード史上最高傑作と言われる510系(1967年発売)。
ラリーなどモータースポーツでの活躍も相まってベストセラーへ。
迷走?の70年代の610(1971年発売)と810(1976年発売)。
610系は「ブルーバードU」と呼ばれ、MCでスカイライン(ケンメリ)の6気筒・2000ccを積んだ「2000GT」を追加。
610系が出ても510系は併売され、やがて「バイオレット」(710系)が実質的な510の後継に・・・。
デザインが不評(ブルーバードに限らず、当時のケンメリや210サニーなど、当時の日産車は)のため、直線基調なデザインになった810系。
でも地味な存在だったために・・・。
910系(1979年)、これが最後のFRのブルーバードでした。
510系っぽいイメージに回帰したのが大成功、ターボやジュリーのCMで大ヒット。
時代の流れで、ブルーバードもFFへ。U11系(1983年)。
個人的には一番好きな世代なU12系(1987年)。
初のフルタイム4WD(アテーサ)搭載で、デザインも良かったですね。
前も書いたことありますが、最初の愛車、もしかしてこのU12ブルーバードSSSアテーサHTになっていたかもしれなかったのです。
その後、U13、14と経て、ブルーバードもこれまでと違う方向に進みました。
「シルフィ」というサブネームが付いて、それから2代経て、ついに「ブルーバード」という名前が無くなりました。
ライバルだったコロナも「プレミオ」となって久しいし、昭和時代から慣れ親しんだ国産車の名称はあとは・・・。
「クラウン」「スカイライン」「セドリック」(タクシー仕様でまだ生きてます)「カローラ(アクシオってサブネームあるけど、次のモデルでは・・・?)」「サンバー」(ダイハツOEMですが)「ジムニー」ぐらいとなりました。
「ブルーバード」よ永遠なれ。
Posted at 2012/12/05 19:20:05 | |
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