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Rosso Alfaのブログ一覧

2022年06月08日 イイね!

アルファロメオ4C スポーツ触媒に換装

アルファロメオ4C スポーツ触媒に換装私の4Cのエンジンは低・中回転域は非常にパワフルでめっちゃ速いのですが、それに比べて高回転域の伸びが少々不満だったので、より高回転重視のセッティングにECUを書き換える(こちら)とともに、これまで手を付けていなかった排気系に手を入れることにしました。


4Cの排気系のネックは、かなり無理がある設計のために排気抵抗の大きいダウンパイプ一体の触媒周りなので、もっと効率的なダウンパイプとスポーツ触媒への換装を試みました。
4C用のスポーツ触媒としては、SCARA73(こちら)、Orque(こちら)、Supersprint(こちら)、Capristo(こちら)などから市販されていますが、私が選んだのは、ECU Tuneと同じメーカーGMS(Galemotorsport)の3“ Modular Exhaust System(こちらこちらこちらこちら)です。

これは他のメーカーのような一体型ではなく、ダウンパイプ、スポーツ触媒 or 触媒レスパイプ、中間パイプをVバンドで結合して構成するモジュール方式の商品です。
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GMSのダウンパイプです。
14分割したT304ステンレススチール製のパイをTIG溶接したものですが、溶接の仕上がりも大変美しく、スロベニア人も中々イイ仕事しています。
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GMSのスポーツ触媒です。
TIG溶接したT304ステンレススチール製のケースの中に200セルのスポーツ触媒が収められています。
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触媒の断面です。純正触媒(800セル?) と比べて目が粗く排気抵抗が少なそうです。
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GMSの中間パイプです。
これもTIG溶接したT304ステンレススチール製です。
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GMSにはセンター出しのリアマフラーも用意されていますが、リアマフラーを交換しても音が変わるだけであまりパフォーマンスには影響しないようなので、リアマフラーは純正マフラー変換アダプター(下の写真)を使用して純正スポーツエキゾーストをそのまま流用しました。
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O2センサーは今のところ特に不具合はないのですが、10万km使用したセンサーは何時お亡くなりになってもおかしくないので、安心のために新品に交換しました。
ダウンパイプ側のO2センサーです。
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中間パイプ側のO2センサーです。
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取付前に、遮熱のためにバンテージングを施してやりました。
使用したのは、Billionのスーパーサーモバンテージ100(こちら)です。
一般的なガラス繊維ではなくシリカ繊維を使用しているので、しなやかでチクチクも無く抜群の耐熱性(1650℃)を誇る優れものです。
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バンテージングを施したダウンパイプ。
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同じくスポーツ触媒。
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25mm幅x10mあれば十分と思っていましたが、全然足りませんでした。
中間パイプは次回入庫した時に施工します。
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やっと準備が整ったので、既存の中間パイプ、遮熱板、ダウンパイプ一体触媒を取り外します。
取り外された純正中間パイプです。
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遮熱板とダウンパイプ一体触媒はエンジンとリアバルクヘッドの間の狭い空間に押し込められているので、めちゃめちゃアクセス性が悪く取り外すのに一苦労です。
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取り外された遮熱板です。
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ダウンパイプ一体触媒と取付けブラケットです。
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純正品は、ターボから排出された排気がすぐに直角に曲げられて触媒に導かれるという、あまりエレガントとは言えない設計になっています。
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触媒の出口側を覗いてみると・・・・、
あれれ??? 触媒の側面が見える~!!!
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本来はこうなっていないといけないので、どうも触媒全体が下にずれて出口を少し塞ぐ状態になっている様です。
高回転域の伸びがイマイチだったのは、どうもこいつが有力犯人のようですね。
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以前サーキットも走るみん友さんの4Cが同じ症状になっているので(こちら)、私だけの話ではないようです。
みん友さんの場合はエンジンチェック警告が出て発見されたようですが、私の場合は全く警告の類は出ていないので開けるまで分かりませんでした。
がんがんエンジンを回すオーナーさんで、どうも最近高回転の伸びがイマイチと感じられている方は、一度触媒をチェックされるとイイかもです。

GMSのようなモジュール方式の場合は、フランジやVバンドがあるのでSCARA73のような一体型と比べて重量的に不利ですが、それでも下記のように純正品に比べて1.2kg軽量です。

純正ダウンパイプ一体触媒 4.2kg
取付ブラケット 0.6kg
純正中間パイプ 2.2kg
合計 7.0kg

GMSダウンパイプ 1.0kg
GMSスポーツ触媒 1.4kg
GMS中間パイプ 1.8kg
GMS純正マフラー変換アダプター 0.8kg
Vバンド(3個) 0.8kg
合計 5.8kg

ダウンパイプを取り付けた状態です。
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取付け完了状態です。
製品精度は大変良好で、干渉や位置合わせの苦労等はありませんでした。
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比較の基準が棚落ちしかかった純正触媒なのであまり適切な比較になっていないかもしれませんが、取付け後走り出してすぐに感じるくらい全域に渡ってレスポンスが向上し、車が100kgくらい軽くなった感じがします。
高回転域の伸びも明らかに向上し、レブリミットまで気持ちよく回ります。
高回転域重視セッティングのECUなので、中低回転域がこれまでより落ち込むのではないかと懸念していましたが、こちらも十分パワフルです。

GMSの測定結果では、GMS Stage1 ECU Tune+SCARA73 Intercooler+GMS 3” Moduler Exhaust(触媒レス)+GMS試作品のエアインテークシステムの条件で、334HPと423Nmのパワー、トルク(純正状態は246HP、345Nm)を記録しているので、私の4Cもこれより少し劣る程度の性能になっていると思いますが、あまりドッカンターボ的ではないので公道でも特に持て余すことはないです。

これまでは、テールパイプの内側に何時もべったり黒い煤が付着していて、ちょっと燃料リッチ気味になっているかなと気になっていましたが、全く煤が付着しなくなり、きれいな燃焼が行われているのが伺えます。
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排気音は、元々うるさい4Cが更にうるさくなります(笑)
特にアイドルが落ち着くまでの始動直後はかなりの爆音なので、少々ご近所迷惑かも・・・・。

10万km走って今が一番絶好調かも・・・(#^.^#)
Posted at 2022/06/08 18:09:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | 4Cのこと | クルマ
2022年05月15日 イイね!

アルファロメオ4C 走行距離10万km到達!!- 後編

アルファロメオ4C 走行距離10万km到達!!- 後編前編(こちら)では、10万kmの間に経験した数々のトラブルや故障、消耗品類の消費状況について振り返ってみましたが、後編ではチューンナップやモディファイについて振り返ってみます。
なお、前編の方も関連する整備手帳等に飛べるようにリンクを追加しておきました。


1.足回り
① タイヤ
主に公道用       :Potenza RE-71R(こちら)又はRE-71RS 
                          F:215/40 R18 R:245/35 R19
主にサーキット用:Advan A052(こちら)又は Potenza RE-12D 
                          F::225/45 R17 R:265/35 R18
純正装着のピレリ P-Zeroは公道使用なら十分な性能ですが、軽量な反面サイドウォールが非常に弱いので、キャッツアイ踏み等にはご注意ください。

② ホイール
主に公道用        :純正18/19インチホイール
主にサーキット用:Advan Racing RSll (こちら
                           F:17x8J 5 98 35 R:18x9.5J 5 98 41
純正18/19ホイールは鍛造でデザインも4Cにマッチしていますが、タイヤ(特に前輪)の選択肢が非常に限られるので、サーキットでは主に17/18ホイールを履いています。
RSllは鋳造ホイールにもかかわらず非常に軽量で、RF-71Rを履いた純正18/19ホイールとA052を履いた17/18ホイールでは一輪当たりフロントで1.6kg、リアで2.4kg、トータル8kgもの重量軽減になります(こちら)。
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③ ショック、バネ
Nitron NTR R1車高調(こちら)に交換。
バネレートは、F:65.7N/mm、R:80N/mm。
純正ダンパーに比べて圧倒的に軽く、4輪分で8.8kgの重量軽減になります。
Nitron標準仕様のままだとフロントが下がりすぎるので、発注する際はフロントのダンパーロッドを30mm程度延長してもらうことをお勧めします。
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④ フロントアライメント変更
Alfa Workshopの上下アーム取り付けブロック(こちら)を使って、キャスター角をメーカー基準値(2°10')から5°程度まで寝かせることにより、4Cの欠点である直進安定性が非常に向上(こちら)。
キャンバー角は、当初”Intermidiate”のブロックを使って約-1°、後に”Race”相当のブロックに変更して約-2°(こちら)。
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⑤ リアロアアームのピロ化
リアロアアームを、Alfa Workshopのロアアーム(こちら)に交換。
高速コーナリングの安定性が非常に向上。
現時点で購入するなら、GMSの製品(こちら)の方がより優れていると思います。
上記④と⑤の改造は、公道しか走らない人でも明らかに効果が感じられると思うので強くお勧めします。
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2.ブレーキ関係
① ブレーキローター
Taroxの2ピースブレーキローター(こちら)に換装。
純正ローターに比べて非常に摩耗しにくく、ドリルホールからのクラック発生の恐れも無いし、サーキットでガンガン踏んでもびくともしないのでお勧めです。
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② ブレーキパッド
公道ではフロント、リアともDixcel Z Type(こちら)、サーキットではフロントのみDixcel RE Typeを使用。

③ ブレーキホース
ステンレスメッシュホース(こちら)に交換。


3.吸気系
① エアクリーナー
K&Nの純正交換タイプフィルター(こちら)から現在は、エアクリボックスごとBMC OTA(こちら)に交換。
これも明確に効果が感じられてお勧めです。
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② 強化インタークーラーホース
純正ホース端部にクラックが入ったのを契機に、SAMCOの強化ホース(こちら)に交換。
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③ 大容量インタークーラー
SCARA73の大容量インタークーラー(こちら)に交換。
吸気系やECU、排気系のチューンと一緒に行うと真価を発揮するものと思われます。
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4.排気系
① スポーツ触媒
4Cの排気系のネックはあまりエレガントな設計ではない触媒周りなので、GMSの3“ダウンパイプ+200セル スポーツ触媒+3”中間パイプ(こちらこちらこちらこちら)に換装。
まだ装着したばかりなので評価は保留しますが、全域でスロットルレスポンスが目覚ましく向上し、車が100kg位軽くなった感じがします。回転の伸びも素晴らしいので、サーキットで全開にするとどうなるか楽しみ~。
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5.駆動系
① LSD

ミッションO/Hの機会をとらえ、Prometeo製のトルセンLSD(こちら)を装着。
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6.電子・電装系
① ECUチューン

純正ECU+G-Techサブコン(こちら)→StileでECU書き換え(こちら)→GMSのStage1 Tune(こちらこちら)に書き換え
StileのECUは中・低回転域が非常にパワフルで、公道使用ではG-Techサブコンより明らかに速い感じがしますが、高回転域の伸びがイマイチなせいか、サーキットではG-Techサブコンの方が少し速いです(少なくとも私の運転では)。
GMSのECUはまだ走りこんでいないので評価は保留しますが、今のところ好感触です(特に高回転域)。

② バッテリー
リチウムイオンバッテリーALIANT X6(こちら)に交換。
非常に軽量コンパクトで、純正鉛バッテリーに比べて13.5kgもの重量軽減が出来ます。
4年近く使用しましたが、今のところノートラブルです。
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③ 油温、油圧計設置
エンジンやミッションの油温が上がりやすい4Cでサーキット走行をする際は、正確な油温を知ることが必須なので、純正オーディオを撤去して日本精機の3連メーター(こちら)を設置。
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④ ルームミラーモニター、バックカメラ、サイドカメラ
純正ルームミラーモニター+純正バックカメラ+ドアミラー埋め込みサイドカメラ(こちら)→NEOTOKYO ミラーカム MRC-2020+液晶サブモニター+純正バックカメラ+リアルーバー取付サイドカメラ(こちらこちら)。

⑤ カーナビ
GARMIN nuvi3595(こちら)→Panasonic CN-G540D(こちら)。

⑥ レーダー探知機
Yupiteru Z120Lを装着(こちら)。
OBD2接続してブースト計、水温計としても活用。

7.空力、外装関係
① CFサイドディフューザー

リアのセンターディフューザー左右のむき出し部分を塞いでディフューザーとして機能させるカーボンパーツ(こちら)。
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② ゴム製サイドスカート
フリントバンパー下に使われているゴム製スポイラー部品をサイドシルの下に装着して、車体下面への空気の流入を防ぐ効果を狙っています(こちら)。
上記①と②の対策により超高速域のダウンフォースが増し、高速安定性が向上しました。
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③ CFセンター延長ディフューザー
センターディフューザーをさらに後方に延長するカーボンパーツ(こちら)。
サーキット専用部品。
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④ フロントカナード
REVERIE社製のドライカーボン製カナード(こちら)。
フロントバンパーにブラインドナットを埋め込んであるので、簡単に脱着可能。
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⑤ カーボンラッピング
質感向上のため、バンパー、ピラー、エンジンカバーの黒プラスチック部分を3Mのカーボン柄ラッピングフィルムでラッピング(こちらこちら)。
高温に晒されるエンジンカバー部分もいまだに健在です。
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⑥ Koshiカーボンパーツ
質感向上のため、ワイパーアーム(こちら)、フューエルリッドカバー(こちら)、ドアシル(こちら)にKoshi製のドライカーボンパーツを適用。
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⑦ カーボン リアルーバー
軽量化とエンジンルームの排熱向上を狙って、リアガラスをSCARA73製のCFRPリアルーバー(こちら)に換装。
4kgの重量軽減になるとともに、夏場のエンジンルームの温度が明らかに低減しているので、排熱効果も十分発揮しているようです。
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8.サーキット用安全装備
① フルバケットシート

運転席側のみRECARO RS-G GK(こちら)に換装。

② 6点式シートベルト
運転席側のみSabelt Gold Series サルーン G 653U(こちら)を装着。
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③ 肩ベルト装着用ブラケット
Kansai Serviceのシートベルトブラケット(4C)を設置(こちら
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④ 車載消火器
FireblitzのALPHA600-1(薬剤量600g、粉末)(こちら)とH3R PerformanceのHalGuard HG250R(薬剤量1.1kg、ハロトロンガス)(こちら)を装着。
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⑤索引フック、索引ベルト
サーキットでスタックした時のために、フロントにはCLOSの索引フックTypeB(こちら)、リアにはOMPの索引ストラップ(こちら)を装着しています。
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これらも総額は計算したくありません(笑)
Posted at 2022/05/15 19:46:40 | コメント(4) | トラックバック(0) | 4Cのこと | クルマ
2022年05月11日 イイね!

アルファロメオ4C 走行距離10万km到達!!-前編

アルファロメオ4C 走行距離10万km到達!!-前編2022年5月7日に、私の4Cが走行距離10万kmに到達しました。
2015年1月27日に納車されて以来約7年3ヶ月で達成したので、年間平均13,800km走ったことになります。ここ2~3年はコロナ過もあって年間1万km行くか行かないかでしたが、前半の3年半で62,000kmも走っているのが効いていますね。
いずれにしても、この手の2シーターピュアスポーツカーとしてはかなりの走行ペースなので最近まで日本一過走行な4Cだと思っていましたが、どうも昨年10万kmを達成した猛者がいるようなので、多分日本で2番目に過走行な4Cだと思います。

ここ2年くらい色々なトラブルに見舞われましたが、現在はすべて完治して絶好調ですし、さすがカーボンモノコックだけあってボディーのヤレも全くありません。
セクシーな美女ぶりも全く衰えないので、飽きるどころか生涯添い遂げようという気持ちがますます深まっております。
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これから更に20万kmを目指すにあたって、これまでの10万kmを2回にわたって振り返ってみたいと思います。
先ずはこれまで経験した故障やトラブルとしては、以下のようなものがあります(下線のある青字項目をクリックすると、関連する整備手帳等にリンクします)。
修理代の総額はあまり計算したくありません(笑)。

① 右側前後輪タイヤのサイドウォール損傷(6,735km時)
多分キャッツアイ踏みが原因。
右前後タイヤ交換。
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② 高速道路走行中に右後タイヤがバースト(12,740km時)
釘踏みによるスローパンクに気づくのが遅れたのが原因。
右後輪ホイール交換&ピレリに嫌気がさしたので、4輪ともRE-71Rに交換。
スローパンク対策として、TPMS搭載。
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③ ツーリング中に飛び石を食らってフロントウィンドウにクラック(20,500km時)
フロントウィンドウ交換(車両保険適用)

④ フロントバンパー下のラバースポイラーが千切れる(29,603km、59,685km、92,055km時)
ラバースポイラー3回交換(有償修理)

⑤ 助手席側のサイドウィンドウ作動不良(40,123km時)
レギュレーターユニット交換(保証適用無償修理)

⑥ ミッション(TCT)警告灯点灯(49,044km時)
TCT制御プログラムをアップデート(保証適用無償修理)

⑦ 空調パネルの照明球切れ(53,510km時)
バルブ交換(有償修理)

⑧ 走行中立て続けにエラーメッセージが出てセーフモードに入ってしまう(58,720km時)
スロットルポテンションメーターの不具合が原因。スロットルボディーAssy交換(有償修理)

⑨ 3速パワーオンでミッションから異音発生(71,019km時)
ミッションO/H実施。ベアリング類、3速ギア交換。
ついでにクラッチや少々油漏れが見受けられたTCTアクチュエーターも予防交換。
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⑩ インタークーラーホース(Mid)の端部にクラック発生(75,550km時)
Upper、Lowerホースも含めてSAMCOの強化ホースに交換。
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⑪ タービンブローで、テールパイプから白煙モクモク(76,567km時)
ターボチャージャー交換

⑫ 3速、4速フル加速時にエンジンの失速現象発生(78,000km位~94,513km時)
高圧燃料ポンプの不具合が原因、高圧燃料ポンプ&燃料圧力センサー交換。
原因追及の過程で、点火プラグ、イグニッションコイル、低圧燃料ポンプ(燃料タンク側)、エアフロメーターを予防交換。
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⑬ サーキット走行中に補器ベルト破断(92,055km)
タイミングベルト、補器ベルト、プーリー、ウォーターポンプ一式交換
エアコンコンプレッサープーリーの振れも観察されたので、コンプレッサーAssy交換。
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⑮ 車検整備でサイドブレーキがほとんど効いていない(特に左)ことが発覚(96,966km時)
左右のリアブレーキキャリパー交換

こうしてみると、4年目(7万km)くらいまでは比較的良い子でしたが、それ以降重整備を要するようなトラブルが頻発して金食い虫と化しております(*_*;
広島の悪いオヤジにサーキット遊びに引きずり込まれた時期のちょっと後からトラブルが頻発し始めたので、やはりサーキット走行というのはかなり車に負担を強いるものだということが良く分かります。
私の場合は、広域農道やサーキットでかなり車にとって過酷な使い方をしているので、普通のオーナーさんよりはトラブルに見舞われる頻度が高くなるのは致し方ないと思いますが、今にして思えば、もっと早く油温計を設置してオイル管理を厳重にしていれば、ミッションO/Hやタービンブローは避けられたんじゃないかな、とちょっと後悔しています。

4Cは油温が上がりやすく、通常走行時は100℃くらいですが、外気温度が高いときにちょっと気合を入れて広域農道を走ると簡単に120℃を突破しますし、サーキットだと簡単に130℃を突破します。
ミッション油温も、エンジン油温よりは上りが遅いですが最終的には同じ温度まで上昇し、冷めるのは遅いです。
スポーツ走行をされる方は、油温計を設置し(メーターナセル内の水温計、油温計は本当にヤバイ事態にならない限り90℃と100℃に貼りついたままですので、警告灯の役割しか果たしません)、ヤバイ油温を経験した時は走行距離にかかわらず出来るだけ早くエンジン、ミッションともオイル交換することをお勧めします。
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次に、これまで行った消耗品類の交換は以下の通りです。
これまた、総額はあまり計算したくありません(笑)

① エンジンオイル交換:24回
② オイルフィルター交換:11回
③ ミッションオイル交換:13回
④ ブレーキパッド交換:フロント8セット、リア:3セット
⑤ ブレーキローター:48,040km時にフロントローター研磨実施(こちら)、57,420km時にフロント、リア共にTaroxの2ピースローターに交換後(こちら)はノーメンテでOK
⑥ ブレーキフルード交換:11回
⑦ タイヤ:フロント8.5セット、リア10.5セット
⑧ タイベル交換:2回
⑨ 点火プラグ:2セット
⑩ イグニッションコイル:1セット
⑪ バッテリー:3年目(55,632km時)に純正→リチウムバッテリー(Aliant X6)に交換後(こちら)はノーメンテでOK
⑫ ワイパーブレード:3本

後編では、これまでに行ったチューンアップやモディファイについて振り返ってみたいと思います。
Posted at 2022/05/11 20:32:36 | コメント(5) | トラックバック(0) | 4Cのこと | クルマ
2022年02月27日 イイね!

アルファロメオ4C 体重測定

アルファロメオ4C 体重測定

日本仕様4Cクーペの車両重量(燃料、冷却水、油脂類満載状態の重量)のカタログ値は、欧州仕様より50kgくらい重い1,050㎏(導入初期のカタログ値は1,100kg)、車検証記載の車両重量も1,050kgですが、私の4Cは結構弄っているので一度車両重量を実測してみたいと思っていました。
昨日、3月のアルチャレに備えてSpRさんで整備を行いましたが、時間があったので念願の体重測定を実施しました。

慎重にレベル合わせを行い、
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満タン状態の4Cを載せて体重測定。
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その結果は・・・・、
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車両重量1,042.5kgでした。
今回はタイヤ、ホイールを以下の条件で測定しましたが、
Front:Advan Racing RSll 17x8J+Advan A052 225/45 R17
Rear :Advan Racing RSll 18x9.5J+Advan A052 265/35 R18


こちらの組み合わせだと更に8kg重くなるので、ほぼカタログ値の1,050.5kgになります。
Front:純正18x7J+Potenza RE-71R 215/40 R18
Rear :純正19x8.5J+Potenza RE-71R 245/35 R19

私の4C は以下の合計約30kgの重量軽減対策を行っていますが、
① リチウムバッテリー(Aliant X6)に換装:-13.5kg
② ショックをNitron NTR R1に換装:-8.8kg
③ リアガラスをカーボンルーバー(Scara73 )に換装:-4.0kg
④ 運転席シートをRecaro RS-Gに換装:-3kg
⑤ エアクリをBMC OTAに換装:-0.6kg

一方、サーキット用安全装備等で下記の約17kgの重量増加もあるので、差し引きすると、ノーマル4Cの場合は私の4Cより13kgくらい重いと思います。
① ハーネスバー(Kansaiサービス):+6kg
② 消火器:+3kg
③ 6点ハーネス(Sabelt 653U):+2.5kg
④ 前後牽引フック:+1kg
⑤ LSD(Prometeo):+1.6kg
⑥ リアサイドディフューザー&サイドスカート&カナード:+2.5kg
⑦ Tarox 2ピースブレーキローター:+1.0kg
⑧ Scara73 大容量インタークーラー:+1.2kg

前後重量バランスは、フロント423.5kg、リア619kgなので41:59となります。

左右重量バランスは、左553kg、右489.5kgなので、63.5kgも左ヘビーです。
重いトランスミッションが左にあるのでリアが左ヘビーなのは予想できましたが、フロントがリア以上に左ヘビーなのは予想外でした。
私の4CはLHDなので、ドライバーが乗ると更に左ヘビーになります。左右重量バランスに関しては、RHDの方が良好のようですね。

現状でも乾燥重量はギリギリ1ton切りを達成していそうですが、車両重量で1ton切りを達成するためには更に42.5kg以上のダイエットが必要なので、エアコンや助手席の撤去とか外板のCFRP化等のかなり過激な対策を採らないと実現困難なようです。

Posted at 2022/02/27 15:30:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 4Cのこと | クルマ
2022年02月21日 イイね!

オリジナルカレンダー制作

オリジナルカレンダー制作

自宅を新築して以来、毎年我が家のダイニングの壁には航空写真家 瀬尾 央(ひろし)氏が撮影した美しいグライダー写真が掲載されたA2版の大きなカレンダーが掛かっていましたが、今年からついに発行されなくなってしまいました。
しかたがないので、どこからもらってきたカレンダーを掛けていましたが、やはり毎日目にするカレンダーは気に入ったものにしたいので、自分で撮影したお気に入りの車写真を使ってオリジナルカレンダーを制作することにしました。

私は富士フイルム信者なので、富士フイルムのフォトカレンダー“COYOMI”のサイト(こちら)から、一番写真を大きくプリントできるA2リング綴じ(税込4,510円)をネット注文しました。
開始月は自由に選択できるので、会計年度に合わせて2022/4~2023/3のカレンダーにしました。
お気に入りの写真は沢山あってどれを選択するか大変迷うところですが、今回は一昨年と昨年の11月に鈴鹿で開催されたヘリテージ車両動態確認走行会(こちらこちらこちらこちら)に参加したmanoueさんとそのお仲間の車たちの写真から選んでみました。

表紙には、まるで60年代の欧州のどこかのサーキット風景と見間違うようなお気に入り写真を選んでみました。
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4月~6月は、YASUO氏の小さな赤い宝石Abarth OT 1300。

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7月は、同じくYASUO氏のAMS 171SP
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8月~9月も、YASUO氏のAngelini Alfa Romeo 1750 Gr.2
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10月~11月は、コレクター氏の紫電77。
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12月は、同じくコレクター氏のCadwell。
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1月~2月は、manoueさんのAlfa Romeo Spider Duetto。

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3月は、Michele.TさんのHayashi 706。
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発注後10日で本日到着しましたが、さすが富士フイルムのお仕事だけあって、使用後は切り離して額装して飾れるレベルの仕上がりです。サイズ的にもダイニングの壁にピッタリ。
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市販のカレンダーよりは少々割高になりますが、普通の印刷とは一ランク違う仕上がりですし、世界で唯一のカレンダーができるので、毎年制作してみようかと思っています。

プロフィール

「@さら♂ さん、ネットで検索してみると車高調のシャフトが折れた例は結構見つかりますね。 ゴツい造りの純正ショックが1本当たり8.4kgもあるのに対してナイトロンは5.4kgと圧倒的に軽い分強度的な余裕が少ないのかもですね。」
何シテル?   10/30 20:53
セクシーな赤いイタリア娘をこよなく愛するRosso Alfaです。 ちょっと古めのレーシングカーとそのサポートカー、トランスポーターのミニカー収集も趣味の一つ...
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