ぽーる＾＾のブログ一覧

「鯛の尾」より「鰯の頭」

果たしてこのことわざの意味が相応しいのかはさておき
今回購入したアイテムの価格差は約１０倍
桁が違うアイテムとなります。

どちらも黒い革靴。
履き心地は木型が違うので人それぞれ。

１つ目のチョイスしたアイテムは世界的有名な靴メーカーの定番モデル。
１００万円以上する値段の靴もある中、お値打ちな買いやすいアイテムです。
製品の位置づけとするなら鯛の尾でしょうか。

２つ目は日本のコスパが良いと有名なちょっと良い革を使ったモデル
一番良いモデルではないですが比較的グレードは高めのイワシの頭。



画像で見るとどちらも黒い革靴で似たように見えますね(笑)



裏側を見ても大きな違いは無いような。
という感想が一般的でしょう。

では何が違うのかというとここから先は靴磨きを趣味とすると差が出てきます。

ワックスでつやつやに仕上げた時の光り方に差が出ます。
鏡面磨きは時間をかければどの靴でもピカピカに光らせられるのですが、甲の部分など磨くと割れてしまう部分は革本来の輝きが重要。

質のいい黒の革は磨くと銀色に光ります。
この銀色のツヤツヤにハマると辞められなくなるのです。

ホテルでの催事や少しオシャレを楽しみたいときに活用したいと思います。


さてここまでの内容でしたがどちらが高い靴か写真で判断できた人はかなりの革靴通の方々だと思います。

画像１枚目　左側　
画像２枚目　右側

ジョンロブ　シティー２
黒い革靴と言えばこれ！という定番のアイテムです。
高いほうの靴（２０万ちょい）はこちらでした。

グッドイヤーウエルト製法
シングルレザーソール

ドレスシューズにおいて最もベーシックなストレートチップ。
そして細身のラウンドトゥ、程よくロングなノーズが特徴です。

画像１枚目　右側
画像２枚目　左側

スコッチグレインのネイキッドシリーズ　606
オーソドックスな内羽根ストレートチップですが粗く削りだしたネイキッドソールがカジュアルなジャケパンスタイルに合わせやすいアイテム。
メンテナンスが簡単なガラスレザーを使用しているのが特徴です。

グッドイヤーウエルト製法は同じでもボリューム感のあるダブルソールによって印象は全く違って見えます。
少しぽってりしたトゥですが土踏まずからヒールにかけては絞ったデザインでカジュアルさを入れつつドレスダウンさせてるのもポイントですね。

コスパの良い靴（２万円ちょい）はこちらでした。


そして車で言うならタイヤ交換。

　　　　　　　　ジョンロブ　　　スコッチグレイン
ドライ性能　　　　★★　　　　　　　　★★
ウエット性能　　　★　　　　　　　　　★★　　　　
乗り心地　　　　　★　　　　　　　　　★
静粛性　　　　　　★　　　　　　　　　★
低燃費　　　　　　★　　　　　　　　　★★
良くあるタイヤの性能表で例えるとこんな感じ

ドライ性能
スニーカーと比べるまでもなく歩きにくいです。
ジョンロブは革が柔らかいとはいえ疲れますし滑ります。
急加速も急減速も出来ません。
スコッチグレインはソールにゴムが多めに入っているので多少滑りにくいですが走ると１００ｍくらいで足が痛くなります。

ウエット性能
ジョンロブで雨の中歩く強者居るのでしょうか、私には無理です。
ガラスレザーの分だけスコッチグレインならギリギリ耐えられるか。
どちらにしても雨の日に使う靴ではありません。

乗り心地
正直かちかちです。
クッション性なんて微塵もありません。
乗り心地はとても悪いです。
絨毯の上をなるべく歩きたいです。

静粛性
歩くとカツカツ音が鳴ります。
誰かの後をこっそりつけようと思っても絶対にカツカツ音がします。
カツカツ音がするのがかっこいいと言われればそんな気にもなりますが静かには歩けません。

燃費性能
そもそも靴自体がジョンロブは高すぎて燃費悪いです。
スコッチグレインも無駄にカロリー消費します。
燃費性能はどちらも極悪だと思われます。

こうやって考えると革靴ってタイヤ性能表で言うならかなりの低スペックですね(笑)