
18 第202回

「あっという間に、明日には週末を迎える今日この頃。皆さん、どうお過ごしでしょうか?」

「お疲れ様です!また来週〜とは、よく言ったもの」

「そう言えば、カレンダー的には3連休なんですよね(^^)どうすっぺ……」
さて

前回からスタートとなりました、模型講座第11回目。作りかけなので、いつもより少し工程が省略となっていますが、ご了承下さい(_ _)

青と白に塗り分けてあった、カウルなどに

デカールを貼っていき

トップコートを吹き付け

乾燥させたポイントで終了となった前回(^^)

待っている間に、エンジンやサス周りの組み立てを(^o^)と、言いたかったのですが、この状態まで組み付けてありました(爆)
ルノーRS6 V10

1989年から、エンジン供給の形で実戦投入されたルノーV10。

89年当時、F1エンジンでV型10気筒を採用していたのは、ルノーとホンダのみ。12気筒のハイパワーと8気筒のコンパクトさの、いいトコ取り的な中間的な存在でした。

ちなみに、世界初のV10エンジンはホンダの試作F1エンジンなんですよ( ^ω^ )

92年にそれまで、最強常勝であったホンダエンジンを、王座から引きずり下ろし、F1から一時撤退となる97年まで6年連続で世界タイトルを獲得する事になる、ルノーV10エンジン。名実ともに90年代最強のF1エンジンでありました。

そんなルノーV10に、色々と小細工したい気持ちはありましたが、実は仮組みした際にカウルの締まり具合が微妙で……

「昔、フジミのマクラーレン・ホンダMP4/6を買って、楽しく組んでいたんです」

「もうすぐ完成と、完成した姿を思いながら細かい部分まで手を入れていたのに……」

「まさかのカウルが閉まらない!!何をやってもダメ。そもそも、カウルの寸法自体がおかしく、エンジン&補機類を組んだ場合、間違いなく接触し閉まらないというもの(爆怒)」

「だいたい、日本GP仕様って書いてあるのに、延長されてないノーマルノーズだわ、リアウイングは、ドイツGP仕様っぽいし、前後のタイヤはイヤに細いし、根本的にカウルの造形がおかしく……」

「ただ、塗り分けラインなどは実車と同様であり、ステアリング周りなどの造形は見事の一言。オススメは出来ませんが、自身のある方は是非挑戦してみて下さい(^o^)」
話が逸れました。

今回は、筆でちょいと塗るだけに(笑)エキゾーストは、銀の上に薄めた金、薄めたメタリックブルーを重ね塗りしました(^^)

リアウイングを組み立てますが、一体成型になっており、FW16のポイントの一つであるブーメランウイングを取り付けるぐらいでした( ^ω^ )

ロスマンズロゴは、上下1枚づつの分割式。なるべく、ピタピタまで寄せて貼るのが綺麗に見えるコツです( ´ ▽ ` )

反対側にも貼っていきます。

フロントウイングを組み立てて。ボーテックスジェネレーターを整流板に接着するんですが、やはり重いのか少々強度に不安が……(汗)

ミラーに、デカールを貼り

バチバチ景気良く、部品を切断していき……

フロントサスペンションを組んでいきます(^o^)アーム類は、向きなどに気をつけましょう(^ν^)

こんな感じですね(笑)

ホイールのリムは、確か専用のデカールがあったハズなんですが、絶対に綺麗に貼れないので、今回は筆塗りで仕上げます(`_´)ゞ

そして、タイヤのロゴ。通常のデカールとは違うタイプの転写型。キットに付属されるデカールを貼っていきます(*'▽'*)

正式な貼り方を知らないので、独断で転写させてますが、指に少し水を付けてデカールの上から擦り……

ペロンと保護紙を剥がすと、こんな感じにタイヤにグッドイヤーのロゴが転写されます( ´∀`)

1つのタイヤに片側2枚づつ。反対側にも貼っていきます(´∀`)

いよいよ、合体となり、ラジエターなどを取り付けて……

カウルを閉めますが、やはり予想していたとおり締まり切らず(涙)

「とりあえず、当たる部分の部品を外して、今回はカウルを完全に固定式にしてしまう事にしました(爆)」

「カウルの開閉に執着していると、いつになっても完成しませんし、下手に弄ってぶっ壊したら今までの苦労が全て水の泡……」

フロントノーズ、前後のウイングを組み付けて、いよいよ最終段階(^O^☆♪

最終段階の前に少々休憩し(笑)

フロントのシールドを付けますが、説明書内では無塗装指示ですが、サンマリノGPでは白かった模様で……筆塗りし対応」

さすがはフジミと感心したのが、タイヤの組み付け。センターシャフトを通して、ブレーキを貫通し内部に仕込んであるポリキャップに固定する指示なんですが、実際はスカスカ状態で全く固定されず……」

フジミ仕様は、理解してますが(長い付き合いなので)いい加減、頭に来るので(笑)少し加工して対応しました( ´∀`)
そして

完成♪( ´▽`)

以前組んだ、フジミ製MP4/5と(^^)ちなみに、MP4/5もカウルは完全に固定式にしてしまいました(笑)

ただ、完成して眺めると、なかなか出来はいいですね〜(驚)新規金型で設計が新しいからか、自分の想像していたFW16そのものでした(笑)

やはり、タバコカラーにはタバコロゴは必需!多少高くても入手し、貼り付けた方が完成した際の満足度が格段に違います( ̄^ ̄)ゞ

まぁ、細かい部分を指摘すれば、「サンマリノGP仕様の割には……」と言う部分も正直ありますが……

MP4/6とは違い、胸をはってオススメ出来るフジミ製ウイリアムズ・ルノー FW16。

今回のお題は、バリバリ現役のキットで普通に販売されてますので、興味のある方は作ってみて下さいね(^^)

指定場所にバックオーライさせ

さすがに、もう入りませんな(笑)

世界一速い男が最期に見ていた、世界一速い景色。

完成したプラモデルを眺めながら、思いにふけるのも良いものです。

この世にレースが生まれて、ほぼ100年。人は何の為に走るのか?セナは何を求めて走るのか?答えは、すぐに出るものではなく、一つではないだろう。

F1は、それを探す旅でもある。
1994年F1総集編OPから

「長々と、お付き合いありがとうございました(^^)」