前車は8年以上保有していたので、その間の装備品の充実度に便利さ実感の巻+αです。勿論(?)、辛口です。
ひとつひとつパーツレビューするほどでもないものをまとめて。
これまた気が付いたときに書き留めていたので、長いです。
【キーレスアクセス&プッシュスタート】
鍵を鞄やポケットに入れたままでいいのと、エンジン始動時に鍵を差し込んで手首を捻るという動作をしなくてよいのが(障害があるわけではないですが)いいです。
アクセスキーに電動シートの位置を記録出来て、運転席ドアを開けると自動的にその位置にセットされるので、妻と私のそれぞれのキーにシート位置を設定しておくと、乗るたびに直す手間がなくてとても便利。
解錠用タッチセンサーがドアハンドル裏側にあるのでボタンを押す必要がなく、鍵を所持したまま普通にドアを開ける動作をすれば解錠と同時にドアを開けられ、そのときにシート位置もアクセスキーに記憶させた位置にセットされます。
これまでは、
1.鍵を出す
2.ボタン押して解錠
3.ドアを開けて乗り込む
4.鍵を差し込む
5.シートポジションを合わせる
6.ミラー位置を確認してシートベルトをする
7.ブレーキペダルを踏んでエンジン始動
でしたが、今度は1、2、4、5が省略出来ます。
施錠もドアハンドルのタッチセンサーで、こちらは溝が切られていてそれと分かるようになってます。
装備品で一番便利さ実感。
【オートライト】
目新しくないけど前車には無かったので。ライトの感度は一番高い(早くつく)方に調整してもらいました。けど、ごく短いトンネルや陸橋下などで直ぐについたりはせず、普通のトンネルに入ると直ぐにつく。ライト点灯の判定ロジックに改善でもあったのか、あたかも前方を監視しているかのようで適切な感じがします。色々なメーカーの車種で不満の声のある装備のようなので、意外に思いました。
【オートワイパー】
こちらも目新しくないですが、やはり作動ロジックに改善でもあったのか適切な感じで、納車以来オートのままでセンサー感度もそのままで便利に使ってます。
9回作動するとヘッドライトが点くと説明書きにあるのですが、そうはならないときもあり、作動条件が不明。ある程度明るいと点灯しないのかな?
【電動パーキングブレーキ】
邪魔で不格好なレバーが無くなるのが◎。Dポジションでパーキングブレーキかけていても、アクセル踏むと解除されます。
走行中でもONにする方向に引き続けると作動するので、万が一運転者が走行中に意識を失うなどで運転不能となっても、(レバーの場合と同様に)助手席側からブレーキ掛けられます。
【前後席シートヒーター】
とくにレザーシートの場合は、後ろの人にだけ寒い思いをさせずにすむのが◎。寒い季節は空調よりも速くじんわりと暖まってとても快適です。
強弱はプッシュ式のボタンで前席は3段階、後席は2段階の調節が出来ます。前席はイグニッションオフ時の設定を保持、後席は毎回リセットされてオフになります。
ヒーター設定は強から始まるので、暖まるにつれて、押す度に弱くなっていくようになり、これも使いやすい。
余談ですが、後席座面は変に柔らかくないので、長距離でも疲れなさそう。サスペンションと同じでただ柔らかいだけや固いだけは疲れますから。リクライニングもするので座る人に合わせられるし、チャイルドシートをのせたときもしっかりとあわせられるので良いです。
【暗証コード式キーレスエントリー】
初代から備わる機能で、四半世紀後のモデルにも備わっていたのは嬉しい限りです。
もっとも、現代のモデルはキーレスアクセス機能があるので、それを
一時的に無効にする必要はあります。
他にはこんなことが。ある日、家の鍵を持たずに外出してしまいました。見送られるときは玄関の鍵は締めてもらうので、鍵を持っていないことに気が付かないときが有ります。後で忘れたことに気がついたのですが、その日の帰りは家族が寝静まってからになることが分かっていました。
そこで、家の鍵を車のコンソールボックスに入れておくように連絡。深夜帰宅時に暗証コードで車の鍵を開けて家の鍵を取り出した、という次第。
【LEDヘッドランプ】
標準装備。白色でコントラストがきつく感じるので(プロジェクター式で境界がはっきりしているから?)、街灯の少ない暗い道では周囲(照射範囲外)が見辛い気がします。センサーやカメラが有るのだから、明るいところでは明るく、暗いところでは明るさを抑えるくらいのことは出来ないのでしょうか?
オートレベライザーとヘッドランプウォッシャーは日本仕様でもついているけど、AFSのような機能はなく、単に光源をLEDにしただけ。
私的にはランプの色温度が高いとか光量があることだけでは価値を見出だせないので、なんかいまいち。
LEDは紫外線を照射しないとのことで、夏は虫がよってこなくなるでしょうか?
照射光は青白さはなく真っ白で、雨天時に照射範囲が見辛いようなことは全く無いです。
【フォグランプ】
これも目新しくも有りませんが、前後ともに標準で備わっています。
ヘッドランプが白いせいかフォグランプは結構色温度が低く(黄色く)感じます。前方数mくらいの範囲でヘッドランプよりも横に広い範囲をコントラストきつくなく照らすので、霧が濃いときに車線や道端が見えて安心感有ります。
遠くを照らすとかやたら明るいとかではフォグランプの意味がないどころか他者に迷惑なだけなので、ちょうど良い感じです。
このフォグランプの照射具合は、アウトバックのランプ関連ではブレーキランプとともに数少ない文句無しの箇所です。
操作スイッチは、後ろのフォグランプは前のフォグランプと同時でないとつけられない、かつヘッドランプかフォグランプオフもしくはイグニッションオフでリセットされて、勝手に再点灯しない。上出来、ではなく当たり前のことですね。
前のフォグランプスイッチは入れっぱなしに出来てしまいます。こういうのは改めて欲しい。うまさんやしかさんが晴天なのにつけっぱなしにするから。
【リアコンビネーションランプ】
テール/ブレーキランプがLED、タールシグナルランプとバックランプが電球です。
ブレーキランプは応答性を考えるとLEDが望ましいのでその点は良く、照射光そのものが赤く鮮やかで視認しやすいのも良いです。
以下、私見。
リヤゲート側のバックランプの上の部分(何て言うのでしょう?)は光らないので、テール/ブレーキランプはコの字で[ ]こんな感じに見えますが、リヤゲート側も光らせて[ ̄  ̄]こうなるよりは良いです。
レヴォーグでこれをやると [ニ ニ]となって、右側は ニコ と書いてあるようにしか見えず。
コストの問題も有るのかもしれませんが、デザインの観点からは、ここは純正デザインを支持します。
【パワーウィンドウ】
開閉速度が速いので、それによって開閉の煩わしさが随分と減る気がします。
ただ、運転席ドアのロックスイッチを押し込むと運転席からも運転席側のドアの窓しか操作出来なくなる。
子供がまだ自分ではちゃんと操作できないのでロックはしておく。子供は面白がってスイッチに触ってしまいますし。でも、ちょっと開けてあげるといったとき、ロックを解除しなければならないという。
単純に回路切っちゃうだけって、思考回路も切っちゃってるでしょ。利用シーンをよく考えて実装して欲しい。まぁ、コストかかるのかもしれませんが、ゴルフプラスではいかなるときもドライバーは操作できていました。
室内灯がドアロックしてもつきっぱなしなのは、乗車時に室内からロックしたときも消えちゃうじゃん、という単純思考からつきっぱなしにしているのではないかと邪推。
【メーターパネル】
別掲記事でも書きましたが、これ、デザイナー不在ですよね?
スピードメーター/タコメーター周りの筒状のメーターカウル(?)に至っては、デザインの上で何を狙っているのやら全く不明です。
高級感は求めませんが、字体も緩くて玩具のディスプレイっぽい。
それと一番上にエコゲージとかいう非表示に出来ない常にチラチラと動くバーが鬱陶しく、そんなアホなものを表示するスペースがあるのなら、外気温を表示したほうがよっぽど安全に寄与します。
アイサイトの自車表示はブレーキランプの点灯状態が分かるのは良いです。追従走行していなくても、アイサイトがonで自車表示がされていればブレーキランプの状態が分かります。
【エアコン】
クーラーがとても良く効きます。広い室内などものともせず。左右独立の温度設定も後席の吹き出し口も8年前のゴルフでも備わっていたのでどうともありませんが、温度調節が物理ダイヤル式なのが良いです。しかもダイヤルにゴム(?)が巻いてあり、手袋をしていてもしっかりと回せます。
冬は手袋を使うこともあるので、これは良いです。
AUTOボタンとクーラーの最大風量ボタンが左右のダイヤルの中心に備わっているのも運転中は使いやすいです。暑いときはエンジンかけたら最大風量ボタンを押して、熱気がおさまったらAUTOを押せばよいので、温度設定を低くしたり戻したりしなくてすみます。
【ハンドル周り】
・ウィンカーレバー
10年以上左側にありましたが、アウトバックは右側。乗り換えてから何故か一度も間違っていません。車両右側に座って右手で方向指示をするというのが合っているのかも。
・シフトパドル
ハンドルと一緒に回るタイプでシフトレバーにはマニュアルモードへの切り替えのみでギアの選択は出来ないのでパドルで変速します。
マニュアルモードにしなくともダウンシフト(左パドル)は常時受け付けるので、エンジンブレーキが必要なときには便利です。ハンドルを持ったままでシフト操作が出来るのはなかなか便利ですね。
ということで、機能は充足している(カタログの装備一覧表では○が付く)けど、その使い心地は野暮ったいところが散見されます。
さんざん文句をいっている灯り関連もそうだけど、装備があって機能しているけど、質感が低く満足度は低い。
そういうのをスバルらしいなんて自虐的に喜んだりはしませんが、もしかすると代わりに車両本体価格の安さというメリットはあるのかも知れません。
それじゃあ安モンかというと、アイサイトによる安全性、利便性で帳消しに出来るどころか、補って余り有りです。
走行性能にもとくに不満がないので、ゴルフに戻る、ということは暫くは無さそう。